<乾燥餌編>人工飼料と言う名の安心!爬虫類&両生類用の人工飼料色々

人工飼料

爬虫類に与える事ができる人工飼料の中には様々な物があります。

 

主に流通しているのは固形飼料ですが、中には水で練って与える粉状の物や、生きたまま急速冷凍したフリーズドライなど、飼育動物に与える前に、ひと手間必要な物もあります。

 

今回はそんなひと手間が必要だけど、便利に使えるフリーズドライや粉末餌について解説したいと思います。

 

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爬虫類&両生類の人工餌の代表<フリーズドライ>

 

フリーズドライ!鮮度を維持した急速冷凍

フリーズドライと呼ばれる品々は、生きたまま冷凍乾燥させた虫や環形動物(ミミズ等の総称)です。

 

冷凍とは言うものの完全な乾燥品ですので、冷凍庫に保管せずとも蓋さえしっかり閉めておけば常温で保管できます。

 

湿気は大敵!乾燥餌はダニやカビにとっても良い餌です…

 

フリーズドライの品々は乾燥品ですので、水で濡らし少し柔らかくしてから使用した方が食いつきが良くなるのですが、

 

濡れた手や道具をそのまま袋の中に入れて取り出すと、水滴が袋や未使用の餌に付着した場合、そこからカビが生えてしまいます。

 

カビが生えた場合、ほどなくして全部に行き渡り全てが使い物にならなくなってしまいますので、注意しましょう。

 

万が一カビの生えた物を発見した場合は、全て破棄した方が無難です。

密集した密閉空間では1つでもカビが生えたのなら、その時点で全部汚染されています。

 

カビが人間の目に見えると言う事は、何万何億とものすごくカビが集まって目に見えるほどに成長してしまったと言う事ですので、目に見えない段階でも、実際はかなり汚染されているのです。

 

フリーズドライに水滴は害悪

汚染の代表!アイツも発生!?

 

袋の中に水滴などが入り込んでしまえば、最悪、例のアイツがやって来ます。

 

そう、ダニの野郎が発生するのです!

 

子供の頃、カツオ節をオタマに与えようと濡れた手のまま袋から取り出したら、数日で袋の中がダニまみれになっていた事があります。( ;∀;)

 

このように人間の食べ物でも容赦なく発生しますので、ある意味死体そのままなフリーズドライでは、より発生し易いです。

 

粉餌ともなればなおさらです。水滴などなくとも目に見えない粉ダニと呼ばれる奴等が常駐している可能性があります。

 

湿気でこいつ等の繁殖スピードが上がってしまうと、ビッグバンが起こります。

 

ダニやダニの卵は、埃やチリに混じり空気中にも普通に存在していますので、どんなにがんばっても保管容器に入り込みます。

 

そして湿気でそれらが孵化してしまい、乾燥物を餌に大繁殖してしまうのです。

 

カビと比べたら発生する事は稀ですが、発生した時のインパクトは絶大ですので注意が必要です。

 

フリーズドライの品を複数に与える場合は、一度別の容器に移して必要分だけを水で戻すか、袋から取り出す時と与えるピンセットは別々にするなどの配慮を心がけた方が無難です。

 

爬虫類&両生類の餌<フリーズドライ色々>

 

さて、このフリーズドライ。

 

実の所、爬虫類の餌としてよりは、魚の餌としての方が有名です。

 

ペット屋でも爬虫類用品ではなく、

熱帯魚用品で探した方が見つかり易いです。

魚の餌を爬虫類に応用する形になります。

 

専用の物も当然ありますし、明確な区切りもないのですが、
飼育人口は圧倒的に熱帯魚の方が多いという事もあり、ショップでは魚用品として陳列されるようです。

 

その為か、爬虫類から入った人では見逃しやすい餌です。

 

それでは各種様々なフリーズドライについて、与える事のできる相手なども交えて解説してみましょう。

 

乾燥コオロギ

虫を食べる奴には大体OK!乾燥コオロギ

 

生き餌の代表。イエコやフタホシも乾燥餌になっております。
ですが、水で戻し辛く、水分吸収にやや時間がかかります。

 

基本的に虫食いの爬虫類&両生類は動く物しか餌として認識できませんので、
ピンセットから与えて食べる個体にしか与えられないのがネックです。

 

昆虫性のたんぱく質を欲しがる、ヤマネやハリネズミなどのげっ歯類なら放り込んでおくだけで食べてくれます。

 

淡水エビ

亀や蛙に適正あり!淡水エビ

 

その名の通り、淡水エビを乾燥させたものです。

 

乾燥させると虫に近い食感になるのか、水で戻さずとも食べる場合が多いです。

 

ミドリガメやクサガメの様な半水生の亀や、ツノガエル等の地表性カエルが良く食べますが、
ツリーフロッグと呼ばれる、手に吸盤が付いた壁を登れるタイプのカエルは食いついても吐き出す事が多いです。

 

総じて亀に与える場合は水場に放り込んでおけば勝手にふやけるので、そのまま食べられている事がほとんどですが、

 

カエルは動くものにしか反応しないので、ピンセットで掴み、目の前で揺らして与えます。

 

