ツノガエルのオタマジャクシの飼育と値段!餌やりから注意点まで徹底解説!

カエル

ペットフロッグの代表であるツノガエル

 

その中でもベルツノガエルクランウェルツノガエルは、1年を通じてオタマの購入が可能です。

 

 

春先~初夏であれば、オークションなどで専門ブリーダー以外の所で産まれた子も出品されたりしています。

今回はそんなツノガエルのオタマについてです。

購入したオタマの管理から、繁殖に成功した時の管理まで、ざっと解説してみようと思います。

 

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ツノガエルのオタマってどんな奴?

ツノガエルのオタマってどんな奴?

ツノガエルのオタマは、最大で成人男性の親指ぐらいになる、ちょっと大型のオタマです。

大体ふ化から1か月ほどでカエルになります。

 

アルビノなどのはっきりした色違いは、オタマの時点でアルビノです。

反面、そのほかの微細な色違いや、色素の欠乏状況が曖昧な色違いは、カエルになって少し育ててからでないと、

ブリーダーでさえわからない事がほとんどです。

 

その為、オタマで購入したノーマルが、カエルになった後に色違いになって大化けした!なんてロマンもあります。

まぁ、宝くじに当たるぐらいの珍しい事例ですが…。

ツノガエルのおたまじゃくしの値段

 

ツノガエルのおたまじゃくしの値段

 

ベルツノやクランウェルのオタマは、大体1000円前後~2000円程度で売られています。

カエルの状態では平均して2000円~4000円ぐらいですので、特に目当ての模様や色彩がないのであれば、値段的にも飼育の楽しみ的にも、オタマからの飼育は大変お勧めです。

 

ですが、安い分デメリットもあります。

カエルに変態する事はオタマにとって命がけの作業となりますので、この、変態に失敗して死亡するリスクが結構な確率であります。

 

100匹居たら、1匹~5匹ぐらいは特に理由もなく変態不全を起こして死亡します。

流石に購入した個体全てが変態不全で死亡した!なんて場合は育成の不備が濃厚ですが、キチンと餌を食べて丸々太ってる個体でも、なぜか変態できずに死亡する奴はいます。

 

これはツノガエルに限らず、他のカエルでも良くある事です。

また、餌を食べても栄養を上手く吸収できない個体や、唐突に尾曲がりを起こす個体も居ます。

 

特に尾曲がりは、昨日は平気だったのに、今日になったら突然発症した!なんてケースはザラですので、専門ブリーダーから買った個体でも、到着したら尾曲がりになりかけていたり、極端に遊泳姿勢がおかしかったりすることがあります。

 

幸い、尾曲がりは背骨まで曲がる酷い状況でない限り、最後には無くなる物なので影響は軽微だったりしますが…

当然、専門ブリーダー以外から買うとそういうリスクはより高まります。

 

酷い場合は、指先の確認なども雑で、クレームをつけても個体差として済まされてしまいます。

ツノガエルはオタマの時点で、前足4本、後ろ足5本(内外側から数えて2本目の指が長い)と言う特徴が明確に分かります。

 

これが足りなかったり、極端に短かったりするのは、個体差ではなく、齧られたり元々短かったりするB品です。

専門店以外ではこの辺りまで綿密に検品してくれませんので、もしもオタマをオークションなどで買うのなら、指の欠損や長さなどについて、個体差だからとの言い訳を商品説明でしていない方から買う事をお勧めします。

 

※↑の商品説明はしつこいクレーム対策用に、専門ブリーダーでもしかたなく書かれている事もあるので、出品者の評価と合わせて判断しましょう。

(これはカエルで購入する時も同じです)

 

また、オタマで買うなら、後ろ足が出ていないSサイズ(およそ孵化から10日~15日ほどの物)を買うのをお勧めします。

 

キチンとした人なら産卵日や、到着時のサイズまで商品説明に明記されていますし、なくても問い合わせれば解答してくれますから、購入を検討した時には、サイズ誕生日等も気にしてみましょう!

 

これなら齧られて足を欠損している個体を掴まされるリスクは無くなります。

いずれにしろ、オタマを購入するのなら、安い反面、そうした色々なリスクがある事は忘れてはいけません。

ツノガエルのおたまじゃくしの飼育と餌!

