ツノガエルの冬対策!管理温度や防寒!冬眠や保温など注意点を徹底解説!

カエル

ペットフロッグとしての盤石の地位を築いているツノガエル

クランウェルベルツノアマゾンカーティンガーと様々な種類がいますが、彼等を飼育する時の設備は、基本的にプラケースのみです。

 

これに土を入れたり、水を張ったり、ウールマットを敷いたりして飼うのが一般的でしょう。

さて、今回はこうした簡易設備で飼っているツノガエルの冬季管理についてです。

 

間違った感覚のまま飼育していると、冬季に死亡する事が少なくありませんので、冬の対策はきちんと行う事をおすすめします。

では、可能な限り詳しく解説してみたいと思います。

 

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ツノガエルの飼育で中途半端な保温は超NG

 

 

ツノガエルに限らず、両生類は季節の変わり目に病気にかかる事が多いです。

湿った環境で過ごす彼等は、雑菌による感染症のリスクを常に背負っていますので、湿度や気温が目まぐるしく変わる季節の変わり目は、それだけで体力を消耗して免疫力が落ち、細菌感染のリスクが高くなるわけです

 

なので、安定して寒い状況になってしまえば意外と病気にはなりません。

逆に最も危険なのは、中途半端に保温している時です。

特にフィルムヒーターのみで保温していると、お腹は温かいけど、背中は極端に寒い…なんて状況になるので、割と危険な状態です。

 

フィルムヒーターは安価に保温できる頼もしい保温器具ですが、安い分効果も限定的です。

極寒期に保温器具がフィルムヒーターしかない状況だと、必ず一工夫が必要になります。

 

基本的には、ケース内全体が25度前後の温度になるよう努めるのが理想です。

必ず、温度計を使用して朝夕などに確認する癖をつけましょう。

理想的な冬場管理温度

 

一番有用なのは、爬虫類専用の温室か観葉植物の温室を利用する事です。

これなら全体を温める事が可能なので、大きな問題には繋がりません。

 

とは言え、下の方は温まり難い為に上段メインで使う事になりますし、全体が非常に乾燥するので、水張りやウールマットで飼っていると、お腹の皮は脱皮できるのに、背中の皮はガビガビに張り付いてしまいます。

 

その為、このままだと脱皮不全で調子を崩してしまいます。

ツノガエルの為に温室を用意するなんて人は稀でしょうから、多くの場合はヘビやトカゲと言った、他の連中と合わせて温室を利用する事になると思いますが、ツノガエルのケースは、朝夕の霧吹きなどで空中湿度を可能な限り維持してやりましょう。

 

最悪乾燥が止まらない場合は、ビニールやラップをプラケースに被せて蓋をし、つまようじなどで数か所穴を開けて湿度を管理しましょう。

 

この方法は、湿度の維持面ではかなり手抜きが許されますが、想像以上に蒸れるので、放置し過ぎると雑菌の異常繁殖を招いて、即デッドエンドとなってしまいます。

 

また、ヒーターの近く(特に距離が離れていない上部)にこの状態のプラケースを設置すると、オーバーヒートの原因にもなります。

ビニール張りケースは、温室の温度管理に慣れている人にとっては手抜きができる為にお勧めですが、基本的には霧吹きで対処した方が無難です。

安価で安心なフィルムヒーター&発泡スチロール

 

一番安くて安心なのは、フィルムヒーターごと発泡スチロール箱に入れてしまい簡易温室にする事です。

フィルムヒーター程度の熱でも発砲素材のおかげで熱が逃げないので、十分温まるし密閉空間に近い状態になりますから意外と湿度も維持されます。

 

難点は蓋をするので完全に暗くなってしまい、延々そのまま飼っていると昼夜のバランスが壊れてしまう事と、観察し難い為に排泄物に気が付かず、自家中毒で死なせてしまう可能性が高くなることです。

 

排泄物による自家中毒は土飼育にすることである程度予防できますから、この方法で保温する時は、土飼育にした方が良いです。

 

土の湿り具合は通常飼育と同じく、ぎゅっと握って団子になる程度の湿り気を維持するのが理想です。

この土が想定以上にびちゃびちゃになっていたり湿っている時は、小便をしたからです。

 

小便は液体なので、拡散しない限り無害な便と違い、そのまま皮膚から吸収されてしまう為、非常に危険です。

 

水張りの時と比べて薄まらないので、濃度が濃く水張りの時には耐えられても、土飼育の小便には耐えられないなんて状況になりかねません。

 

土がびちゃびちゃになっていた時には、直ぐに掃除して新しい物へと換えてやりましょう。

発砲スチロール+フィルムヒーターは、安価に冬を乗り切る定番ですが、観察のタイミングがどうしても減ってしまうので、開け閉めが面倒になるものの、

 

