亀についての色々!日本で出会える亀とその捕獲方法

と聞いて、まず思い浮かべる存在はどんなものでしょう?

 

日本の、それも国内産の亀に絞ると、驚くほど種類は少ないのですが、

国内で生息している亀で、最も有名かつ数が多いのは、ミドリガメ(アカミミガメ)です。

 

長年祭りの屋台やら、ペットショップで売られているペット亀の代表ですが、

捨てられて帰化した結果、国内で爆発的に増えてしまい、生息地が元々限られる種や、

似たような場所に住む、競合多種を抑えて生息数TOPに躍り出てしまいました。

今や、池や沼で見られる亀の多くは、このアカミミガメです。

 

さて、今回のテーマはそんな亀達。

 

国産の亀の紹介と合わせて、帰化した種や危険な種などなど、

国内で出会える亀と、その捕獲方法についてご紹介したいと思います。

 

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出会い確率100%!?ミドリガメ

冒頭でも触れましたが、

このミドリガメことミシシッピアカミミガメは、原産国をアメリカとする外来種です。

外来種ですが、日本の環境に適応している為、あっと言う間に帰化しました。

 

 

およそ30年ほど昔、私が子供の頃の話ですが、

その頃には販売も盛んな事と合わせ、捨てられる個体も多く、

既に池や川で数年経過した大人サイズがウロウロしていました。

 

そうした奴等がモリモリ増え続け、

特に対策もしないまま月日は流れ、現在の環境へと繋がってしまいました。

その結果、亀の居る池に行けば、ほぼ100%出会えるほどの出会い率を誇る亀となりました。

 

このミドリガメで良く槍玉に上げられるのが、

サルモネラ菌を持っているので危ない!と言う話ですが、

 

これはミドリガメに限らず大概の爬虫類が腸内に持っている物で、

この亀だけが特別に持っている菌ではありません。

 

イグアナだろうとカリキンだろうと持っている物です。

 

また、腸内在住の菌なので、ウンコと同時に排出される為、

基本的に水中で排泄する事の多い亀では、池そのものにサルモネラ菌は漂っている事になります。

 

池で水遊びをした、もしくは生き物を触って手も洗わずにおにぎりを食べたw

なんて場合、サルモネラ症を引き起こしてくださいと自爆する様なものです。

なので、ミドリガメに触ったからサルモネラ症になった!と言う話は、

そうした基本的な事すらしなかった事の証明で、人間側に問題があるものすごく恥ずかしい事態です。

 

この話が話題になった当時、TVでやたらと騒がれた為、

未だにミドリガメ=サルモネラ野郎と言う悪評は根強いですが、

むしろ、サルモネラ症=生き物を触って手洗いうがいをしなかった可能性大!

と言い換えた方が良いでしょう。

 

イグアナ等の糞を放置して風化した結果、

舞い上がった菌を吸い込み発症した!なんてケースもありますが、

いずれにしても、サルモネラ症は身の回りの衛生管理をきちんとしておけば予防できるトラブルです。

 

臭い亀!クサガメ

 

甲羅の長さが最大で30センチほどにもなる亀で、触るとものすごく臭いにおいを出すので、

クサガメと名付けられた、なんとも悲しい運命を背負った亀です。

 

ミドリガメと同じ場所に生息している事も多く、ミドリガメの次に出会い安い亀です。

子供の内はゼニガメと呼ばれて売られている事もありますが、

正確にはゼニガメはイシガメの幼体に対する呼び名ですので、これは誤りです。

 

背中にキールと呼ばれる線が3つあるのが最大の特徴で、

ぱっと見ただけでは亀の種類なんてわからないよ!

