イモリ飼育方法!餌や管理、値段や飼育トラブルについても紹介!

イモリ

イモリヤモリサンショウウオ、この見た目や名前が似ている3種を、キチンと分類分けできる人は意外と少ないです。

興味のない人からすると、全部トカゲの仲間でしょ?なんて話も良く聞きます。

 

今回のテーマは、そんな分かり辛い3種の中の1つ、イモリについてです。

イモリがどんな生き物で、どんな飼い方が適しているのかを大雑把に解説してみようと思います。

 

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イモリの見た目

 

イモリの見た目

 

単にイモリと言う場合、国産であれば、アカハライモリを指す事がほとんどです。

 

背中が黒くてお腹が赤いのでアカハライモリと呼ばれますが、

二ホンイモリと言う別名もあります。

 

井戸を守るから井守とも、井は田んぼを示す字で田んぼを守るとも言われています。

 

サイズは平均してアダルトでも10センチ前後。

形は完全にトカゲなので知らない人からしたら、

田んぼや小川にいる水中性のトカゲです。

 

イモリの分類

 

見た目が近いトカゲや、名前が似ているヤモリが爬虫類なのに対して、イモリは両生類

分類的にはカエルに近い生き物です。

 

カエルは無尾類、イモリは有尾類と分けられていて、読んで字のごとく、尻尾がある両生類か無い両生類かの違いで分けられています。

 

もっとも、分類が近くとも、生活形態も容姿もまるで別物なので、気にする人でなければ「へー」で済んでしまう雑学です。

 

また、見た目も分類も近い仲間にサンショウウオが居ますが、最終的に陸上生活をすることが多いサンショウウオに対して、イモリは水中生活を好む物が多いです。

イモリの特殊能力

 

イモリを語る上で外せないのが、その再生力です。

腕を失おうとも、尻尾を失なおうとも、骨ごと丸々再生します。

 

尻尾を自らちぎって逃げるトカゲでも骨までは再生できず、自切したトカゲはぱっと見で「あ、コイツ尻尾切った事あるな…」と分かりやすいものですので、専門店などではB品扱いになる事もあります。

 

んが、イモリはそんな事もなく丸々再生します。

 

世界中全てのイモリがそうなのかはわかりませんが、少なくともアカハライモリはそのぐらい強力な再生力を持っています。

 

また、自然界のイモリはフグ毒と同じテトロドトキシンも持っています

様々な餌を食べる上で蓄積させる毒らしく、飼育下では減少するとも言われておりますし、必要以上に恐れる量ではないようですが、いずれにせよ触ったら必ず石鹸で手を洗いましょう!

イモリの生活形態

 

イモリは水中生活を好む生き物です。

 

田んぼや小川、池などに棲み、枯草の下などの陸上でもある程度生活するようですが、飼育となれば完全に水中で飼う事になります。

 

その為、飼い方の基本は、ほぼ魚を飼うのと同じ感覚になります。

雄の求愛行動に地域差があり、違う地域の個体同士ではカップリングが成立し難いと言う変わった特性もあり、この特性のおかげで、いざ繁殖を狙おうと思った時には想像以上の難易度になる事もあります。

 

また、意外に寿命は長く、20年とも25年とも言われております。

イモリのお値段

 

アカハライモリは居ない所にはまったく居ませんが、居る所にはうじゃうじゃいる生き物です。

なので、ショップで売られている時でも精々200円前後と安いです。

 

安すぎて売値と維持費用が合わない上に餌用としても利用される事がほとんどない為、費用対効果が合わない事から、あまり好んでは売られていません。

 

個人売買のオークション等では比較定期入手しやすいので、購入を意識した場合はお店を周るよりネットで検索した方が遭遇率が高いです。

 

通常個体は200円程度と安いですが、稀に全身赤かったりする物がおり、数万円以上の価格になる事もあります。

 

明確な色素以上ではなく、あくまで特殊な個体差であることがほとんどですが、こうした個体を元にして品種の改良は行われますので、基盤として扱われたり、好事家のコレクションとしても好まれますので、非常に高価な値段となります。

 

野生で出会う事ができる地域であれば、こうした特殊な個体と出会う可能性もありますし、なにより自分好みの個体を探す事ができますので、イモリを飼いたいと思ったのであれば、購入の前にまずは生活圏内で出会えるものなのか周囲の人から情報収集し、可能であれば捕獲してみましょう。

 

お腹の模様や色彩範囲などは終生変わりませんので、その辺りに拘るのも良いでしょう。

 

イモリの飼育に必要な物

 

基本的にはプラケースに水を浅く入れただけで飼育可能です

 

長期飼育を見越した場合は、大き目の水槽を使いカメ用の浮島などで陸地を儲けると長く安定した飼育が可能です。

浮島などの陸地は、飼育が安定して現場に個体が慣れてこないと利用しない場合がほとんどです。

 

いずれにせよ、導入だけならプラケースに水を張るだけで飼えますから、この状態で餌付けして、人間との生活に馴らした方が良いでしょう。

 

冬眠させないのであれば、水中ヒーターサーモスタットが必要になります。

纏めると、

  • 中サイズ以上のプラケース
  • 底に敷く砂利や砂(メンテナンス効率が落ちるのでお勧めはできない)
  • エアレーション(簡易ろ過が可能な物が良い)
  • ヒーター&サーモスタット(冬眠させない場合)

こんな所でしょうか?

