餌用マウスの種類と繁殖 管理方法![動画あり]大量に維持出来るの?

爬虫類・両生類 生き餌

マウス。その名の通り鼠です。

彼等は多くの爬虫類&両生類の餌にとって、最適な餌の一つとして数えられる良い餌です。

 

高たんぱくなので与えすぎは肥満を招く危険がありますが、食性に鼠が含まれている蛇であれば、大体これのみで終生飼育が可能なほどの万能餌です。

(蛇以外ではそこまで万能と言うワケでもありませんが…)

 

正直、マウスは大量に買って長期間冷凍保存できるので、自家繁殖してまで生きてる物をキープする必要はありません。

 

ほぼ冷凍商品としての地位が根付いているので、生きた状態で売っている事もあまり多くありません。

ですが、入手の機会が少ないと言う事は、手に入った場合はなんとか自分で維持したい物という事でもあります。

 

そうは言っても、生き餌にしか反応しないなんて個体を飼っている場合でもない限り、マウスの自家繁殖はコスパの合わない物になりますので、実際に餌として飼育する事はマズお勧めできません。

 

また、相応の学習力があり愛嬌もあるので、ぶっちゃけ、爬虫類よりよっぽどペットに向いています。

 

生き餌として使用する場合、コオロギ等の虫とは違い、こちらにある程度慣れた個体が「ぷぎゃ!」っとやられる瞬間を目の当たりにする事になりますので、

 

マウスを生き餌として使う場合は、そういったあれこれを割り切れるメンタルも必要になります。

ここから先の記事は、そんな割に合わないマウスの飼い方と、どのぐらい割りに合わない物なのかを解説する内容となります。

 

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餌マウスの種類や大きさなどについて

 

餌マウスの種類や大きさなどについて

 

餌として売られているマウスは、ほぼハツカネズミのアルビノです。

野生では鼠らしいネズミですが、どういうわけか、アルビノ以外はほとんど流通しておりません。

 

研究動物としての側面もありますが、日本のそこいら辺に普通に生息しており、基本的に作物などを食い荒らす悪い鼠です。

餌用マウスの雌雄の判別

アダルトであれば雄には金玉あるので容易に区別できますが、子供の内は少しやっかいです。

 

肛門と生殖器の距離が短いのが雌とされますが、慣れないと見比べてもなんとなくそんな気がする程度にしか判別できません。

改めて大きくなってから雌雄判別するのが無難です。

マウスのサイズ

大きさはアダルトサイズで大体6センチ前後~9センチ前後。尻尾も同程度の長さになります。

総じて雌(メス)の方が大きくなる傾向にあります。

 

大きさや状態によって、

  • ピンクマウスSS~Lサイズ(生まれたての毛が無いもの)
  • ファジー(毛が生え揃った物)
  • ホッパー(飛び跳ねる事が可能になったサイズ)
  • アダルト(繁殖可能な親)
  • リタイア(繁殖効率が悪くなり引退した物)

と、大雑把に5段階の呼び分けがあります。

マウスの寿命

性成熟するまでに大よそ2ヶ月~3ヶ月。飼育下では2年ほど生きます。

二十日鼠とは言われるものの、二十日で死ぬわけでも二十日で成熟するわけでもありません。

 

名前の由来で有力な説では、妊娠期間が二十日程度だからと言われておりますが、ドブネズミやクマネズミ等の大型鼠と比べて、連中が二十日程度の頃のサイズにしかならないからとか、僅か鼠が転じて二十日になったなどの諸説があり、一概にどれが正しい由来とは言い切れないようです。

餌マウスの飼育

 

餌マウスの飼育

 

繁殖サイクルの維持と管理方法

マウスを飼うのはそんなに難しくありません。

ただ、ものすごく大変です。

 

餌利用として飼うのですから、飼育するのは1匹2匹ではありません。

最低でも雄2~3匹雌7~9匹程度から始めないと、繁殖サイクルと給餌のバランスがとれず最後には枯渇します。

 

いずれにしても雄2割~3割程度、雌7割~8割程度の数を常にキープすることになります。

家で繁殖させているマウスを動画に撮りました。

 

マウスの数が多いので、ご気分が悪くなるかもしれません。

ご注意ください。

【 マウスを大雑把に3つにカテゴリー分けする 】

①種親

②種親候補生

③餌用の育成個体

と大雑把に3つカテゴリ分けして、どの程度育てるか決めましょう。

【 管理 】

餌と水を切らさず与え、汚れたら掃除をするだけですが、鼠は燃費が悪く、常に餌を食べていないと死ぬ生き物です。

大量に飼っているマウスが大量に餌を消費し、大量のウンコとションベンをケースに撒き散らすのです。

 

ちょっと餌や水を忘れただけで死亡&共食い。

ちょっと手を抜いただけで鼻がひん曲がるレベルの悪臭地獄。

 

それがマウスを大量に飼う上で常に付きまとう宿命です。

特に臭いは、数が多いので朝掃除して夕方にはもう臭いと言うレベルです。

餌マウスの飼育設備

 

餌マウスの飼育設備

 

マウスを飼うために必要な物!!大体いつもの基本通り!?

マウス自体は、飼育に多くの機材を必要としません。

  • ケージ
  • 床材
  • 水&餌入れ
  • シェルター

この4つです。

それでは順を追って、必要性と利用方法を解説してみたいと思います。

ケージ

これ安い!!

