ツノガエルの飼育方法や環境は?手抜き方法も!値段や寿命についても徹底解説!

カエル

初めてツノガエルを飼おうと思った場合、いきなりカーティンガーツノガエルブラジルツノガエルを飼う人はほとんど居ません。

 

多くの場合、ベルツノガエルクランウェルツノガエルといった、生産量が多く値段が安価な物から入門する事でしょう。

今回はそんな、ツノガエル入門種である、クランウェルツノガエルベルツノガエルの飼育方法についてです。

飼育に適した環境やツノガエルの寿命、手抜きで飼育する方法などについても徹底解説していきたいと思います。

 

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ツノガエルって何科?ペットに向いてる?

 

ツノガエルって何科?ペットに向いてる?

 

ツノガエル類はツノガエル科に属するカエルです。

昔の書籍などではミナミガエル科と記されている物もありますが、現在では大体ツノガエル科として扱われています。

 

飼い主のライフスタイルに応じて、様々な方法で飼う事ができる適応力に加えて餌食いも良く、ベルツノとクランウェルは流通量も多い事から、数千円程度で販売されており、他のツノガエルと比べて入手しやすく、値段的な意味でも最初の敷居が低いので誰でも飼育に挑戦できます。

 

しかしその反面、この2種以外のアマゾンやカーティンガーなどのツノガエルはやや高額で、専門店でも居ない時には居ないレア種となり、飼育方法自体は同じでも、値段と入手難易度が高くなりがちです…

 

ツノガエルの種類や特徴を紹介!レアなモルフ(品種)から人気まで(動画あり)

 

ベルツノとクランウェル 飼育方法に差はあるの?

クランウェルとベルツノですが、基本的にベルとクラで、両者の飼育方法の違いはありません。と言うより、国内で流通しているツノガエルの多くは、今回紹介する飼い方で終生飼育できます。

 

それぞれの種や個体で好む傾向は違うので、好きな餌や必要な栄養、あるいは適した環境などは、種単位ではなく個単位。

そしてその時のその子の気分で変わると思ってもらえれば、より良い飼育環境を構築できます。

 

ですが、基本的な部分はどれも共通です。

飼育者が飼い方を選べるカエルなので、人間の都合に合わせた飼育ができる、非常に特異なカエルと言えます。

 

 

それでは次に、ツノガエルの値段と飼育方法について紹介していきます。

ツノガエルの値段は?(販売店・ネット・注意点)

 

ツノガエルの値段は?(販売店・ネット・注意点)

 

安い時には1000円以下、高くても5000円程度で買える生き物ですが、大量に扱われる為にクオリティにはかなりブレがあります。

多くは安くても問題ない事がほとんどですが、安い個体は売れ残り群であることも多く、激安通販を利用すると、そうした玄人が厳選から弾いた平均値以下のクオリティの物が送られがちです。

 

ベビーサイズの顎の些細な変形や、足の微妙な変形は素人では見分けが付きづらく、誰もが分かるレベルの異常に気が付いた時には育った時で、クレームも付けられない様な期間が経つ頃になります。

 

また、異常ではなくとも、クオリティの面ではマイナスとなる、全体的なフォルムや骨格などが美しくない物も玄人の厳選では弾かれます。

 

ブリーダーが直接販売している個体であれば、こうしたマイナス面がある個体を弾いた、厳選済の個体から送られますので一安心ですが、ツノガエルに詳しくない個人や、専門スタッフの居ない総合ショップからの通販となると危険が跳ね上がります。

 

また、通販する時は必ず死亡到着保証のある所から購入しましょう。

例えば良くある事例に、ツノガエルを湿らせたキッチンペーパー等で発送すると、輸送中に糞をし自家中毒を起こして死亡する事があります。

 

これはミズゴケ等の天然素材を使えば、ある程度の自浄作用と、凹凸による接触面の少なさから未然に防げるトラブルです。

 

プロショップでもカエルに強い所でなければ、こうした基本を知らない店はありますので、通販する場合は必ず死亡到着保証のある所から買いましょう。

 

