ミツヅノコノハガエルの飼い方!販売値段から飼育環境まで詳しく解説!

カエル

ミツヅノコノハガエルは、その名の通り、三つの角があって、木の葉に擬態しているカエルです。

極めて精巧な擬態で自然界では見つけ辛く、擬態の好例として良く取り挙げられます。

 

凶悪な目つきに長い角、ツノガエルほどではないにしろ大型になり、かつ、カエルとしては、珍しく、
可愛いではなく、カッコいいと言う言葉の方が似合う生き物です。

 

まぁ、人相が人相なので、凶悪…と言う表現の方が近い気がしますが…

見た目も性質も尖がっているカエルなので、非常に人気が高いです。

今回はそんな、ミツヅノコノハガエルについて解説してみたいと思います。

 

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ミツヅノコノハガエルとは?特徴や生態について

 

ミツヅノコノハガエルとは?特徴や生態について

画像引用元:http://www.asahi.com/area/aichi/articles/MTW20181106241690008.html

 

ミツヅノコノハガエルは、名前の通りツノが3つあるコノハガエルです。

インドネシア、シンガポール、マレーシア等の林床に生息する、地表棲のカエルです。

 

泳いだり木に登ったりすることは苦手で、もっぱら地面でじっとしている事の多いカエルです。

眼の上2つに、鼻の先と、かなり尖ったツノがあり、コノハガエル属の中のみならず、ツノガエル類と比較しても、かなり長い角が発達します。

 

角とは言え、そう見えるだけで実際は皮膚の一部な為、刺さったり折れたりはせず、触ると柔らかく、ケース壁面に突撃すると、一時的に鼻の曲がったピノキオみたいな愉快な姿を見せてくれますw

 

名前にコノハ(木の葉)とある様に、コノハガエルに属するカエルで、林床で落ち葉に擬態しつつ獲物を待ち構えるカエルです。

別名はナスタコノハガエル

 

学名のegophrys nasutaから取られている様ですが、最近はあまり聞きません。

爬虫類関係者であれば、ナスタと言われたら、「ああ、ミツヅノの事ね…」と概ね通じますが、それでも若い人では通じないかもしれませんw

ミツヅノコノハガエルの雌雄

ミツヅノコノハガエルは、コノハガエルとして見た場合かなりの大型になります。

特にメスは大きく、鼻の先の角まで計測したら15センチを超える個体も少なくありません。

反面、オスは1回り~2回り以上小さく、7センチ~10センチ程度にしかなりません。

ミツヅノコノハガエルの値段

 

ミツヅノコノハガエルの値段

 

おおよそですが、値段は5,000円~20,000円程度になります。

例によって、その年の入荷状況や流通量、サイズで大幅に変動します。

特に大型のメスは高額になりがちです。

購入時の注意点

カエルなので通販も可能ですが、輸送時に鼻先や目の上にある角をすりむいてしまう事が少なくありません。

角部分だけが、極端に黒かったり灰色になっていたりしたら、ぶつけた証拠です。

 

さらに進むと腐り落ちて、そこから細菌感染を起こし死亡します。

ショップで直接見て買った方が良いタイプのカエルですが、その時でも角部分がキチンとついているか?すりむいた跡がないか?などは入念にチェックしましょう。

 

可能であれば、目の前で餌を食べるかどうか、実演してもらうのも一つの方法です。

入荷して時間が経っている状態の良い個体では、人を恐れず目の前でバクバク食べる事は多いです。

 

神経質な個体や体に難がある個体は、餌付きが非常に悪いです。初心者には不向きな状態や性格なので、避けた方が良いでしょう。

ミツヅノコノハガエルのオタマ

 


渓流の岩や流木の下に卵を産む為、水質に五月蠅い上に、食事は水面に浮いた微細な有機物を、漏斗状の口でこしとって食べる、稀有な形態のオタマとなります。

(水面の餌しか食べないカジカガエルのオタマ…みたいなイメージです…)

 

国内では出回る事はまずなく、特異な食事方法から飼育もかなり難しいタイプのオタマになります。

ベテランでも、面倒で匙を投げるオタマなので、飼育はお勧めできません…

とは言え、自分で繁殖させない限り、まず国内での入手は不可能です…

ミツヅノコノハガエルの飼育に必要な設備

 

ミツヅノコノハガエルの飼育に必要な設備

 

・プラケース(中サイズ~大サイズ)

・床材(黒土や赤玉土、ソイル、ミズゴケ等)

・保温機材(フィルムヒーター等)

・水入れ

・シェルター(爬虫類専用の物や倒木など)

最低限こうした物があれば、飼育可能です。

プラケース

オスであれば中サイズでも飼えなくはありませんが、メスではそれ以上が必要になります。

ほとんど動かず、機動性は低いカエルですが、水入れやレイアウトを考えると、オスでも中サイズでは手狭です。

できれば大サイズ以上を使用して、ある程度カエルが好きに居場所を決められる底面積があるケースを選びましょう。

 

 

床材

林床にいるカエルなので、床材は必須です。

黒土や赤玉土、アクアソイルなど色々ありますが、個人的には保湿力がある黒土をベースに敷き、一部にミズゴケを使った飼育がお勧めです。

 

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土は握って軽く団子になるぐらいの湿り気を維持しましょう。

厚さは、最低限カエルの体高と同じぐらいあれば問題ありません。

 

ミズゴケはそのまま黒土に乗せても良いですが、浅くて広いタッパーに入れて使うと痛み難く、餌昆虫も逃げ込み辛くなります。

枯れ葉を数枚入れておけば、それに擬態している関係からかなり落ち着きます。

 