 

ツノガエルのおたまじゃくしの飼育と餌

 

同時飼育は超NG!個別飼育が基本

ツノガエルのオタマジャクシは、日本の池や沼、田んぼや川に居る国産種の雑食オタマと違い、超凶悪な肉食オタマです。

日本の連中は茹でたホウレンソウやゆで卵、魚の餌などなんでも食べますが、ツノガエルのオタマジャクシは、100%動物質の物しか食べません!

 

これは親が産む時の、野生の環境に由来した性質です。

彼らは、雨後に一時的にできた水たまりで産卵します。

 

したがって、オタマの餌になる様な物が現場に全くないのです。

じゃあ、なにを食べるのかと言えば、兄弟姉妹や同族です。

 

身内や同種同士で激しいバトルロワイヤルを繰り広げ、敗北した者が餌になります。

なので、購入したオタマは1匹1匹、別々に飼います。

 

必ず個別飼育にしないと、指を食いちぎられたり、足を食いちぎられたりするのはデフォで、そのまま弱れば食い殺されてしまいます。

キチンと餌を与えて居ても、動く物を優先的に襲う性質がありますので、齧りあいに空腹か否かはあまり関係ありません。

 

とにかく別々に飼う!

 

これが最初にする大前提です。

100円均一等で売っている一番小さなプラケースで十分ですので、必ず個別で飼いましょう!

ツノガエルのオタマジャクシの餌!冷凍アカムシ

連中の餌として一番有用なのは、冷凍アカムシです。

熱帯魚などを売っているお店なら、定番品として取り扱っているはずです。

 

100グラム1枚を買えば、1匹のオタマがカエルになるまでに十分持ちます。

売られているオタマの多くは、大体生後10日ぐらいからの物となります。

 

少なくとも、家ではそれ以前の物は売った事はありませんし、他の専門ブリーダーでも大体似たような大きさに育った物を販売しています。

 

なので、購入した時点でカエルまで残り約20日です。

しかも後半5日くらいは変態中なので餌を食べません。

ブロック状に小分けにされているアカムシを、1日1つ放り込んでおけば、最後には少し余ると思います。

 

与える際には、1ブロックをプリンカップ等に入れて自然解凍するか、ネット等に入れて流水をかければすんなり解けますので、完全に冷たさが抜けたら投入しましょう。

 

翌朝、大量に食べ残している様なら、次回からその分を減らして与えれば、水が汚れる速度をだいぶ遅らせられます。

与えたアカムシを即座に食いつくしてしまうようになったら、改めて分量調整してみましょう。

翌朝に、ギリギリちょっと残すぐらいが理想的な分量です。

もう一つの餌!配合飼料!意外な効果もある!

 

他にもツノガエル専用の配合飼料も継続して与えることが可能ですが、団子状の練り餌なので、食いつきが悪い事が少なくありません。

水もアカムシ以上に汚れますので、あまりお勧めできませんが、ペパーミントツノガエルと呼ばれる色違いを作りたいのなら、この餌のみで仕上げる必要があります。

 

グリーンクランウェルの青味の強い個体がペパーミントと呼ばれるタイプですが、これは、白身魚で育て続けたザリガニが青くなるのと同じ原理で、特定の栄養素を意図的に弾いて作る、言わば、栄養失調による色素欠乏です!

 

非常に美しいので、ツノガエルのカラーの中でも特に好きな色違いですが、こう書くとマイナスイメージしかなくてアレなんですが…まぁ、事実なのでw

 

とは言え、特に色合いが美しくなる以外に、体調の変化などはありません。

青いザリガニでは脱皮の失敗や突然死があるようですが、クランウェルは色素の欠乏以外に健康被害は無いようです。

 

家では普通にペパーミントのまま15年以上生きています。

(最高で17歳8か月まで生きた記録があります)
オタマの内から、こうした栄養操作をしないとペパーミントにはならず、緑のカエルになった個体に、専用配合飼料を与え続けてもペパーミントにはなりません。

また、逆にペパーミントに専用フード以外を与え続けると、緑に戻ってしまう事が少なくありません…。

ツノガエルのおたまじゃくしの飼育 注意点!

 

ツノガエルのおたまじゃくしの飼育 注意点!