ブリーダーズショップなどでも、キッチンペーパー等の発送方法を採用している事がありますが、そういった所では発送前にウンコを抜くなど、ツノガエルの生態を十分理解し、トラブルを未然に防いでからの行いですので、特に問題に繋がりません…

 

キッチンペーパーでの自家中毒事故は、発送方法がプロと同じなら大丈夫だろうと、深く考えずに発送方法「だけ」を採用した、一般飼育者や業者が良く起こすトラブルです。

とは言え、ミズゴケだろうがキッチンペーパーだろうが、死ぬ時は死にます。

 

万が一死亡到着となった場合は、死亡保障があるのであれば、キチンと状況を説明することで再発送してくれますので、必ず死亡到着保証のある所から購入しましょう。

万が一どころか、100匹送れば1匹2匹落ちたりするのはザラにありますから…

ツノガエルの飼育方法と飼育環境について

 

ツノガエルの飼育方法と飼育環境について

 

ツノガエルを飼育する環境は、基本的に人間が快適と思える場所ならどこでも問題ありませんが、直射日光が当たる窓際など、高温になりがちな所は避けた方が無難です。

特に場所を取る生き物ではないので、自室や居間など、観察の目が良く行き届く場所がお勧めです。

ツノガエル飼育の基本!ベアタンク方式

このベアタンク方式でツノガエルを飼う時に必要な物、それは、

プラケース!!(サイズに合わせた大中小のいずれか)

これだけです。

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プラケースに個体の腕の太さ程度、あるいはアゴの下ぐらいまで水を張るだけです。

このお手軽さから、マニアは複数飼ってコレクションできるワケです。

 

ところが、これだけで一生飼えるのかと聞かれたら、こう答える事になります。

「普通に飼えるけど、ベストとは言えません」

ベアタンク式の長所と短所

この方法は、小洒落た言い方を好む業界の人々はベアタンク方式なんて言いますが、ようは「水張り飼育」です。

一部の人以外にはベアタンク方式なんて言っても通じません。

 

ツノガエルの養殖を始めて長いですが、近年になって初めて聞いた時は「なんじゃそら?」でしたw

なので、素直に水張り飼育と言った方が通りが良いです(ある意味最大の短所ですねw)

 

この方法の問題点は、長期間このまま飼育していると、足腰の骨格形成に異常を起こし、踏ん張りの効かない、のぺっとした体型になってしまう事です。

 

のぺっとした体型のせいで直接問題が起こる事は稀ですが、結果として、後ろ足の踏ん張りが効かず、筋肉も衰えますので土を掘る事ができません。

なので、冬眠ができない個体になってしまいます。

 

また、栄養が偏っている場合は、栄養失調とのコンボで腰骨そのものの変形を招いてしまい、排便できなくなってしまう事もあります。

逆に長所は、圧倒的なメンテナンス効率の良さです。

排便をすれば直ぐに分かりますので、水を換えるだけで対応可能です。

 

餌付きの悪い個体には、メダカや金魚を与える事で餌への反応を上げたりしますので、そういった固体にも、この方法がベストとなります。

ただ、効率が良い反面、その水換えを怠ると即、死に繋がります。

 

と言うのも、糞が水分を吸収してバラバラになり、ほどなくしてウンコ水になってしまうので、常にその水にさらされている固体が、水分ごと有害物質も吸収してしまい、自家中毒を起こしてしまうからです。

 

ツノガエルは待ち伏せ型のカエルで、餌が取れない事を想定している体質からか、限界まで排泄物をため込む癖があります。

 

子ガエルの内は頻繁に出すのでまだマシですが、その性質上、フルサイズのアダルトが出す時は、かなりでかい糞を出します。

酷い時には、腕より太く、自分の体長に匹敵するぐらいの長い糞を出す事もあります。

 

そして、そんなでっかいウンコ以上に危険なのは「小便」です。

糞と違い目に見えて判断しづらく、臭いで判別せざるを得ない事もままありますから、そのままにしてしまい自家中毒を起してしまいがちです。

 

