アフリカツメガエルの飼い方!オタマジャクシ時代から寿命まで詳しく解説!

アフリカツメガエル

アフリカツメガエルは、カエル飼育の中でも最も簡単に飼えるカテゴリの1つ、水棲カエルになります。

カエルとしては珍しく、人工飼料にも簡単に餌付き、安価で管理も容易な事から、初めてのカエル飼育となる場合は特にお勧めできるカエルです。

 

反面、独特な形状と生態を持つオタマはかなり扱い辛く、成体とは異なり難易度が跳ね上がるため、初心者にはお勧めできません…

今回はそんな、オタマとカエルで飼育難易度ががらりと変わる、アフリカツメガエルについて解説いたします。

 

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アフリカツメガエルの生態や特徴

 

アフリカツメガエルの生態や特徴

画像引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki

 

アフリカツメガエルは、完全な水棲で生涯を水中で過ごすカエルです。

陸に上げると歩く事もままならいぐらい、水中生活に特化した形をしていますw

 

その為、飼育の設備も熱帯魚を飼う様な感覚でセットします。

カエルとしては嗅覚も鋭く、またカエルとしてみた場合、珍しい事に虫や甲殻類以外に水草なども食べる雑食です。
(と言っても、肉食傾向の強い雑食です)

 

遊泳に向いた流線形のフォルムをしており、5本ある後肢の指のうち内側の3本(人間なら親指~中指)に、爪状の角質層がある為、ツメガエルと呼ばれます。

 

あくまで爪状の突起であって、生物的には爪とは呼べないものの、爪っぽいのでツメガエルなのです…

(角ではなく瞼の皮膚なのに、見た目が角っぽいからツノガエル!みたいな感じですw)

 

サイズは5センチ~13センチと振れ幅が大きく、オスの方がかなり小さいです。

(オスはメスより二回り以上小さいのがデフォです)

アフリカツメガエルの生息地

 

名前にアフリカとある様に、南アフリカが原産国です。

世界各国で増やされ養殖されている為、野生の個体が日本で出回る事はほぼありません…

アフリカツメガエルは実験動物

アフリカツメガエルは、ペットとしてではなく、実験動物として有名なカエルです。

マウスやモルモットの様に、研究の現場で重宝される生き物です。

 

飼育に加えて産卵も容易な為、カエル本体より卵が発生の実験などで良く使われます。

その為、キチンと育てたアダルトサイズのみ需要が高く、オタマやベビーサイズは捨て値で販売されがちです…

アフリカツメガエルと養殖業者

 

アフリカツメガエルと養殖業者

 

実験では親個体のみが必要なものの、研究の現場でそんなもんをイチから育てるのはとても生産効率が悪い為、飼育がし易いとは言え、多くの研究機関では既に必要サイズに育った親個体を、専門の養殖業者から仕入れるのが基本です。

 

養殖業者であっても、まともに産卵する親へと仕上げる為にはそれなりに時間を要する為、常に品薄状態だった事から、一時期、副業としてこのカエルの養殖が注目され、アマチュア養殖業者が爆発的に増えましたが、いくら飼育が簡単とは言え、それは1匹2匹の話です。

 

大量」に、しかも「長期間管理」して、「キチンと産卵に耐えられる個体」を「沢山作り続ける」のは素人には難しく、初期投資を回収できるような人は一握りです…

薄利多売で利益を出すタイプの商売なので、広い範囲で大量に育てないと手間暇や経費がかさむだけで、利益になりません。

 

アフツメの養殖はまともな金額になるサイズとなれば、1匹辺りの出荷に時間がかかり、かつクオリティも求められる、かなり面倒で採算が合わない商売です。

 

繁殖できるまでに1年半はかかり、アダルトサイズが慢性的な品薄である為、アフリカツメガエルの養殖は未だに副業として紹介される事もありますが、素人が利益を上げられるものではない為、迂闊に手を出すのは止めておきましょうw

 

1年以上の時間をかけて育てた親個体を、業者に数百円で買いたたかれるのがオチです…

(産卵に耐えられる親で業者が売る値段が、おおよそ1匹1,500円前後からです。当然それより安く買いたたかれます)

それさえもマシな方で、多くの場合は発育不良で買い取りさえしてもらえないでしょう。

ベビー時~ヤングサイズの育成が悪いと、産卵に耐えられるまともな親に育ちません。

 

扱いに困ったアマチュア業者がそこいら辺へとカエルを捨ててしまい、国内の一部では定着してしまった所もあります。

 

アフリカ原産とは言え、凍結しない限り越冬も可能なタフなカエルなので、要らなくなったからと捨てれば、ブラックバスの様に定着してしまいます…

 