とは言え、キチンと管理できるならプラケースだけでも延々飼育可能です。

イモリの基本管理

 

基本は餌を与えて掃除をするだけです。

水深はイモリの体高の2倍程度以上あれば飼育可能ですが、ろ過付きエアレーションを使ったり、泳ぐ姿を見たいのであれば深くしても良いです。

 

その場合は浅い所も作り、必ず息継ぎしやすい場所を作るのが大事です。

また、湿った体と張力を利用して垂直なプラケースの壁面を登ったりしますので、必ず蓋をしましょう!

 

日本の生き物なので、水温は特別気にせずとも部屋の温度と同じでOKですが、20度程度が快適な温度です。

10度以下になったら冬眠モードですので、餌を与えず見守りましょう。

 

また、肉食で共食い上等な生き物なので、サイズ差が開いている場合は元より、同じぐらいの大きさでも多頭飼育はお勧めできません。

 

イモリも両生類なので、スキンシップで人体との温度差から物理的なダメージを負う為、お触りはメンテナンス時等の止む得ない場合を除きNGです。

 

できればメンテの際にも網などを利用して移動させた方が無難です。

イモリに限らず清潔さを保つのが、両生類飼育の基本にして奥義の一つです。

イモリの餌と与え方

イモリも各種メーカーから専用の配合飼料が売られています。

 

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比較的嗅覚の鋭い生き物な上に、死体も食べる事がある生き物なので、ばら撒くだけで餌付く個体も多いですが、

自然界にはない餌なので、食べない奴はトコトン食べません。

 

イモリの餌が無ければ、水亀用の餌でも代用可能ですが、上記の理由と同じ問題が付いて回ります。

 

そうした人工飼料に餌付かない個体には、生きたメダカエビイトミミズなどの動く餌を使う事になります。

 

初期の餌付けには冷凍アカムシも利用可能ですが、態々使っても食べない事もあるし、食べても栄養価的な意味で長期利用には向きません。

 

人工飼料に餌付けば栄養のバランス問題はほぼ解決しますが、生き餌しか食べない場合は、様々な種類を与える必要があり、餌の面倒が跳ね上がります。

 

なので、生き餌しか食べない個体でも、可能な限り人工飼料に餌付かせたい所です。

長期間の絶食に耐えられる生き物なので、腹減りを利用して餌付かせるのが効果的ですが、匙加減を間違え、

 

生き餌を捕らえる事が不可能になるほど体力を消耗してしまうとアウトですので、絶食を利用して人工飼料への切り替えは、10日前後を目安にしておきましょう。

冬眠明けに改めて試すのも有効です。

 

代謝が止まり出す冬眠時以外の絶食は、免疫力も衰えますので、通常時に絶食させるのなら水質の維持にはいつも以上に気を配りましょう。

餌の頻度は数時間で食べきる量を3日に1度程度で問題ありませんが、与える量や頻度は個体に合わせて調整します。

 

ただし、毎日与えるのは肥満になるので基本NGです。

生餌を好む上に、スカベンジャー(死体食い)でもあるイモリですが、自然界ではそこまで餌にありつける生き物ではありません。

 

ちょっと足りない位を維持しつつ、たまにご褒美がプラスされる程度が良いバランスです。

代表的な飼育のトラブル

 

イモリも両生類である以上、環境が悪くなると細菌感染を起こします。

トラブルの原因はカエルと大差ありません。

  • 細菌感染
  • 消化不良

この二つが死因の多くを占めています。

 

細菌感染は主に不衛生な環境から起こるので、餌の食べ残しは毎回取り除き、糞をしたら水替えをするのが基本です。

排泄物や食べ残しは少しでも残っていると、それを餌にして細菌が爆発的に増えますので、想像以上に危険な物体です。

 

消化不良は水温=体温の生き物なので、寒くなる晩秋や初春に起こりやすいです。

(冬は冬眠したり保温するので意外と起こりにくい)

 

砂利を敷くと見た目は良くなりますが、メンテナンス効率が落ち、糞や食べ残しが中まで入り込んでしまうのであまりお勧めできません。

 

それに加えて餌ごと誤飲してしまう可能性もあるので、どうしても敷きたい場合以外は、床材を敷かずにベアタンク式で飼う事をお勧めします。

 

と、アカハライモリについてはこんな所でしょうか?

国内のイモリはイモリにしては珍しく、温度の変化が大きい国在住故に温度変化に強い種類となります。

 

かなり飼育し易く、かつ長命で長く付き合える生き物ですが、アカハライモリを長期間飼育できたからといって、国外のイモリを購入して同じ感覚で飼うと即死んでしまいますので、そこだけは注意しましょう。

 

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