カリキンを増やそう!繁殖方法について!オリジナル品種も夢ではない?

ヘビ

カリフォルニアキングスネーク!

略してカリキン!

 

手元にアダルトサイズまで育てたペアが居たり、いきなりアダルトで購入した場合、繁殖を視野に入れる方は多いと思います。

実際、増やされまくっていると言う事もあり、カリキンはかなり養殖しやすい蛇です。

それにノーマル×ノーマルなのに、産まれた子供はいきなりアルビノ!なんてこともザラなんです。

そこで今回は、カリキンの自家繁殖について解説してみようと思います。

 

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カリキンの繁殖方法

 

雄雌の判別方法

 

まずは最初の一歩!

カリキンの場合は成熟した個体の尾をみれば、簡単に判別可能です。
雄の方が明らかに太く長いです。(蛇の尻尾は排泄口より先の部分を指します)

 

慣れないと解り辛いですが、見比べれば明らかな差異が確認できますので、どっちが雄でどっちが雌かわからないけど、尻尾の感じがそれぞれなんかチガウ!

と言う事がわかれば問題ありません。

実際にカップリングした時に雌の首筋に噛み付いて上に乗った方が雄なので、改めて覚えておきましょう。

 

専門店などに行けば雌雄判定する為の棒(プローブ)も売っていますが、排泄口に入れてその深さで雌雄を判定する物ですので、慣れないと上手くできずに内臓を傷つけてしまう恐れもあります。

キチンと事前に判定したい場合は、蛇の雌雄判定になれている専門店か、病院に頼んでみた方が無難です。

カップリング適齢期


まずは大前提! きっちり育った雌雄が必要!

 

おおよそですが子供サイズで購入したカリキンの場合、大体雄は2年ぐらい。

雌は3年ほどで繁殖可能になります。

ただ、ここで重要なのは年齢ではなく、サイズです。

 

大体2~3年もあれば、繁殖可能なサイズになっていて内部的にも成熟している事からの平均目安ですので、歳だけとっていても、サイズが小さくひょろひょろだった…なんて場合はNGです。

またそのぐらいの年齢を迎えても1メートル前後まで育っていない場合は、育成に失敗している可能性もあります。

 

カップリングする個体は、

1・雄の年齢は2歳以上。雌の場合は3歳以上
2・1メートル前後のサイズまで育っている

この2点をクリアした個体かどうかで判断します。

 

雄の場合はやる気さえあれば、少々小さいサイズでも交配可能ですが、雌が小さい場合は運よくカップリングが成立しても、受精率の低下、孵化率の低下、果ては卵詰まり等のトラブルとロクな事になりませんので、無理は禁物です。

繁殖の条件


繁殖の為の条件は、冬眠

 

手元に条件を満たしている雌雄が揃っており、冬が到来したのなら来春の繁殖に向けて準備に入ります。

爬虫類の繁殖と冬眠は密接に関わっていて、冬眠をする地域に住んでいる蛇の多くは冬眠明けに繁殖のスイッチが入ります。

 

カリキンの場合は養殖が盛んな事もあり、必ずしも必要な作業ではなくなっておりますが、やった方が成功率は高まります。

 

大体12月~4月の間のどこかで、2ヶ月~3ヶ月かけて行います。

準備は1ヶ月ほど前から始め、まずは餌を止めます。

1ヶ月ほど餌を抜き糞も出し切った辺りで保温をやめて、1週間ほどかけて少しづつ寒い所へとケースを移動させます。

机の下や玄関など、暖房が行き届かない場所の室内ならどこでも良いでしょう。

この時、ケースの中はウッドシェイブなどの床材をいつもより厚めに敷き、倒されない大きさの水飲みを入れて起きます。

そのまま春まで放置!?でもかまいませんが、月に1回ぐらいは水の減り具合を確認して、倒されたりしていたら床材ごと交換してやりましょう。

2ヶ月ないし3ヶ月の冬眠期間を終えたら、また1週間ほどかけて通常の飼育温度に戻します

そこからさらに数日経過したら、餌を与えてみましょう。

普段より小さめの餌を少なめに与えて、キチンと消化できるか確認します。

元気に食べて消化するようでしたら、いつもの量に戻してOKです。

何度か餌を与えると脱皮しますので、いよいよもって繁殖スタンバイとなります。
この時、雌の剥けた皮は捨てずにとって置きます。

カップリングの際、全く無反応な雄でも雌の皮を入れると、とたんに繁殖のスイッチが入る個体がおりますので…。

カップリングの難関


カップリングは命がけ!?最大の難関!

