一口に人気の爬虫類…と言っても、人によって重視するポイントが違うのがこの業界のセオリーです。
なにしろ、こういったものに興味を示す時点で、そもそも特殊な趣味嗜好の持ち主ですw^^;
その拘りっぷりと言えば、まさしく千差万別!
好みなんて人の数だけあると断言できるでしょう。
好きな種は人それぞれ!と言うのが真理ではあるのですが、一応、人気種にはそれなりの理由(拘りポイント)があります。
大雑把に言えば、
・可愛い
・綺麗
・変わっている
・流通量が多い
・逆に流通量が少ない
・飼いやすい
などが判断基準になるようです。
特に女性であれば、可愛い、綺麗、飼いやすい、といった部分は無視できないポイントでしょう。
今回はそういった部分を判断材料にしつつ、女性人気の高い種について纏めてみました。
あくまで私の周りで良く上がる話をなんとなく統計すると、こいつらの名前良く聞くなぁ…と言う、ふわっとした評価でもありますので、場合によっては見向きもされない不人気種だった…とか、なんでコイツの名前が挙がってないの?? なんてこともありえますので、業界全体でみた人気の話と言うよりかは、女性や初心者に対してセールスポイントが分かりやすい種についての解説。。。ぐらいに思って読んでいただけたら幸いです。
女子におすすめ①!レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)
最早説明不要な鉄板種となった、レオパことヒョウモントカゲモドキは、男女問わず飼育人口の多い爬虫類です。
数多くの品種を選んで飼えるコレクション性や、飼育難易度の低さ、繁殖の容易さ、ハンドリングの適正など、
爬虫類の中では、特にペットとしての条件を満たしている優良物件です。
鉄板すぎる為に、マニアやベテランはあえて選ばない種でもありますが、トコトン追及する猛者が居るのもレオパの特徴です。
ブリーダーの名を冠するブランドがあるのも、改良が進んだレオパならではと言えるでしょう。
飼いやすさ、可愛さ、綺麗さ、この辺りの3つを満たしているのが、レオパが鉄板と言われる所以です。
ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)についての関連記事はこちら!
女子におすすめ②!ソメワケササクレヤモリ
画像引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki
レオパと同じ感覚で飼えるソメワケササクレヤモリも、女性人気の高い種類です。
レオパよりかは品種改良の速度は遅いですが、それでも爬虫類全体で見たらかなり進んでおり、様々な色合いが存在します。
見た目はレオパよりトカゲっぽいので、人によっては受け入れられないようですが、有名すぎるレオパはなんか嫌!
と言う人や、レオパよりもう少しトカゲっぽいのが良い。と言う人向けのヤモリです。
繁殖も容易なので、初心者でもオリジナル品種を作り出せる可能性は十分にあります。
女子におすすめ③!クレステッドゲッコー(オウカンミカドヤモリ)
レオパやソメワケと違い、こちらはヤモリらしいヤモリです。
品種改良もそれなりに行われており、自分好みの色彩をある程度選べる種類です。
この種の特徴は、何と言っても人工飼料が販売されている点です。
本来はなかなか餌付きにくい人工飼料ですが、クレスは臭いで餌を判別する能力が他の爬虫類と比べると高いので、すんなり食べてくれる個体も多いのが嬉しい点。
反面、完全にでっかいヤモリなので、無理な人には無理な種と言えます。
女子におすすめ④!ナメハダタマオヤモリ
2ヶ月間同じ屋根の下暮らしてきて初めてナメハダタマオヤモリちゃんハンドリングした!