ただ、タフとは言えカエルなので環境の変化には敏感なのか、一時的に増加がみられても絶滅してしまうケースも目立つ様です。

※利根川水系や浜松市でも確認されたものの、今では絶滅したと考えられ、現在では和歌山県の一部で定着が確認されている様です。

アフリカツメガエルの値段

 

アフリカツメガエルの値段

 

ポコジャカ増やされていて、小さい時ほど需要が無い為、餌用として一山いくらで売られていたりもしますが…

概ねベビーサイズが1匹200円~500円の間で売られているようです。

 

ノーマル以外にも、ホワイトやアルビノと言った品種改良個体もおり、若干高くなる傾向にある様ですが、数十円~数百円程度の差となり、値段に大きな差はありません。

 

即繁殖可能な親個体でも1,500円程度から売られています。

(アダルトサイズはペット屋で探すより、専門業者のHPで探した方が入手し易いです)

アフリカツメガエルのオタマジャクシ

 

アフリカツメガエルのオタマジャクシ

 

アフリカツメガエルのオタマは、ぱっと見、ナマズの仲間の様な形をしており、髭まであります…

独特な風貌なので、オタマからの飼育も楽しめれば良いのですが…

 

アフツメのオタマは植物性プランクトンを濾過して食べる難物なのです…

どういった餌を、どうやって与えるのか?

と言うと、

・スピルリナ
・クロレラ
・粉末状に砕いたグリーンピース…等々、

こうしたものを水中に溶け込ませて与えるのです…

与えすぎたら死にますし、少なすぎても育ちません…

 

うっすらと水全体が緑色になる位に与えるものの、これが数時間でピカピカの水に戻るぐらいの分量を与えなくてはなりません…

オタマの大きさや数、水の量で投入する餌の量も変わる為、かなり調整が面倒ですw

 

基本的に流通するものではない為、自分で増やすか、業者からわざわざ購入しなくては入手の機会もありませんが、どうしてもオタマから飼ってみたい!と言った理由がない限りはお勧めできません…

アフリカツメガエルの飼育に必要な物

 

アフリカツメガエルの飼育に必要な物

 

アフリカツメガエルは、基本的に入れ物と水だけあれば飼育可能です。

念のため中和剤とサーモとヒーターなどの保温用機材も用意しておけば完璧でしょう。

・プラケース(中サイズ~大サイズ)

・塩素中和剤

・サーモスタット&ヒーター(無くても飼育可能)

プラケは専用の物でなくとも、一般的なプラケースで十分飼育可能です。

 

オス1匹であれば中サイズでもギリギリ飼えますが、メスでは手狭となるため、大サイズ以上を使用しましょう。

 

熱帯魚感覚で飼うカエルなので、大型の水槽などを利用すれば多頭飼育も可能です。

そのままでも大丈夫な事がほとんどですが、念のため、水道水はカルキを中和して使った方が無難です。

 

また、必ず蓋をする必要があります。

意外とジャンプ力があり、水中からスカッドミサイルの如く飛び出し、そのまま床の上で乾燥自殺する事があります…

水深

水は、カエルの体高の2倍ぐらいあれば最低限の飼育が可能ですが、理想は立ち上がって無理なく顔を出せる程度の深さです。

水に溶け込んだウンコや小便、各種汚物等の濃度が濃いほど、自家中毒のトラブルを起こしやすくなる為、水の量を多くとればその分薄まり、水換えまでの猶予が持てます。

(どんなに水が多くとも、汚い事に変わりはないので、ウンコを確認したら水換えをする必要はあります)

 

水深の限界値は立ち上がって無理なく顔を出せる程度の深さとなる為、横幅の広いケースを利用して水の総量を増やすと安心です。

アフリカツメガエルの餌

 

アフリカツメガエルの餌

 

アフリカツメガエルは嗅覚がカエルとしては発達しており、専用の人工飼料を放り込むだけで、魚の様に食べてくれます。

アフツメ用の専用フード以外でも、

・コオロギ

・デュビア

・肉片(ささ身やムネ肉など脂身の少ない物)

・魚類(金魚やドジョウ)

・甲殻類(川エビやカニ)

・熱帯魚の餌(大型肉食魚用などの、主成分が動物性であればなおグッド)

・冷凍アカムシ

こうした物が利用できます。

これ以外にも多くの動物性食物を利用可能ですが、一番お勧めなのは、やはりアフリカツメガエル専用フードです。

それだけ与えていれば栄養のバランスも良い為、専用フードを与えて居るのであれば他の餌は不用です。

餌の与え方

無理なく食べきる量を、適当に放り込むだけで食べてくれます。

軽く動かしてやると反応も高くなりますが、ほうって置いても臭いで感知して食べてくれます。

 

