カリフォルニアキングスネーク(カリキン)の冬眠を徹底解説【動画も】必要性とやり方を紹介!

ヘビ

生息地が寒暖差を伴う生き物は、多くの場合冬季には活動を停止して、次の春までお休みします。

カリフォルニアキングスネーク(カリキン)もこの季節ごとに寒暖差がある地域に住んでいますので、寒くなれば動きが鈍くなり、自動的にお休みモードになります。

今回はこのカリキンのお休みモード(冬眠)について解説してみたいと思います。

 

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カリキンの冬眠!必要性の是非

 

冬眠の必要性の是非

 

カリキンを冬眠させる理由は、多くの場合、次の春に繁殖のスイッチを入れる為です。

しかし飼育下と言う特殊な状況では保温が可能ですので、体力を大きく消耗させる冬眠を意味もなく実行する必要性はありません。

 

極寒地域に住んでいるけど、使用している保温器具はフィルムヒーターのみ!なんて場合なら、温度が安定せず非常に危険な状態なので、いっその事冬眠させてしまった方が安心ですが、基本的には冬眠させる方がリスクを伴います。

 

また、繁殖を意識している場合は、生後1年未満のチビカリキンを冬眠させるメリットはありません。

チビ助や非繁殖要員の冬季飼育は、フィルムヒーターごとケースを発砲スチロールに入れて、簡易温室として保温しましょう。

 

保温の熱は上に上がるので、発砲素材に開けるコード用の穴は、熱をなるべく逃がさない様に下に開けましょう。

もちろん、爬虫類専用の温室や観葉植物などの温室があるのなら、そちらを利用するのが最善です。

 

カリキンの冬眠は、あくまでお休みモードであって厳密には冬眠ではない

 

飼育下でのカリキンの冬眠は、多くの場合、寝ているのではなく代謝が落ちて極めて活動能力が落ちているだけの状況となります。

 

雪が降り積もる極寒地域の外で放置でもすれば、完全な冬眠モードに入るかもしれませんが、同時にお亡くなりになる可能性の方がはるかに高い危険な状態ですので、わざわざ飼育している個体をそんな場所に置くメリットは皆無でしょう。

 

なので、基本的には室内の寒い場所に置く事になります。

この為、半覚醒状態で地味にウロウロします…。

 

餌を与えると食べてしまいますので、動いていても絶対に与えてはいけません。

ゲロリバースするだけならまだしも、消化不良で死亡する可能性が極めて高く、最悪の一手となります。

 

餌は食べさせてはいけませんが、水は飲みますので、飲み水だけは常に綺麗な物を用意してやりましょう。

冬眠中は、最低でも月に1度くらい、できれば週1回ぐらいの頻度で飲み水のチェックをするのが望ましいです。

 

冬眠への準備!秋口にはキチンと肥えさせよう!

 

カリキンを冬眠させようと思ったのなら、まずはガッツリ食い込ませて、冬場の体力消耗に備えなくてはなりません。

上記で触れた通り、餌を与える事ができないのに、完全に寝てしまうわけではないので、体力の消耗スピードが完全に寝てしまうヘビと比べると早いです。

 

まずは普段より多めに餌をやり続け、十分太らせてから冬眠を検討しましょう。

目安としては9月後半~11月半ば頃までがガッツリ与える期間になります。

冬眠直前には餌を抜くのも大事!

 

十分に餌を与えたのなら、今度は逆に餌を抜きます。

カリキンの冬眠期間12月~3月にかけてのどこかで、2か月~3か月を目途に実行します。

 

予定しているタイミングに合わせて1か月ほど前から餌を抜き、お腹の中の便を全て出し切ってから冬眠作業に入りましょう。

カリキン:冬眠用ケースの作成

 

完全に寝てしまうワケではないので、ぶっちゃけ、いつものままでも無問題だったりしますが、

 

念のため、ウッドシェイブやウッドチップなどの床材はいつもより多めに入れておきましょう。

※普段新聞紙などで飼育していたのなら、この時ばかりはそうした床材を利用しましょう。

 

