グリーンイグアナの生態や習性!最終的な大きさなどおもしろ基礎知識!

グリーンイグアナ

一昔前にTVの芸能人お宅訪問で一気に知名度が上がり、今やすっかり爬虫類飼育の顔になったグリーンイグアナ。

トカゲにしては色合いが派手なので、茶色いトカゲしか知らない人にとってはインパクト絶大な未知の存在ですが、ショップで一目惚れして、予備知識なしにいきなり飼育を始めてしまうと大変な事になりかねません。

 

それにグリーンイグアナなんて、イマイチ良くわからない生き物を飼っていると、その行動や様々な状態変化に一喜一憂することとなります。

些細な疑問から、知っていれば大した事のない問題、知らずに放置すると危険な物まで、良く聞く話を解説してみようと思います。

ここでは、最低限抑えておきたい、グリーンイグアナの生態や習性、性格、飼育方法などをざっくりご紹介します。

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グリーンイグアナの生態や習性など基礎知識

 

グリーンイグアナの基礎知識

 

グリーンイグアナ

南米生まれの小心者。

グリーンイグアナは中南米に広く生息しているトカゲです。コロンビアやメキシコなどが彼等の故郷です。

 

生息地では主に水辺を好み、危なくなったら迷いなく水場へとダイブするのがグリーンイグアナ流逃走術。

身体は大きいですが、日本のトカゲと同じく基本的に臆病者なんです。

 

ですが、繁殖期の成体だけは例外です。

いつもは腕に抱きついて「まったりしている様な大人しい子」でも、繁殖期の成体は、慣れ親しんだ関係の飼い主にでも牙を向きかねない、魔物と化します。

 

普段大人しく懐いているからと、家の子は大丈夫!とあなどるなかれ。

特に雄(オス)♂の暴れはっちゃくぶりは、大人の大男でも「わぁー!」となりかねない魔王なので注意が必要です。

成長速度と最終的な大きさ

子供で購入した場合、最初の1年は、もりもり大きくなります。

そこから先は少し緩やかになりますが、最終的には尻尾の先まで計測すると2メートルを越す大トカゲになります。

日々の注意点!

抱っこやスキンシップは基本NG!

犬猫ではないので、お触りは厳禁です。

 

特にお迎えしたての頃は絶対触ってはいけません!

しばらくは熱帯魚感覚で餌をやって眺めるだけの日々です。

 

スキンシップは信頼関係を築いてから、少しづつお許しを得る事になります。

 

慣れれば抱っこ程度なら、しかたねーなぁ…ぐらいの感覚で許されますが、頭を撫でたりするのは超NGです!弱点を触られて喜ぶ生き物はおりません。

 

犬とか猫は例外中の例外です。

仲良くない人に撫でられたら人間だって嫌なのですから、自分の何倍もある人間に突然撫でられたら、彼等の恐怖は推して知るべしです。

 

なので、神経質な個体では抱っこすら死ぬまで許してくれない孤高な子も多いです。

グリーンイグアナが突然頭をカクカク!ボビング!

グリーンイグアナを飼っていると、唐突に前触れもなく、突然、頭をカクカクする事があります。

一見すると、神経異常でも起こしたのか!と不安になる動きですが…

 

イグアナは同族同士でコミュニケーションが取れる生き物だと言われており、頭を激しく上下に揺さぶったり、小刻みに震えたりと、モーションは様々ですが、頭を動かして何かしらの意思を伝えようとしているのです。

 

この頭カクカクはボビングと呼ばれています。

ボビングには、威嚇や求愛、挨拶など、色々な意味合いがありますが、複数飼っている場合ならさておき、単独飼育でも頻繁に行う謎の日常行為です。

首振りのパターンには、概ね4種類あるようです。

・1度だけの上下振りは周囲の確認。見慣れない物や行動を発見すると行います。

・上下の首振りを複数回行うのは、威嚇。雄同士で良く行われる動作です。

・上下の首振りが小刻みに行われる時は、雄と雌のコミュニケーション。

(両者が3メートル以内に居ると行われます。)

・上下に加えて左右にも行う時はテリトリーの主張や求愛行動

 

と言われております…が…あくまで人間側の見解に過ぎません。

 

雌だけが1匹のみ居た我が家でも、これらはランダム(少なくとも気にしてなかった時にはそう感じるレベル)で頻繁に行っていました…

 

家にいた個体は、特に上下の小刻みなボブリングが多かったです…

もしかしたら、同族だけでなく飼い主に対しても何かしらのサインを発しているのかもしれません…

 

これらの行動は大人になってから頻発します。

特に求愛行動のボブリング=即♂と決めつける人がいますが、我が家の個体のように単独飼育の♀でも行う為、
これらのパターンは、あくまで参考値であり、「学者たちの見解ではそう言われている」レベルの話となります。

爪飛び指飛びの恐怖!?