かわいい!! pic.twitter.com/ExrsLOKtAA— 秋月 るり ʢ•̀رق•́ʡ (@hadanolovers22) October 14, 2019
輸入当初と比べて格段に安くなったとは言え、まだまだ高値安定のタマオヤモリ達。
安くても5万円程度はするタマオヤモリ達ですが、中でも女子人気の高いのは目玉がウルウルしているナメハダタマオヤモリ。
飼育の注意点などに違いはあるものの、飼育セット自体はレオパを飼う感覚と同じです。
見た目の愛らしさに加え、飼育難易度もそこまで高くない為に、女子だけではなく
マニアにとっても憧れの種だったりしますが、やはりネックはそのお値段。
品種の改良も進んでおり、だいぶ値崩れしたとはいえ、まだまだ、気軽にほいっと買える値段ではありません…
ショップや展示場で「可愛い」とは良く言われてますが、女性にお持ち帰りされる事は少ないです…
女子におすすめ⑤!フトアゴヒゲトカゲ
顎が太くて髭みたいな部分があるので、フトアゴヒゲトカゲ。なんとも安直ですが、和名は大体どんな種でもそんな感じですw
この種も品種改良がとても進んだ種で、飼いやすさ、美しさ、可愛らしさ共に持っている種です。
反面、トカゲ故か紫外線やホットスポットの設置などが必須で、初心者では匙加減が難しい部分もあり、最初の飼育では数か月~数年で死なせてしまう人も少なくありません。
様々な品種が作出されているので、自分好みの品種を選べるのはレオパなどと同じくこの種の強みです。
ヤモリやヘビでは、ある程度鉄板種と言うのがおりますが、トカゲとなると案外品種改良の進んだ種は少ないです。
レオパやソメワケみたいなヤモリではなく、トカゲが好き!な人に人気の種類です。
女子におすすめ⑥!ボールパイソン
ボールパイソンは、簡単に言えば100センチ~150センチ程度の小型ニシキヘビです。
と言ってもがんばって大型化させれば、最大で2メートルぐらいにはなりますが…
ニョロニョロした細くて早いヘビが嫌!と言う女性は多いので、ボテっとした見た目でそこまで高速移動しないボールは人気が高いです。
全身が真っ白な個体や、部分的に真っ白な個体、やけにパステル感のある個体など、ボールも色々な品種が作られており、値段も安価なノーマルから諭吉数人が吹き飛ぶレア品種まで様々です。
ニシキヘビではありますが、小型で普通のヘビ水準な為に、特定動物許可証も必要ない事から、
男女問わず、大きくて重量感のある蛇が好きな人には特に人気があります。
女子におすすめ⑦!コーンスネーク
ヤモリ界の鉄板種がレオパなら、ヘビ界の鉄板種はコーンスネークと言えます。
とにかく品種が多いので、カラフルな品種は特に女性人気が高いです。
赤や黄、白と代表的な原色を元に強弱が混じり合い、そこに模様も加わるので、コーンの品種に関してはとてもじゃないけど追いかけきれません…
そのぐらい色々な色彩が売られている種族です。
専門店でなくとも、アルビノやアネリなどの流通量の多い色違いはホームセンターや総合ペットショップの片隅で売られている事も多いです。
コーンの色違いは、もはや多すぎて、色違いと言っていいのかわかりませんが…
コーンは、ヘビ飼育の基礎を学べる鉄板種です。
女子におすすめ⑧!カリフォルニアキングスネーク
コーンと双璧をなすペットスネークの代表ですが、一般認知度ではまだまだコーンには及びません…
ですが、やはりこちらもコーンと同じく様々な品種が作られており、コレクション性やカラフル感では負けておりません。
コーンと比べて目立つのは、その食事に対する貪欲性。
ヘビ飼育でありがちな拒食を起こし辛いのは、ペットとして見た場合大きなプラスポイントになります。
頭が三角ヘッドになりがちなヘビ達と比べて、頭部は首にくびれが少なくやや丸味を帯びているので、可愛らしい顔つきになるのも女性人気が高い理由の一つです。
餌付きが良いのでトラブルも少なく、初心者には特にお勧めできる種類です。
カリフォルニアキングスネークについての関連する記事はこちら!