水張りで飼うのなら、汚れていようがいまいが、毎日水替えするぐらいのスタンスで飼育した方が良いでしょう。

いずれにしても、この方法は一時的なキープ方法と割り切る事が肝心です。

ツノガエル飼育にお勧めなのはウールマット式

メンテナンス効率と骨格形成&餌食いの良さを総合的に見た場合、簡単に掃除ができて、かつ水張りの利点を有した、ウールマットを使った飼育がお勧めです。

 

60センチ水槽用の上部ろ過に使われるフィルターを利用した物が一般的です。

60センチ用のフィルターは半分に切ると、中サイズのプラケースに丁度収まる程度の大きさになります。

これを敷いたプラケースに、フィルターと同じぐらいの高さまで水を入れれば完成です。

排便に関する問題は水張りと同じなので、排便を確認したら即掃除なのは変わりませんが、直接水に触れる面積が少なくなるので、一見やばそうな汚れ方をしていても、水張りよりは、限界までの猶予があります。

 

数回洗うとへにゃへにゃになって張りがなくなりますので、長期間の使用には耐えられませんが、もったいないからと無理やり使い続けずに、ダメになったら定期的に換えた方が良いです。

 

元がゴミを吸着するためのフィルターですから、どんなに洗っても細かい汚物が残り、そこから細菌が繁殖してしまうためです。

ツノガエルの寿命は?

 

ツノガエルの寿命は?

 

恐らく20年以上は生きると思いますが、我が家での最高記録は18年でした…

平均すると長くても5~6年で死なせてしまう飼い主が多いようですが、カエルはツノガエルに限らず些細な事で死なせてしまうので、ヘビやトカゲと比べた場合、種として脆いイメージがあります。

 

適当に飼っていても死なない個体が居る一方で、丁寧に食事バランスや清掃に気を使っている個体でも死ぬ時は死んでしまいます…

カエルに限らず、総じて爬虫類と比べると両生類自体がトラブルに対して弱い生き物と言えます。

ツノガエルを飼う際に毎日必ずする事 まとめ

汚物のチェックだけは必ず毎日しましょう。

土などの天然素材で飼っているのであれば、ある程度は放置しても構いませんが、水張りやウールマットで飼育していると、ウンコや尿で汚染された水を皮膚から吸収して自家中毒を起こし、短い時間で死に至ります。

 

狭い容器や浅い水で飼育していて、溶けたウンコの濃度が濃くなるほど時間的猶予は短くなります。

寝る前と起きた時には必ずチェックする習慣をつけて、ウンコをしていたら即掃除する事を基本スタンスにすると良いでしょう。

これが面倒な場合は土等の天然素材で飼う事を推奨します。

毎日じゃなくてもすること まとめ

餌やりや掃除は必要に応じて行います。

特に清掃は飼育スタイルに応じて頻度が異なります。

 

土で飼っているのであれば、床材が汚染されない限り1か月以上そのままでも大丈夫ですが、尿や脱皮片、ウンコの破片などで汚れてきますので、3週間~4週間程度を目途に、全部取り換えた方が無難です。

 

土などの天然素材を使わない、水張りやウールマットの飼育だと、尿や糞はそのままがっつり残り毒素を振りまくので、確認したら即掃除します。

 

尿は確認し辛いので、ウンコをしてなくとも、これらの飼育方法をとっているのであれば、見た目には綺麗でも2日か3日おきには掃除をした方が無難です。

面倒でないのなら、毎日掃除しても問題ありません。とにかく清潔さにだけは気を配りましょう。

ツノガエルの手抜き飼育について

 

ツノガエルの手抜き飼育について

 

では次に、ツノガエルの手抜き飼育についてお話したいと思います。

ツノガエル飼育で一番手抜きが許される方法!土飼育

ツノガエルは元々土に潜るタイプのカエルです。

なので、一番、野生下での生活スタイルに近い飼育方法が、土を使った飼育になります。

 