イグアナは野生下では、木登りが大好きで、水面にせり出した木々を住処にしている事が少なくありません。
外敵に襲われると、水中にダイブして逃げる!なんてのも日常茶飯事です。

 

彼らの鋭い爪は、そうしたアクロバッティックな行動に不可欠な重要なものですが、飼育下ではそうした行動を取る必要もなく、爪が自然にはなかなか削れないので、伸びっぱなしになってしまいます…

 

定期的に爪を切らないと、この伸びっぱなしになった爪がアチコチにひっかかってしまい、イグアナが無理に取ろうとして暴れまわり、根元から吹っ飛んでしまうトラブルがあります。

爪が完全に根元から吹っ飛んでしまうと、二度と生えて来なかったり、生えて来ても歪な形になってしまいます。

 

そのまま放っておいてもじきに血も止まり、けろっとしていますが、ここから細菌感染を起こしたり、最悪、指が壊死して腐りおちてしまう事もあります。

爪切りなんて文化のないイグアナにとっては、爪切りは大変嫌なもので、大暴れして抵抗する事も少なくありませんが、彼等の爪は、飼い主の肌も大いに傷つける凶器となりますので、イグアナと人間、双方の為にも必ず定期的に爪切りはしておきましょう。

 

放置しすぎると、爪の長さに合わせて血管も伸びてしまうので、ますます切り辛くなってしまいます…

抵抗が激しく安全に行えない場合でも、シャープナー部分で尖っている先端部分を軽く丸める程度のメンテナンスはしておきましょう。

 

利用する道具は人間用の爪切りで十分です。(男性用の大きい爪切り方がイグアナの爪を挟みやすいです)

意外と多い、骨折!

犬猫であれば、普通に飼っていて骨折なんてまずないでしょうが、イグアナの場合は比較的起こりやすいです。

大雑把に言えばこの骨折には2タイプあります。

代謝性骨疾患と、外傷による骨折です。

 

前者である代謝性骨疾患は、カルシウムの不足によって起こり、特に大暴れしたり、落下したり等の直接的な原因が無くとも、いつの間にかぽっきりいってしまいます。

足や腕が折れるだけならまだしも、アゴの変形や尻尾が根本からへし折れたりもします。

 

草食性のイグアナは、日々の給餌でカルシムや各種栄養価を考えた餌を、キッチリ意識して取らせないと様々な栄養障害を起こしやすいです。

反面、外傷性の骨折は栄養状態も良く、キチンと飼われている(愛されているとも言える)子ほど起こしやすい印象があります。

 

健康で放し飼いにされている個体では、アチコチ登ったり下りたり、走り回ったりと自由に動いているせいで予期せぬ事故を起こしがちです…

 

それこそ、タンスの最上段から変な姿勢で落ちれば、手足がぽっきり折れてしまう事故が簡単に起こります。

(自然下であれば、色々な草木がクッションになって、落下時にダイレクトなダメージを受けるケースは稀です)

 

日本産のトカゲと違い、自重がけっこうある生き物なので、無理な姿勢に力が加わると、体重や筋力そのものが骨折を後押ししてしまいます…

 

そうは言っても、外傷性のトラブルはそこまで多くありません。

全体から見たら、圧倒的に栄養障害を元にした骨折の方が多いでしょう…

 

なんか鼻水が垂れている。風邪かな??

イグアナが鼻から水を垂らしている時は、ほとんどの場合、体内の塩分を出しているときです。

鼻水に塩分が含まれているのか、塩分が含まれた鼻水なのかは…どっちが正しい表現なのかはわかりませんが、鼻水と言う表現に間違はありません。

 

日常行動の一部なので、大して気にする必要もありませんが、連中は気にせずいつでもどこでも、やりたい時にブシュ!とやるので、肩にかけて抱っこしている時にやられると、丁度こちらの顔に鼻水がぶっかかる形になるので、結構な不快感を味わいます…

 

まさしく、目の前の隣接距離でハクション!とやられるわけですからね…

そうでなくとも、なぜか執拗にこちらに向けて鼻水を飛ばす奴もいます。

 

ケージ内からわざわざ出て来てやらかす奴もいます。

いずれにしても、病気ではないのでご安心をw

なんだか、突然噛みつくようになった!!