女子におすすめ⑨!ラフグリーンスネーク(アメリカアオヘビ)
ヘビを飼いたい!となったら、避けては通れないのがネズミやカエルと言った、動物性の餌が上げられます。
ラフグリーンスネークも動物性の食物を取るヘビではありますが、このヘビの特徴は虫しか食べない点。
ヘビ自体は平気でも冷凍マウスを与えるのが無理!!と言う女性は多いです。
いやホント、蛇を恐れない女子って意外と多いんですが、それと同じぐらいマウスの死体(冷凍)はマジで無理!!って人も多いんです…
ラフグリーンスネークはそんな人の強い味方です。
マウスは無理でもコオロギなら食わせられる!って人にお勧めです。
名前の通り、全身がビビッドな明るいグリーンなので、色彩的に美しいのも女性にお勧めできる点です。
値段も精々5000円~と安価なので、気軽に手を出せるヘビですが、多くのヘビが夜行性で紫外線を不要とする中、
このヘビは弱いUVライトを使う必要があり、また昆虫食の為に給餌感覚も頻繁になりがちなデメリットもあります。
初めてヘビを飼う人には難易度が1段階高くなるヘビなので、初心者には手放しでお勧めできる種ではありませんが、
マウスが無理だけど蛇を飼ってみたい初心者に向けた種としては、真っ先に上げられる種となります。
女子におすすめ⑩!ベルツノガエル
何でも食べてでかくなるベルツノガエルも、カエル好きな女子に人気があります。
カエルと言うカテゴリ自体が手間暇のかかる種類なので、手放しでお勧めできる物ではありませんが、
ベルツノガエルは安価で入手しやすい上に、色彩豊かで、飼い方次第ではある程度の手抜きもできます。
特に♂は♀の半分程度にしかならないので、小型を好む人の♂需要が高いです。
反面、なんにでも飛び掛かかるので、下手すると手を噛まれる危険もあります。
ツノガエルに噛まれると、顎の力が強く、上顎にはびっしりノコギリみたいな歯があるので、かなりの出血ダメージを伴います。
安価で入手しやすく、飼育もし易い反面、油断のできない種となります。
女子におすすめ⑪!イエアメガエル
画像引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki
通称イエアメ。
ベルツノと同じく安価なカエルの代表ですが、こちらは樹上種(ツリーフロッグ)なので、カエルは好きだけどツノガエルはコレヂャナイ感がパナい!
と言う、日本のアマガエル的なカエルが好きな人にお勧めできるカエルです。
安い時には子ガエルが1000円前後で売られたりしている為、初心者でも手を出しやすいカエルです。
(平均は3000円前後)
12センチ程度になるので、最終的には結構な迫力をもったカエルになります。
ブルーと呼ばれる品種もおりますが、これらは養殖された子ガエル特有の青さなので、成長に伴い緑色になってしまう事が少なくありません。
イエアメガエルの飼育方法!値段や必要なもの、餌の種類、寿命や注意点を徹底解説!
女子におすすめ⑫!アメフクラガエル
見た目の愛らしさや、饅頭にちょこんと手足が生えた様な奇抜な容姿で、ちょこちょこ動く姿が女子のハートをぶち抜いてしまい、カエルの中では特にアイドル的な女子人気のあるカエルです。
人気は確かに高いのですが、地中性の生態なので普段は姿が拝めず、かつ特殊な生態をもつ極めて難易度の高い種となります。
現地でも繁殖期以外には捕獲出来ない為、流通も極端で、ガー!と大量に入荷してその後は全く姿をみかけない…と言う種です。
その特性上、どんなに欲しくても、居ない時にはどこを探しても見つかりません…
値段は平均して1万円前後ですが、スキンシップもできず、飼育中に姿も拝めない種類となりますので、人気の高さに反してお勧めはできません…
そもそも長期飼育の事例が少ない種類となり、飼育方法自体も手探りな、極めてベテラン向けの種となります。
どうしても欲しい!となった場合には、そういう厄介者であることを念頭に入れておきましょう!
女子におすすめ!爬虫類のペット まとめ
女子人気の高い種類はこんな所でしょうか?
冒頭でも述べましたが、あくまで私の周りの話となってしまうので、イマイチ信ぴょう性に欠ける人気ではあるのですが、
ペットとしてお勧めできるポイントとできないポイントは、ざっくり解説してみましたので、もしも興味が出た時には具体的な飼育方法と合わせて事前に確認することを推奨いたします。
この記事が少しでもお役に立てたのなら幸いです。
爬虫類や両生類に関する逸話や迷信!カエルやヘビなどにまつわる話は意外と多い!