 

マウスのケージは大きめの衣装ケースを用意して、

蓋を金網で加工した物が一般的です。

 

ハムスターゲージやプラケースでも対応可能ですが、大量に飼うのには向いておりません。

導入直後の10匹程度を維持する、一時的な物と割り切りましょう。

いずれにしても通気性の良い物を利用する事になります。

床材

 

床材にはメンテナンス効率等を考え、木製の猫砂が最適と言われておりますが、ウッドチップやかんな屑などでも十分代用可能です。

 

とにかく汚してすぐに掃除する事になりますので、安くて大量に手に入る物を選ぶのが肝心です。

これにシュレッダーにかけた紙くずや、チモシーなどを追加しておけば巣材料として利用します。

餌入れ&給水機

 

ハムスターなどの専用餌入れと専用の給水機が理想的ですが、それらの餌入れは専用の配合飼料等以外に対応していない形状の物も多いので、購入の際には良く確認した方が無難です。

 

給水機&餌入れは専用の物意外でも十分代用可能ですが、ハムスター等と違いマウスは学習能力が少し…なので基本的にトイレを覚えません。

餌や水が大量に入っている所で糞尿をして、全てを台無しにする事も日常茶飯事です。

専用の物はこの辺りの習性にも配慮して汚され難い形状をしておりますので、できるだけ専用の物を使用する事をお勧めします。

 

ただ、大量に飼う為に数匹のみの飼育を想定しているプラスチックの物だと、遠からずカジッテって破壊されます。

 

ぶら下げるタイプの給水機は、小さな穴でも致命的で、そこから入り込んだ空気が水を押し出してしまうので、例え水が触らない部分に開けられたとしても、もう使い物になりません。

シェルター

 

ただ飼うだけなら不用ですが、繁殖させるのが主な目的なので、ほぼ必須です。

親にストレスを与えると、せっかく産んだピンクマウスを食べてしまう事が少なくありません。

 

巣としての機能とストレス軽減の為に、ハムスター用の物等、なにかしら隠れられる物を入れてやりましょう。

日常の管理!餌切れ水切れは死への呼び水

 

彼等は常に食べて消化する事でエネルギーを維持する、非常に燃費の悪い生き物です。

ちょっとした餌切れ水切れが、即ざに死へと直結している脆い生き物である事を念頭において置きましょう。

 

また餌を食べていても栄養価に問題があった場合、産んだ子供を食べたり弱った個体を襲ったりします。

餌マウスのご飯(えさ)

選択肢は色々!餌の多様性!?

 

多様性と言いつつも、それら全てがバランス良く詰まった、実験マウス用の専用フードが最適な餌です。

これだけ与えていれば問題なく繁殖サイクルも安定します。

 

ただし、高いです。1キロで1000円前後します。

そして、この1キロでどのぐらい持つのかと言えば、マウスが10匹居たら10日持つかどうかです。

 

これだけ与えておけば、子食いも起こらず確かに最良の餌なのですが、増えれば増えるほど消費量も跳ね上がります。

30匹も居たら、とてもじゃないけどコスパが悪く与え続けるのは厳しいです。

 

幸いなんでも食べる雑食なので、家では安い鳩の餌を基本食にして米などを混ぜ、おやつとして野菜や果物、動物性淡白補強用にニボシを放り込んでいます。

 

安いとは言え、大量に消費しますのでトータルでみたら結構な出費です。

 

おまけにそこまでやっても、必要な栄養素は行き渡らないのか、リタイア直前になると子食いが起こり、生産が安定しない期間もしばしばあります。

 

大量に水も飲むので、数が増えたらその分給水機の数も増やして対応しましょう。

水や餌を切らすと、まず狙われるのは産まれたばかりのピンク、次に小さな個体です。

餌や水の分量は、次に確認した時、やや残しているぐらいで丁度です。

 

ピンクは全部食われてしまいますから、やられたとしても気がつかない事も多いですが、ファジー以降がやられた場合、皮だけぺろ~んと残して死んでいる事も多いので、そんな時は極限状態の一旦を垣間見る事になります…。

餌マウスの繁殖効率とコスパ

 

餌マウスの繁殖効率とコスパ

 

2ヶ月超えたアダルトが雌雄揃っていれば、それなりにポクポク産んでくれますが、寿命の項目でも触れた通り、妊娠期間が長く、成熟にも相応の期間が必要な為、非常に効率が悪いです。

 

餌代や床材代、掃除の手間や悪臭を考慮すると、コスパ的には最悪と言わざるを得ません。

ピンクマウス主体で、1匹2匹の蛇や蛙に与えるのなら、その内冷凍庫が溢れるほどの生産量になりますが、

 

ファジー以上のサイズを主食とした場合、与える飼育動物が多いと、生産量より消費量が上回ってしまう可能性もあります。

 

哺乳類としてみたら破格の繁殖効率ですが、餌として日常的に消費するのなら、大量に種親が居なければサイクルを維持するのは困難です。

餌用マウスの繁殖や飼育など まとめ

マウス飼育で一番の問題になるのは「コストパフォーマンスの悪さ」です。

とにかく餌代や床材代等の維持費がかかり、給餌と掃除の面でもマメに手間暇をかける必要があります。

 

また毎日掃除してても、同じ居住空間にはおいて置けない程に臭いです。

家では物置に置いてますが、ドアが閉まっていても臭いは漏れてきます。

 

とてもじゃないけど、1匹2匹の爬虫類に与える為に繁殖させキープする事はお勧めできません。

毎日頑張って管理してたのに、餌やりの時間が数時間遅れただけで、誰かが襲われて皮ペロン死していた時など、最悪の気分になります。

 

なので、動く餌以外食べないペットが居てしかたなくキープする場合でも、活マウスのキープをずっと続けるのではなく、なんとか冷凍マウスに餌付かせたい所です。

 

この記事が少しでもお役に立てたのなら幸いです。

 

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