入れすぎると餌昆虫が逃げ込む絶好の隠れ家になってしまう為、数枚程度にするのが肝です。

導入直後は神経質な個体も居ますが、完全に人間との生活に慣れてしまえば、葉っぱが無くても気にしない奴も多いです。

保温機材

ケースの底に敷くフィルムヒーター(パネルヒーターやシートヒーター)が一般的ですが、床材を厚く敷きすぎると保温が表面まで行き届かず、地表を生活の舞台としているミツヅノコノハガエルには効果が無い場合もあります。

オーバーヒートを避けるために、ケースの半分から三分の一程度にしか敷けないのも、多くの生き物と同様です。

 

一番お勧めなのは、爬虫類専用の温室や観葉植物の温室を使った間接暖房です。

ミツヅノコノハガエルだけを飼うのであれば高い買い物となってしまいますが、他にも多くの生き物がいるのであれば、個々にヒーターを準備するより、はるかに安上がりです。

水入れ

泳ぐ事があまり得意ではない為、必ず浅めの容器を使いましょう。

全身が無理なく浸かれて、簡単に出られる深さの物を使用します。

浅くて広いタッパーや、大型爬虫類用の水飲みなどが最適です。

 

 

シェルター

林床で木の葉に擬態しているカエルなので、不要な事も多いですが、いつまでもウロウロしていたり、飛び跳ねたりしているのであれば、倒木や爬虫類専用の物を使ってみましょう。

カエルの全身が隠れられる物であれば、植木鉢の破片等でも利用可能です。

 

 

ミツヅノコノハガエルの餌

 

ミツヅノコノハガエルの餌

 

ミツヅノコノハガエルの餌は、基本的に地面を歩く虫です。

・コオロギ

・デュビア

・レッドローチ

こうした餌昆虫の定番なら大体利用可能です。

野生下ではミミズなども食べているようですが、釣り具屋で売っているミミズ(キジ)は利用してはいけません。

 

カエルの体にはNGとなる薬効成分が入って居る為、調子を崩してしまいます。

ミミズを与える場合は、ドバミミズと呼ばれる太くてテカテカしている奴がお勧めです。

 

また、ミミズに似ているからといって、ジャイアントミールワームを使うのもNGです。

表面が硬く、消化し辛い上に強力な顎で胃を破かれてしまう事もある為、カエルにジャイミルを与えてはいけません。

餌の与え方

慣れればピンセットからも食べますが、基本はばら撒いて与える事となります。

地面を意識している事がほとんどなので、上から来る餌を好みません。

 

ピンセットで与える時は前足の足元付近で動かしましょう。

飛び掛からず、下の粘着力だけで捕らえる事も多いので、無理なく引っ張れるサイズの餌を与えましょう。
(大体カエルの頭の半分ぐらいのサイズ)

 

1週間で3匹~4匹程度を目安に与えましょう。

同じ餌ばかりでは栄養が偏るので、両生類用のサプリメントを使ってやりましょう。

 

また、コオロギはカエルを襲う事もある獰猛な虫です。

ミツヅノコノハガエルは吸盤がなく、襲われても壁面に逃げられない為、30分~1時間しても食べない時には、取り出しておきましょう。

 

夜行性で暗い方が餌付きが良い為、バラ撒き給餌をするのであれば、消灯前に軽く霧吹きをして、デュビアやレッドローチを入れておきましょう。

ゴキブリはコオロギ各種と比べて、好まれない事もありますが、襲われる心配がなく安心です。

ミツヅノコノハガエルの日々の管理

 

ミツヅノコノハガエルの日々の管理

 

ウンコを見かけたら必ず取り除きましょう。

特に水入れでやられていたら猶予はありません。

 

そのまま水入れを再利用したら、細菌やアンモニアが増殖しているため即、死に繋がります。

汚い水に触れると、カエルは簡単に死にます。

 

特に、綺麗な環境で生きているミツヅノコノハガエルは、汚い物に対して敏感です。

床材も、日々ウンコや小便、各種の老廃物で汚れて行きます。

 

3週間~4週間ぐらいで全て取り換え、ケースもキチンと消毒しましょう。

消毒には熱湯消毒が一番効果的ですが、いきなり熱湯を注ぐと、薄いプラスチックケースでは割れたり、専用ケースでも接着面が剥がれたりします。

 

安定二酸化塩素やアルコール、次亜塩酸ナトリウムなどを主成分とした消毒薬を使うと、そうしたトラブルを防げます。

薬品を使った場合は、十分に真水で洗い流してから使いましょう。

ミツヅノコノハガエルの寿命

飼育下では平均して5年~7年程度で死なせてしまう人が多いですが、キチンと飼えば10年以上生きます。

出回る個体の多くはWC(野生採集)個体で、正確な年齢はわかりませんが、それでも、お迎えしてから5年以上は生きると思って良いでしょう。

ミツヅノコノハガエルの飼育や値段について まとめ

 

まとめ

 

ミツヅノコノハガエルの飼育に関してはこんな所でしょうか?

神経質な個体も多いので、手放しで初心者にお勧めできるカエルではありませんが、慣れれば、多くの地表性カエルと同様に飼いやすい種でもあります。

 

最初の導入時が、最も難易度が高い状態と言えますので、まずは良好な状態の個体を手に入れましょう。

運送にも弱く、けしてお勧めできる種とは言えませんが、人気も高く安定して売れるので入荷自体はそこそこあります。

 

1度失敗したら、次のチャンスがいつになるのかわからない!

なんてレア物ではない為、どうしても飼いたい場合は、失敗にめげず、リトライしてみましょう。

この記事が少しでもお役に立てたのなら幸いです。

 

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