使える土は、庭先の土や畑の土など、なんでもかまいませんが、木片などを誤って飲み込むと排出できずに死んでしまう事もありますので、必ずそうした異物を取り除いておきましょう。

 

園芸店で売られている物だと、

  • 黒土
  • 赤玉土
  • 鹿沼土
  • ヤシガラ土

専用の物には

  • フロッグソイル

などがあり、ツノガエルの床材飼育として適したアイテムとなります。

 

これを大体、カエルの体高と同じぐらい敷き詰めればOKです。

 

定期的に霧吹きや差し水で水分を補給する必要がありますが、この時、ベチャベチャにならないように気を付ける必要があります。

排便しても土が固めてくれますので、そのままピンセットで取り出すだけで済みますし、小便をしても土中の微生物がある程度分解してくれます。

 

水張りやマット飼育と比べると、かなりの手抜きが許されます。

反面、微生物の浄化限界まで放置すると、汚染された土から病気になりますし、些細な怪我から感染症になる危険もあります。

 

また、慣れないと水分補給のさじ加減がわからず、べちゃべちゃにしてしまったり、逆に乾燥させすぎてしまう事になります。

水分のバランスが悪いと、脱皮が上手くできずに餌食いの低下も招きますし、潜っているので餌を与えづらいなどのデメリットも生じますから、初心者の内は土飼育よりマット飼育をお勧めします。

旅行時は家にほっとくの?←何泊までなら大丈夫?注意点

 

旅行時は家にほっとくの?←何泊までなら大丈夫?注意点

 

土で飼っているのであれば、最悪1か月程度の放置には耐えられます。

もちろん状態は落ちるし、死んでしまう可能性もありますので、現実的には1週間程度を目安にしましょう。

 

旅行の10日ぐらい前には餌をストップして、ウンコをさせておくのが重要です。

水張りやウールマットなどの飼育では、これを怠った場合、留守中に排便すると、即、死にます。

 

家を空ける時だけ土飼育にするのは、個体にかなりのストレスを与えますので、出かける事が多いライフスタイルなら、最初から土などの天然素材で飼う事をお勧めします。

まとめ

これらの飼育方法は一長一短あれど、一応、どれもそれだけで終生飼育が可能な方法ですので、自分のライフスタイルに合わせた飼い方をするのがベストなのですが、場合によってはカエルの都合に合わせるのも大事です。

 

病気の個体なら薬浴などが必要になるので、水張りが適していますし、完全にがっしりした体格に育てたいのなら、土飼育以外の選択肢はありません。

 

ケースについても、大型になる♀以外は中サイズのプラケースで十分ですが、♀のフルサイズなら大サイズを。

そうでなくとも、念のために必要以上に広いケースを使った方が、カエルが逃げられるので、自家中毒細菌感染などのトラブルを予防しやすいです。

 

飼育状況に不満があると、ツノガエルはやたらと暴れますので、そうした行動が確認されたら即水替えや床材を交換しましょう。

ツノガエルは新鮮な環境になると良く糞や尿をしますので、メンテナンス直後にそうした排泄行為がある為、綺麗にしたから大丈夫と油断してはいけません。

 

全てのメンテが完了したと思ったら、半分ぐらいの奴等がやらかしてて、第二ラウンドが待っていた…なんて事も少なくありません。

 

私は基本的に黒土で飼育していますが、餌食いの向上を促したい時や排便をコントロールしたい時には水張りにしたり、長期間そのままになりそうな時は、水張りにマットを追加したりする形で対応しています。

 

我が家では、冬場には暖房がフル稼働して湿度が激減しますので、そう言った状況でも水張りケースが増えます。

今では人工繁殖が確立されており、日本の気候にもなじんだカエルですが、基本的に乾季と雨季の差が激しい所のカエルですので、繁殖を意識した場合も土飼育で休眠させるのが必須条件となります。

 

日本の気候では、雌の繁殖スイッチの切り替えが非常に難しく、プロブリーダーでなければ繁殖不可能とまで言われているツノガエルですが、日々の飼育をキチンとこなせば、普通に産みます。

 

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