透明なゴミ袋などを被せゴムなどで、しっかり締め付けて隙間を埋め、蓋の代わりにするのも有用です。

ヒーターのコード通過部分は発砲スチロールの下部に穴を開ける形で加工しましょう。

プラグの頭を通すので結構な大きさになりますが、通気孔も兼ねているので問題ありません。

 

念のため、上部にも1つ2つ小さな穴を開けておけば、長期間の放置でも酸欠の心配がなくなります。

とは言え、排泄物や湿度維持などの問題もありますから、新鮮な空気と入れ替える意味も含めて、できるだけ1日に1度は蓋を開けて中を確認しましょう。

ツノガエルにとって一番安全なのは冬眠

 

実際問題、ヤングサイズ以上の個体であれば、一番簡単で一番安心なのが、冬眠です。

中途半端に温度変化が付かず、乾燥気味で管理する為に意外と病死も少なく致死率も低いのです。

 

冬眠は、大体12月~4月辺りにかけて行います。とは言え、ツノガエルの冬眠は厳密には冬眠ではなく休眠です。

 

熱かろうが寒かろうが、極度に乾燥すると乾季が訪れたと思い、コクーンと呼ばれる繭状態になって凌ぎます。

ツノガエルは、プラケースの7割~8割程度に土を敷き詰めた中に放り込めば、大体どんな種類でも勝手に潜ってくれます。

 

通常状態では丸く巣穴を掘って鎮座しつつ餌を待ち構えていますが、そのまま飼っていると、ある日底まで潜ってコクーンを作ります。

また、ツノガエルは季節に限らず、深めに土を敷くとその時点で限界まで潜ってしまう事も多々あります。

 

土の量が多いと、少々排泄をしても微生物が浄化してくれるので、大量の土で飼うのは冬に限らずお勧めなのですが、手放しでお勧めできない要因が、この底まで潜ってしまう性質にあります。

 

餌の度に掘り起こす必要があるので、そっちの面では非常に面倒なのです。

とは言え、寝かすとなれば餌の必要はありません。

 

潜ったその日からそのまま寝かせてしまう事も可能なので、いっぱい飼っていて管理が面倒!?なんて場合には、この冬眠(休眠)が特にお勧めです。

 

多くの爬虫類両生類では、冬眠を予定している連中は9月~11月頃に餌を多めに与える方が良いですが、元々待ち伏せ型で餌を取るのは運任せのツノガエルにとっては、通常管理の給餌間隔である週1回程度の餌でも十分多い方になります。

 

拒食していたり、病気を抱えている個体はそもそも冬眠させられませんが、普通に飼っていた健康な個体を寝かせる場合は、潜らせる前に便を出し切らせるだけで良いでしょう。

 

キチンと底まで潜ったのを確認したら、温室の最下段や机の下など、寒くても温度が一定に保たれている所に置いておき、2週間~3週間に1度ぐらいの頻度で土の湿り具合を確認しましょう。

 

ガビガビに乾いて底まで全部の土が白くなってしまうのはNGなので、面~中層はカラッカラでも底だけはほんのり黒い程度の湿り気を維持しましょう。

 

休眠は安全な事に加えて、繁殖のスイッチを入れる為には重要な作業となりますので、春先に繁殖を試してみたい場合には必須となります。

冬季の餌やりには要注意

 

冬季の餌やりには要注意

 

冬場はどんなに工夫しても、どうしても消化力が落ちてしまいます。

この時期はなるべく餌を少なめにして回数も減らした方が無難です。

 

上陸直後のチビ助などは問題ない場合も多いですが、半年以上経過した鶏の卵サイズ以上の個体になると、消化力が一段下がって餌への反応もチビ助時より微妙に鈍くなります。

 

通常時には週1で月4回与えていた物を半分程度の量にしたり、10日に1回にしてみたりと、絞る事が大事です。

ツノガエルは絶食には耐えられますが、消化不良を起こすと餌を吐き出せても即死ぬ事が多いです。

 

特に冬場は寒さのせいで消化力がガクンと下がっておりますので、餌のやり過ぎには最大レベルの注意を払いましょう。

まとめ

 

冬季のツノガエルの管理方法は大きく分けて3つ。

  • 温室飼育(湿度の維持にさえ気を付ければ最適)
  • フィルムヒーターを利用した飼育(発砲スチロール等の補助がお勧め)
  • 冬眠(一番安定。春先の繁殖的にも重要)

こんな所でしょうか?

 

冒頭で触れた様に、一番やってはいけないのが、半端な温度で飼う事です。

代謝のバランスが崩れ非常に危険です。

 

  • 寝かすなら寝かす!
  • 起こすなら起こす!

のメリハリをキチンと付けて管理するのが大事です。

また、起こしても、餌の頻度&量には本当に気を付けましょう。

 

家でも毎年1匹~2匹は、この程度なら大丈夫だろう…と適当に与えてしまい、結果として大丈夫ではない奴が出ます。

解凍したり練った餌が余ったのであれば、無理に与えず捨てた方が無難です。

 

この記事が少しでもお役に立てたのなら幸いです。

 

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