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ウロウロした拍子にいつも以上に水入れを倒しやすくなりますので、倒された時には床材は全て取り換えましょう。

びちゃびちゃのままの床材だと、最悪、一緒に凍り付いてしまい死亡します。

 

そうでなくとも、床材の過度な湿り気は皮膚病を招きますので、水入れの転倒には十分注意してください。

こうしたトラブルを早期発見する為にも、飲み水は週1回程度の頻度で、なるべく確認した方が良いです。

カリキン:室内冬眠を行う場所

 

上記の様に、冬眠と言ってもカリキンの場合は厳密には冬眠ではありません。
休眠と呼ぶ方が近いかもしれません。

十分に肥えさせた&便も抜いた個体は、保温を中止してから1週間ほどかけて寒い場所寒い場所へと移動させます。

 

温室で言えば上段から下段まで徐々に下げて行き、最後には取り出して室内の机の下や玄関、またはトイレなどといった家の中でも比較的寒い場所へと持って行きます。

暖房が行き届かない様な場所ならどこでもOKですので、安定して寒い場所へ置きましょう。

我が家ではPC机の下が彼らの冬眠スペースとなっております。

カリキン:冬眠中のNG行為

 

無暗にケースを移動させたり、餌を与えるのは厳禁です。

冬眠モードの項目でも少し触れましたが、半覚醒状態で起きている為、貪欲なカリキンは寒さMAXでも獲物となれば襲い掛かり食べようとします。

 

とは言え、外気温=体温の変温動物なので、この状態では食べた所で消化できません。

 

普通のヘビなら食べないシーンでも食べてしまうのがカリキンです。

間違ってビニール袋に齧りついても、延々放さずモグモグ食べ出したりするのがデフォのお馬鹿さんです。(笑)

 

 

カリフォルニアキングスネークは、消化できるかどうかなんて考えずに、与えられたら食べてしまうので非常に危険です。

吐き出してくれればまだ良いのですが、最悪、寒さのせいで体が動かずに吐き出す事も出来ず、そのままお腹の中で餌が腐ってしまい中毒死します。

 

また、無暗にケースを移動させると、温度変化が付いてしまう場合もあるので、覚醒と半覚醒を繰り返して体力を消耗してしまいます。

ここぞと決めた場所からは、なるべく移動させない方が無難です。

カリキン:春先の覚醒について

 

2か月ないし3か月の冬眠が終わったら、いよいよ覚醒です。

7日~10日ほどかけて、徐々に元の飼育温度に戻していきましょう。

 

元の飼育温度に戻してからさらに数日経過した辺りで、いつもより小さめの餌を少なめに与えて様子を見ましょう。
問題なく食べて消化する様なら、次からはいつもの量と頻度に戻して大丈夫です。

 

何度か食べると脱皮しますので、繁殖を予定しているメスの場合は、この皮をキープしておきましょう。

どういうわけか雌の剥けた皮に異常に興奮する雄が居るので、単なる冬眠だけではスイッチが入りきらなかった雄をやる気にさせるのに利用できる事があります。

とは言え、個人の性癖なのか、特に反応しない個体も多いですが…

 

まとめ

 

 

カリキンの冬眠は特に難しくありませんが、同時に繁殖を考えていない場合は必要のない行為でもあります。

というより、これだけポコジャカ増やされているヘビです。

人間の生活環境と近い環境で過ごしてきた結果、特に冬眠させずとも繁殖のスイッチが入る事は多いです。

 

確実に繁殖モードにしたい!などの理由がなければ、冬眠はお勧めできるものではありませんので、1匹2匹をペットとして飼育しているだけなら、そのまま保温して通常飼育を続けましょう。

 

とは言え、フィルムヒーターのみで保温しているなど、若干保温に不安がある場合は、冬季の餌やり頻度は少なめにしておくのが無難です。

 

アダルトサイズともなれば、この時期の数か月程度の期間であれば、月1程度の餌でも死にませんし状態も崩しません。

冬場の餌やり頻度は可能な限り控え目にして管理しましょう。

 

この記事が少しでもお役に立てたのなら幸いです。

 

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