与えすぎても良くないので、2日~3日に1度、やや食べ残す程度を与えるか、毎日少量を与えましょう。

フード類以外を与える場合は、頭の半分ほどの大きさの餌を1度に1匹程度を目安に与えましょう。

 

動く物しか餌として認識できないカエルがほとんどの中、肉片や死骸など、動かない物でも食べてくれる為、カエルとしては破格の飼いやすさを誇ります。

この辺りの管理のしやすさも、実験動物として重宝される理由の1つです。

 

1~2時間しても餌が残っている様なら取り除いて、次の日には水換えをしてやりましょう。

ウンコや小便だけでなく、食べかすなども細菌の増殖を招く要因になるため、必ず清潔な環境を保ちましょう。

夏場の管理

やや低温を好む為、23度ぐらいがベストの水温になります。

とは言え、あまり厳密にならずとも、人間が快適に暮らせている温度を維持していれば特に問題ありません。

30度を超える様な高温は望ましくない為、常にそうした水温になってしまうのであれば、ケースの置き場所を変えたり、朝夕に必ず水換えをするような、一時的に冷やす工夫も必要になります。

冬季の管理

都内など、平均的な国内の気温であれば無加温で飼育可能です。

ただ、冬場は代謝も落ちて消化力もない為、基本的には餌を与えない、水換えだけをする飼育になります。

キチンといつもどおりに飼育したいのであれば、サーモスタットを用いて保温管理しましょう。

23度~25度ぐらいに設定しておけば、他の季節と同様に餌を与える事が可能です。

毎日の管理

可能であれば、毎日水換えをしましょう。

カエルは汚い環境に弱く、ちょっとした汚れで調子を崩してしまいます。

 

アフツメは汚水に強いなんて話も聞きますが、間違いです。

ほかのカエルと比べたら少しはマシなだけで、私からしたら大差ありません。

 

なので、投げ込み式フィルターを使ったろ過もお勧めしません。

投げ込み式フィルターは汚物を回収しても分解はしません。アッと言う間に細菌の温床となります。

 

雑菌による細菌感染や、自分の汚物を皮膚から吸収してしまう自家中毒は、カエルの死因の大半を占める王道トラブルで、アフツメにも当然該当します。

衛生管理が健康管理に直結している、と言っても過言ではありません。

 

魚の様に飼うカエルですが、全く同じ飼い方をするのはNGです。

ろ過装置も、汚物を分解するバイオフィルターを使っている物であればある程度信用できますが、ただの浮遊物回収にしかならないフィルター(ウールマット等)のみはNGです。

 

いずれにしても数日に1度は定期的に水換えをした方が健康を保てます。

完全にろ過装置を取り払い、メンテナンス効率を上げて毎日水換えをした方が確実です。

アフリカツメガエルって多頭飼育も可能!?

 

アフリカツメガエルって多頭飼育も可能!?

 

カエルは基本的に1ケース1匹が原則ですが、アフツメは臭いで様々な物を感知できるカエル故に共食いが起こり辛く、多頭飼育が可能です。

 

サイズ差があり過ぎると食べられてしまうので流石にベビーとアダルトを同じケースでは飼えませんが、同サイズなら特に問題ありません。

とは言え、増えすぎればその分水を汚して管理の手間もかかる為、特別な理由がない限りは1匹づつ飼った方良いでしょう。

 

ウンコをしたから水を換えたのに、数分後にはもう片方がしてしまいやり直し…なんてケースはザラに起こりますw

なので、特別な理由がない限りは1匹づつ飼う事を推奨します。

アフリカツメガエルの寿命

10年~20年は生きると言われております。

個体によっては25年生きた記録もあるようです。

アフリカツメガエルについて まとめ

 

まとめ

 

アフリカツメガエルについてはこんな所でしょうか?

アフツメは、カエル飼育の難所である湿度維持や脱皮不全問題がなくなる水棲種なので、トラブルが少なく非常に飼いやすいので、初心者にお勧めできるカエルです。

 

ただ放り込むだけで人工飼料を食べてくれる事からも、ペットカエルとして見た場合は他のカエルより遥かに飼育しやすい優良物件です。

 

餌用のショボいカエルや実験動物とディスらず、ペットカエルとして見た場合は破格の性能となりますので、もしもカエルを飼ってみたい!と思ったのなら、アフリカツメガエルを試しに飼ってみるのはどうでしょうか?

この記事が少しでもお役に立てたのなら幸いです。

 

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