水替えの頻度


水替えは基本的に毎日します。

水は食べ残しや糞でモリモリ汚れます。

 

魚の水替えみたく、汚い水を半分のこして綺麗な水を半分入れる!なんて手間はいりません。

全部換えます。

 

家ではそのまま水道水をぶち込んでしまいますが、これは田舎でカルキ濃度の薄い地域だからできる荒業です。

基本的には市販のカルキ抜きでキチンと中和した水道水を使いましょう。

 

毎回水を作るのが面倒なら、別の大型水槽や水汲みタンクに貯水しておけば、オタマケースの汚水をこぼして、そこから汲むだけで済みます。

汚水をこぼして綺麗な水を入れるだけの簡単作業なので、100円均一などの小さいケースで飼っていると、20日ぐらいで底や壁面に汚れが付着し始めます。

 

ヘドロの様な汚れなので、浮遊したそれらがオタマのエラや、体の側面にある排水穴に詰まる事がありますので、その位汚れたら、一度スポンジなどで綺麗に掃除する必要があります。

変態の準備!エラ呼吸から肺呼吸に変わる瞬間を見逃すな!

毎日水替えと餌やりをしていると、およそ孵化から25日前後~30日前後で変態が始まります。

大きさや兆候で言うと、大人の親指ぐらいになり背中に4つの模様が出始めた辺りです。
加えて、緑系なら全体的に緑がかって来ます。
また、直前となれば、前足が内部で作られていますので、角ばって来ます。

変態が始まると、多くの場合オタマの左側にある排水穴から、まず左腕の肘が飛び出してきます。

 

程なくして腕全部が出てきますが、この時もう片方の右腕もすでに出来上がっていますので、後は皮膚を突き破るだけの状態です。

穴が無い分時間がかかりますが、2日もしないで飛び出して来ます。

 

両方の前足が出てきたら、オタマの体高と同じぐらいの水深にした浅い水張りケースに移動させて、尻尾が無くなるのを待ちましょう。

そのまま深い水深で飼うと、エラ呼吸から肺呼吸に変わっている為に溺死します。

 

家では片方でも腕が出たら浅いケースに移動してますが、キチンと揃ってからの方がトラブルは少ないです。

とは言え、片腕が出てるのに運悪くこれから数日は観察できない!なんて状況ならば、さっさと移動した方が無難です。

 

変態中は尻尾の角質などがボロボロ剥がれ落ち、結構水が汚れます。

また内臓作り替えの為か、最後に残った糞も大量に出します。

糞で水が汚れたら、直ぐに綺麗な水にしてあげましょう。

 

変態が始まると、今まで獲物の肉を切り裂いていた黒いクチバシもポロリと落っこちます。

ヘビの脱皮と違い、一生に1度の事ですので、記念に取っておくのも良いでしょう。

 

尻尾は吸収されてこの時期の栄養にされていると思われがちですが、実際はアポトーシスと呼ばれる細胞の自殺現象で、なんのプラスもなく、ただただ失うだけです。

 

おじいちゃんおばあちゃんなどは特にそう思いがちですので、異議を唱えるもよし、空気を読んでスルーするのも良しです。

順当に進めば1週間もしない内に変態が完了して、小さなツノガエルになります。

番外編 産まれたオタマの大量管理

 

番外編 産まれたオタマの大量管理

 

自宅で繁殖に成功して、オタマが大量に産まれた場合でもやる事は同じです。

ただし、規模が違います。

 

うん千匹と産まれるので、当然、1匹1匹を個別に飼うなんてのは、どんだけ時間があっても不可能です…

しかたがないので、大量に産まれた場合は共食い覚悟の上で纏めて飼育します。

 

産卵後、48時間ほどでふ化しても、エラが体の中に入るまでは餌を食べません。

壁面に張り付いたり、底でじっとしてますので、この頃はまだ平和です。

 

受精卵にならずカビが生えた卵などは、この時期にスポイトなどを使って取り除いておきましょう。

さて、おおよそ60時間ほどで、早い個体は餌を食べ始めます。

 

最初に産んだ卵と比べ、最後に産んだ卵では、餌を食べだすまでに数時間の差がありますが、後の方であればあるほど、食われて餌になるリスクは高まります!