グリーンイグアナなのに、体色にオレンジ色な部分が出始めたら、文字通り、レッドサインです。

雌雄共に繁殖期になると、体のアチコチがオレンジ色になって来ます。

 

これはいわゆる婚姻色。発情期がやってきた証です。

べた慣れで抱っこもスキンシップも問題なかったのに、急に荒くなるのはこのためです。

 

個体によって、色合いは薄い物から濃い物と様々ですが、程度の差はあれ、オレンジ色が見え隠れし始めていれば発情期です。

グリーンイグアナはかなり多彩な生き物なので、グリーンと言いつつ赤色も内包しています。

 

これを元にした品種も作成されており、グリーンイグアナだから緑。とは言い切れません。

特に雄では鮮やかなオレンジ色~赤色まで発色して、かなりの変貌を遂げます。

 

が…

この時期の♂は魔王です。

 

とにかく気性が荒くなり、慣れた飼い主であろうとも闇雲に噛もうとしたり、威嚇したりと手に負えなくなります。

 

特に、帽子などの被り物をしている人間や、生理中の女性に対してキツク当たる…なんて話もあります。

♂を飼っているのであれば、この時期には無暗に触れず、最低限の管理に留めましょう。

 

♀でも相応の凶暴さを見せつけるので油断はできませんが、雄に比べたらまだマイルドです。

この時期の凶悪さから、問題なく飼えていた飼い主でも匙を投げるケースが多々あります…

 

小型犬ほどもある大トカゲが、室内で大暴れする恐怖は、爬虫類に慣れた人間でも思う所があるほどに強烈ですから…。

もう長い事餌を食べない!拒食してしまったのかしら??

イグアナは雌雄共に、繁殖期になると餌食いが落ちます。

特に顕著なのは♀で、産卵前ともなると、1か月以上も食べなかったりすることがザラです。

 

日本の気候では保温飼育していても春先に起こりやすいです。

単独で飼っている♀でも無精卵は出しますので、この時期に適齢期の♀を飼っていると、カップリングしてなくても、長期的な拒食に入ることは良くある事です。

 

順当に行けば産卵を終えてしばらくすれば、食欲は元に戻りますので、心配はいりません。

 

もしも卵を出し切っても餌を食べる気配がなければ、速やかに動物病院へと相談しましょう。

 

断食で体力が落ちているので、調子を崩しているとなれば(あるいは産卵で体力を使いすぎた)
いつも以上に猶予はありません。この時期は色々と気を使ってやりましょう。

それとは別に、普通に食べない事もあります。

 

特に自宅にお迎えした直後で、新しい環境に慣れていないベビーや、調子を崩してしまった子は、まず餌食いが止まります。

 

前者であれば、基本通りの飼い方を続けていればその内慣れてくれますが、後者であればなんらかの対処が必要になります。

不安に思ったら直ぐに動物病院での診察を受けましょう。拒食が自然なのは春先のみです。

イグアナを捨てると!最悪逮捕の危険も


そこいら辺に捨てるとえらい事に!

犬猫や爬虫類など、飼育していた動物を野山に放してしまうと、動物愛護法違反でポリスからこっぴどく叱られる事になります。

 

グリーンイグアナは爬虫類飼育の代名詞であると同時に、いらなくなって捨てられる爬虫類の代名詞でもあります。

 

ポリスから叱られるだけならまだしも、ホントに逮捕されてしまいますから、飼育の前には、成体サイズになってもずっと飼い続けられるか!など、よ~く考えた方が良いと思います。

まとめ

 

まとめ

 

グリーンイグアナの行動や疑問についてはこんな所でしょうか?

今回取りあげたお例は、あくまで良く聞く話の一端ですので、長く飼っていればそれだけ疑問も増えて来る事でしょう。

 

昨今では飼い主同士のコミュニティなどもあり、ネット上で気軽に相談もできるので、一昔前の様に1から10まで、ほぼ手探りで飼育する…なんてハードモードではありません。

 

疑問や不安が頭を過ったら、とりあえず「イグアナ ○○」等の検索をかけてみましょう!

この記事が少しでもお役に立てたのなら幸いです。

 

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