その為、カエルの場合はピンセットからの給餌に慣れた個体でなければ食べてくれない餌となります。

 

赤虫

赤くないのに赤虫!?適正幅はワリと狭いです。

 

赤虫はガビガビに乾燥すると赤くなくなります。赤虫なのに茶色です。
水で戻すとやや赤みが戻ります。

 

基本的にはイモリやツメガエルと言った、水中傾向の強い両生類に適した餌ですが、
栄養価はほとんどないので、わざわざこれを選択して与える必要はありません。

 

また、赤虫はより安価で大量な冷凍品が定番品として定着しております。

 

しかたなく赤虫を利用する場合、冷凍品の方がお勧めです。
こちらは冷凍庫に保管するのを、家族が許してくれない可能性が最大のネックですが…

 

ミミズ

ミミズもフリーズドライ!!夏場の路上でガビガビになってるアレです!

 

誰もが1度ぐらいは見たことがあるでしょう。
夏場の路上でぺしゃんこになりガビガビになっているミミズを。

 

ミミズのフリーズドライは、まさにアレです。

 

亀や地表性の蛙、イモリザリガニなどの食いつきが良く、初期の餌付けに便利な餌なのですが、なかなか売っていないと言うのが現状のようです。

 

また、購入先が確保できたとしても、シマミミズと呼ばれる薬効成分が入ったミミズを乾燥させたものなので、初期の餌付けには使えても、長期使用はお勧めできません。

 

糸ミミズ

ブロックタイプの乾燥ミミズ!糸ミミズ

 

同じ乾燥ミミズでも糸ミミズは定番品として根付いております。
こちらもツノガエルやツメガエル、イモリと言った両生類に利用可能です。

 

問題は栄養価の面でバランスが悪い事です。
主食として与えるのは無理ですし、おやつとして与えるほどの物でもありません。

 

オタマからカエルになった直後の、小さなツノガエルの餌として利用可能ですが、
特別な理由が無い限り避けた方が無難です。

 

養殖ウサギの餌

ぐりぐり水と混ぜて使う!養殖ウナギの餌!!

 

昨今では養殖ウナギ用の粉餌も一般の方がネット等で気軽に購入できます。

 

基本的には粉1に対して水1の1対1の比率で練るか、水をやや少な目にして練ります。
耳たぶ程度の柔らかさになったら完成です。

 

魚の粉末を主成分とした物なので、魚を食べるツノガエルやウーパールーパーなどに利用できる餌です。

 

ウーパーなどにはそのまま沈めておけば食べますが、カエルに与える場合はピンセット等で与えます。

 

ただ、ピンセットでは短いので、人間の手まで餌として見てしまい、でかすぎて食えないよ!と思ってしまう子も居ますので、

 

そういった個体には、尖った部分を切り落とした串などの先に刺して与えるのも効果的です。

総じて良い栄養価の餌ですが、それ故に問題もあります。

 

元が養殖ウナギの餌の為、体を早く大きくする増体効果があるのです。

 

ペットとしてみた場合、小さな内は餌も限られるので、早く大きくなるのは良い事なのですが、特殊な栄養状態なので、もりもり育つ体の大きさに対して性成熟できず、繁殖に大きな影響がでてしまいます。

 

なので、各所でツノガエルの餌としてお勧めされる餌ですが、ウサギ用の餌だけで長期飼育するのは危険です。また、多く与えると消化不良になったりします。

 

ツノガエルの専用フード等も、ウナギの餌をベースに開発された物が多いですが、
こちらは増体効果を抑え、栄養バランスを考えた添加物が含まれた、まったくの別物です。

 

値段は倍以上しますが、使うならこちらのツノガエル専用フードの方を選択した方が良いです。

 

主成分が同じなら大差ないだろうと、安いウナギの餌を与え続けていると、繁殖の段階になり後悔する事になります。

私の事です。後悔した経験があります。

 

毎年、何万匹と累代的に産ませて出荷してましたが、数年前にウナギの餌に切り替えた所、繁殖年齢になる辺りで、内臓疾患、皮膚疾患などのトラブルが頻発。

 

最終的に次の世代がまともに育たない自体となってしまいました。

結果が出るのが2年後3年後ですので、その後悔の深さは半端ないです。

 

ツノガエルの飼育を考えている方は、安易に安いし似たような物だからとウナギの餌に走らず、専用の物をお勧めします。

 

余談ですが、このウナギの餌は超絶魚臭いです。石鹸で洗ってもなかなか取れないので、
気になる場合はビニール手袋などを装備して練りましょう。

 

また、臭すぎて集魚力抜群なので、海釣りの餌として使うと魚を食うタイプの様々な魚が良く釣れます。

 

まとめ

 

餌は単一の物を与え続けるのは良くないので、これらの餌も単一で与え続ける事はできませんが、

バリエーションの一つと考えれば、長期保存のできる乾燥餌は心強い味方です。

メインで与えている餌のおかずやおやつとして与える物として割り切りましょう。

 

この記事が少しでもお役に立てたのなら幸いです。

 

乾燥餌に続き、固形餌についてもまとめてみました!

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