 

片やエラの吸収が終わった兄姉。

片や未だにエラが収まらない弟や妹…。

覆らない産まれた時間の差がそのまま生命の危機になるのです…。

 

産卵からおよそ4日もすれば全員揃って餌を食べだすので、この頃から地獄絵図が加速します。

尻尾から襲われる事が多いので、頭だけで漂っていたり(生きてる)すべて食いつくされて頭蓋骨だけが底に転がっています。

しかも大量に…

 

この地獄絵図の共食いが始まったら、アカムシ配合飼料の投入を始めます。

まずは1ブロック~3ブロックのアカムシを投入してみましょう。

 

アカムシにも大きい小さいがありますので、

小さく細いアカムシは優先的に消費され、大きいアカムシが残ります。

 

投入後、8時間~16時間しても残っているアカムシは水を汚すだけですので、スポイトで回収して破棄します。

糞もかなりしていますので、水もうっすらと濁ってきます。

 

この時期は3分の一ほど汚い水を残して、綺麗な水を追加する形で水替えをします。

この時、なるべく頭蓋骨のみになった死体は取り除く様にします。(肉が付いてる死体は放置)

 

そうしてまた、アカムシを投下します。

ふ化から1週間もすればアカムシを残す事も無くなりますので、この辺りからさらに投入量を増やしていきます。

 

具体的な量は飼育ケースの大きさやオタマの数により違ってきますので、与えてから1~2時間で全部食べ切る量を心掛けましょう。

個別飼育と大きく違うのはこの1点のみです。

 

数が多いので糞を大量に出す為、喰いきれなかった物を後から食べる場合、かなり劣化してしまい食いが非常に悪いです。

その為、水質の悪化も加速し、悪循環となりますので、長時間食い残すほど与えるのはNGです。

 

アカムシを問題なく食べ切るサイズまで育ったら、水替えも1日2度~3度になります。

オタマの量にもよりけりですが、水替えして8時間もすれば、綺麗な水が醤油のごとき汚水になります。

 

とにかく食って出すので、とても市販のろ過装置での浄化は追いつきません。

バンバン死んで死体も浮いていますが、この死体は餌になるので骨になるまで放置です。

 

3日ほど経っても骨にならなかったり、イマイチ齧られた形跡がないのなら、既に腐っているので捨てましょう。

ケースは大きければ大きいほど良いですが、オタマの密度は濃ければ濃いほど水を汚すスピードと、共食いのスピードが加速しますので、飼い主の都合に合わせて、ケースの大きさや1ケースに入れるオタマの量を調整しましょう。

 

やる事は本当に、餌の分量以外はオタマを1匹飼う時と変わりません。

ただただ、それの大量版です。

 

水質を維持するのがものすごく面倒な事と、餌の消費が尋常ではないと言う所が大きく異なりますが…

1匹がカエルになるまでに、100グラムのアカムシを食べると思えば、どれだけの量が必要になるのか想像できると思います。

 

 

そこまで消費せずとも厳密には仕上がりますが、足りない分は共食いで補っていると思って良いでしょう。そのぐらい死にます。

オタマが齧りあうのは避けられない種としての特徴ですので、喰われて死ぬ物だと割り切りましょう。

 

余談ですが、アルビノが産んだ卵は卵の時点で全てアルビノですが、遺伝的にノーマルな場合は普通のオタマになります。

黒い卵が混じっていたら、それは黒い色素がないはずのアルビノが産んだ黒い卵という、ちょっと毛色のチガウ卵なので、卵の時点で別ケースにして、特別にキープしておいてもよいでしょう。

 

まぁ、毛色が違う卵とは言え、カエルになったら大体ノーマルになってしまうのですが…

と、ツノガエルのオタマジャクシについてはこんな所でしょうか?

 

飼育自体は毎日水を換えて餌をやるだけなので、すごく簡単です。

大量に産まれた場合は水が直ぐに汚れる為、その管理に追われますが、1匹2匹を飼うのであれば、特に難しい事もないでしょう。

 

爬虫類両生類の中ではかなり安価な生き物なので、まずは気軽に挑戦してみてはどうでしょうか?

この記事が少しでもお役に立てたのなら幸いです。

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