なんて場合でも、この線が3つあるかどうかで判断すればクサガメか否かはすぐに判別可能です。

 

♂♀で珍しく色合いに差が出る亀で、♂の場合は大人になるとほぼ真っ黒ですが、

♀の場合は首回りなどに黄色の斑紋が残り、容易に区別できます。

 

元は中国大陸から渡って来たと言われており、

厳密には国内産とは言えないのかもしれませんが、一応、日本の固有種と言う事になっています。

 

イシガメと交雑した個体はウンキュウなどと呼ばれており、この名前で販売されていたりもします。

 

元祖ゼニガメ!二ホンイシガメ

 

ゼニガメは、元々この小銭の様に丸い甲羅を持つニホンイシガメの幼体を指す言葉でしたが、

いつの間にかクサガメの幼体と混同され続けた結果、

今ではゼニガメ=クサガメの子供と言う図式になってしまって久しいです。

 

全体的に地色が茶色~黄色の色彩で美しく、♂で甲長15センチ程、♀で20センチ程度の小型種です。

日本固有種ですが流れのある綺麗な所を好む為、

年々生息地が激減しており、先の2種と比べて、出会える所は限られます。

 

クサガメやミドリガメが1000円前後から売られているのに対して、

イシガメは2000円~6000円程度とかなり値段に差のある種です。

 

小汚い場所でも平然と暮らせるミドリガメやクサガメはどこにでもいる亀ですが、

イシガメは生息環境が限られる種ですので、

亀好きからは、先の2種より珍重される傾向にあります。

 

噛みついたら離さない?スッポン

 

しつこい相手に対してスッポンの様に離さない!なんて例えがありますが、

スッポンに噛まれたら、とりあえずじっとしていればそのうち離します。

どうしても離さなければ、ライターの火でも顔に押し付けてやれば普通に離します。

 

それはさておき、この亀は、その特徴的な鼻面と栄養価で有名な亀です。

食用としての側面が強いので、盛んに養殖されている亀ですが、池や川でも普通に見られる亀です。

 

とは言え、居ない所にはまったく居ない亀なので、

生息地である水系の池や沼など以外では極端に出会い辛い亀です。

 

付近に養殖場があれば、逃げだした物が周囲の川や池で繁殖しますので、

スッポンに出会いたければ、養殖場周りの池や川が狙い目です。

居る所ではおっちゃん達が必死に釣り上げようとしている光景も良く見られます。

 

最大で甲長40センチ前後の亀ですが、60センチに達したなんて話もあります。

特徴的なのは顔だけではなく、その甲羅も特殊で亀らしくなく、非常に柔らかいです。

 

普通の亀ではなく、ちょっと変わった奴を飼いたい人に人気の亀ですが、

でかくなる上に少し触るだけで頻繁に噛みつく亀なので、

亀の扱いに不慣れな人にはお勧めできない亀です。

 

スッポン以上にヤバイ奴!カミツキガメ

 

最大甲長50センチ前後にも達する、大型の外来亀です。

子供の内は掌に乗るほど小さいので、気軽な気持ちで飼育した結果、

とんでもないでかさと危険を持ち合わせた、怪獣に変貌したカミツキガメを持て余し、

多くの遺棄が起こった結果、日本の各地で帰化してしまい、特定外来生物に指定されました。

 

この為、現在は仮に捕獲したとしても飼育できる亀ではありません。

 

名前の通り、非常に獰猛で噛みつき行為を繰り返す亀ですが、

スッポン以上にでかいので、その被害は甚大な物となります。

間違って噛まれたら、指を食いちぎられる危険もあります。

 

各地で生息が散見されていますが、現在定着が確認されている場所は、

印旛沼水系、静岡県の狩野川水系などがあります。

もしも釣り上げてしまったら、針の回収などは諦めて、糸ごと切り離して逃がすのが無難です。

 

ウミガメも亀の仲間!爬虫類です!

 

産卵時以外は常に水中で過ごし、

見た目も普通の亀とは若干違うので勘違いする人もいるかもしれませんが、

ウミガメも亀の名を冠する通り爬虫類です。

 

爬虫類にしては一定の体温を保てる存在だったり、

基本的に海から出なかったり、そのくせ肺呼吸なので息継ぎが必要だったり、

最大で2メートルにまで達するオサガメなんて言う奴も居たりと、

色々ぶっとんでる連中ですが、基本的に亀なのです。

 

泳ぎに特化してるので、足はオール状に変化しており、

他の亀と比べた場合、かなり高速で泳げます。

 

ウミガメは産卵の際に涙を流すのが有名ですが、痛みによる涙や嬉し泣きではなく、

単に涙腺から体内に貯まった塩分を排出しているだけなので、

産卵時以外の海中でも普通にやっている、ただの生理現象だったりします。

 

日本近海で見られるウミガメは、

  • アカウミガメ
  • アオウミガメ
  • タイマイ
  • ヒメウミガメ
  • オサガメ

の5種類です。

 

運よく見つけても彼らは絶滅危惧種なので、一般家庭での飼育は許可されておりません。

なにしろ産まれた子供が大人になるまで生き残れる確率は、

1000分の1とも5000分の1とも言われている様な奴等です。

 

海で出会ったら、それ自体をラッキーとして受け止め、眺めて愛でるだけに努めましょう。

間違っても触ったり弄ったりするのはNGです!