 

普通の蛇であれば、準備のできたペアをそのままポンと放り込んでしばらく放置するだけで良いのですが、相手はカリキンです。

蛇食いの蛇です。パートナーを食す恐れがあります。

 

カップリングの際には、必ず付き添う様にしましょう。

2匹を放り込んで少しすると、雄にやる気があるなら、首をカクカク動かして雌を追尾し始めます。

 

雌の首筋当たりにガブリ!と雄が噛み付いて、全体的に身体を寄せる様な動きをしているのなら続行です。

ですが…

ガブリ!グルグル!!と、一点集中型の様相を呈したら、即水入りです!餌認定されております。"(-""-)"

 

通常では全工程で3時間程度ですが、私の元では12時間ほど続けたケースもあります。

24時間続ける種類などと比べたら短時間ですが、離れた後は すかさず取り上げないと、またしてもパートナーが食される危険に晒されます。

 

蜘蛛やカマキリなどの中には、これから産卵する雌の為に自らを栄養源として捧げる雄もおりますが、カリキンの場合は得にそんなこともなく、雄が雌を食したりもしますので…

 

「なんのために交尾したんだよ!お前は!」

と言う突っ込み必死の残念案件になってしまいます。

必ず時間のある日に試しましょう!?

産卵から孵化まで


卵の管理! 産卵から孵化まで

 

カップリング後、1ヶ月ほどすると雌の腹が明らかに膨れてきます。

この時期は急激な食欲の増加が見られますので、食べるだけ与えてもOKです。

 

産卵直前になると食べないケースも多いですが、そのまま産む直前まで食べる個体も居ます。

おおよそカップリングから40日前後で産卵に至りますので、それまでに産卵床を準備します。

 

中サイズのプラケースなどにミズゴケ等を湿らせて積めておき、そのままケースの中に設置します。

(ミズゴケの湿り気は手で握って絞り、少しふわっと広がる程度が理想です)

 

やたらと掘り返してミズゴケがアチコチにばら撒かれてしまいますが、湿った箇所と認識している証拠ですので、あまりに散らかし過ぎてプラケースの中のミズゴケが減ってしまったら足してやりましょう。

孵化したら


卵の孵化! 基本は放置です!

 

あ!産んでる!」となったら、孵化の準備に入ります。

少ない場合で5個前後、多ければ15個ぐらい産むので、卵タワーの様に固まっていて動かし辛いので、縦や横になっているものもあり不安ですが、触らない方が無難です。

 

プラケースごと取り出して、ラップやビニール等をかけ適当に空気穴を開け湿度を維持します。この時、ウンコをしていたら取り除いてやりましょう。

 

卵の管理温度は25度~28度程度を維持しておきます。

ワリと蒸れ蒸れでも、卵に水滴がかからないなら無問題です。

定期的にミズゴケの湿り具合を確認する程度で、あとは孵化まで基本的には放置です。

 

卵は産卵後2日~3日は転がっても平気とされておりますが、それ以降、転がすと死んでしまいますので注意が必要です。

 

産卵からおおよそ40日ほどで孵化が始まりますので、その頃から観察頻度を増やせば孵化の瞬間に立ち会う可能性も高まります。

赤ちゃんの管理


赤ちゃんの管理! 生まれたばかりはひ弱です

 

特に乾燥に弱いので、しばらくはミズゴケ等の床材で管理します。

最初の脱皮が終わるまでは餌を食べませんので、この時期だけは一緒にしておいても大丈夫です。

 

体内に卵黄が残っている個体では、2回目の脱皮まで食べない事もありますが、順当に育っていれば、それ以降は通常飼育となります。

まとめ

 

まとめ

 

大雑把ですが、カリキンの繁殖について解説してみました。

 

カリキンの場合はストライプが優性遺伝、バンデッドが劣勢遺伝とされていますが、増やされまくっているせいか、予定通りに子供が取れない事も多く、ノーマル×ノーマルなのに、産まれた子供はいきなりアルビノ!なんてこともザラです。

 

予定通りの子供を出すのは大変ですがなんですか!君は!」と言う子に巡り合う可能性があるのもカリキンの魅力です。

 

今となっては爬虫類の販売には許可が必要ですので、もしも大量に産まれた子供を飼いきれない場合は、ショップ等に相談してみましょう。

※繁殖前にそういう相談をしておくとスムーズです

 

懇意にしているショップが無いなど、増やした所で送り出せる当てがない場合は無闇な繁殖は推奨できませんが爬虫類飼育の楽しみは主に「観察する事」です。

機会がありましたら是非とも繁殖にチャレンジしてみてください。

この記事が少しでもお役に立てたなら幸いです。

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