その姿を画像に収めSNSに上げようものなら、炎上必死のギルティですw

 

どうしても飼育したいなら、

似たような形をしている唯一の亀、スッポンモドキを飼うと言う選択もありますが、

コイツもかなりでかくなる亀なので、安易な飼育はお勧めできません。

 

亀を捕まえる方法。その一番の方法は?

 

専用の籠罠を使ったり、日向ぼっこしている奴に近づき網で捕らえる!なんて正攻法もありますが、

個人的にお勧めなのは、釣り上げる事です。

 

餌に魚の切り身を使い、3本ほど針を刺しておけば、手などの口以外の部分にも刺さり効果的です。

針を飲んでしまうと、ペットとして飼う場合は致命的なので、

針は切り身の両端と真ん中辺りに刺して置くのが理想です。

亀は餌に噛みついた後、前足を使ってちぎろうとするので、口より先に手にかかる事も多い為です。

万が一飲み込まれた場合は、ペンチで口を開け針抜きで回収する事になりますので、

慣れていないと、とんでもなく大変です。

そう言った面では、あまりお勧めできる方法ではありませんが、まずは捕まえなくては始まりません。

 

この時使う針のかえしは、ペンチなどで潰して置き、

釣り上げた際にすぐ取れるように加工しておきます。

また時間帯は日向ぼっこしている日中より、夜釣りの方が、釣れる可能性は高いです。

 

畑や落ち葉の下で採取できるドバミミズも効果的ですが、

亀の前に魚がかかってしまうので、亀だけを狙う時にはお勧めできません。

とは言え、魚の切り身でもライギョやナマズが居る場所では、そいつ等がかかる事もありますが…。

 

基本的には沈めて放っておくだけなので、小難しい事はありません。遠くに飛ばす必要もありません。

昼間に日向ぼっこしていた付近や草の多い所など、

亀の好みそうな場所に設置できれば良いので、竿やリールも必要なく、

それなりの長さの糸と針と餌だけで亀釣りは可能です。

適当に放り込んで、そこいら辺の木や石に糸を結ぶだけで完了です。

釣りと言うより罠に近いので、複数同時に仕掛けて巡回するのが良いでしょう。

 

スッポンが居る所なら、ペットとしてではなく高級食材の入手と言う意味でも効果的な方法です。

と、国内で出会える亀についてはこんな所でしょうか?

 

色々と紹介しましたが、いざ捕まえようと思っても、

恐らく、多くの場合、出会える亀のほとんどはアカミミガメかクサガメでしょう。

 

運良くスッポンに出会えたり、

イシガメの生息地にぶちあたったりする可能性もありますが、

国内でこれらに出会える場所は、思った以上に少ないです。

 

国内産の亀ほど出会い難いと言うのも、なんだか寂しい気がしますが、

帰化した外来亀にも罪があるワケではありません。

飼育を放棄して捨て続けた人間の無責任が生み出した結果なのに、

外来種憎し!とばかりに駆除される、アカミミやカミツキガメは被害者とも言えるでしょう。

 

亀釣りに行くとアカミミの多さにうんざりしますが、

食べてもクソ不味いので食用にもならず、

駆除されても肥料等に利用するのが関の山な不遇な生き物です。

アカミミに限らず、こうした誰も得をしない帰化はどんな生き物でも起こりえますので、

一度飼育した生き物は責任もって死ぬまで面倒をみましょう。

 

ペット屋で購入した物なら、お店に相談すれば下取りや買取をしてくれる事も多いので、

万が一飼いきれなくなった時には、まずは専門店などに相談してみる事をお勧めします。

 

この記事が少しでもお役に立てたのなら幸いです。

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