カエルの突然死や動かなくなる等の病気の原因を徹底解説!予防についても紹介!

カエル

生きていれば避けられないのが、病気や怪我と言ったトラブルです。

とは言え、医療技術の発達している人間社会では、これらの多くを治療や予防と言った形で克服可能です。

ですが、カエルはペット。

 

ましてや医療の発達どころか、専門の医者すらほとんどいないカエルとなれば、病気になった時どうにもならず、些細な感染症ですら致死性の病となります。

 

ただでさえ、人間なら目医者や歯医者と言った、部位ごとの専門医がいるのに、動物の医者は全身についての知識と技術を求められますので、どうしても、ペット需要の高い犬や猫のお医者が基本になってしまいます。

 

そして、運良くカエルを診察できるお医者に巡り合えたとしても、爬虫類や両生類は飼い主が異常に気が付く時には大体末期で、どんな名医でも助けられない事が多いです。

 

なので、爬虫類両生類を飼育するのなら、トラブルを起こさない予防と、仮に起こしたとしても早期に発見して対処するのが重要になります。

今回はそんな彼等の病気をテーマに、予防と早期発見のポイントについて解説してみたいと思います。

 

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気が付いたら末期?のカラクリ!原因の9割は観察不足…だけど

 

人間以外の生き物は、自分の弱さをなかなか表に出しません。

 

と言うのも、人間は弱さを表に出す事で周囲に助けを求める事ができる生き物ですが、野生動物ではそうしたサインを出せば即デンジャー!弱った生き物から捕食されるのが基本です。

 

この習性は飼育下でも同じで、調子を崩しても彼等は痩せ我慢をし平気なツラをしているので、飼い主は状態が悪化した事になかなか気が付けないのです…。

 

それ故に、目に見えた異常が確認できる頃には、そんな痩せ我慢をする余裕もない、そうとう末期な症状なのです。これが、気づいた時には手遅れだった!?の王道パターンとされています。

 

観察不足と言えばそれまでですが、観察した結果から状態を把握し難い習性を持っているのが、根本的な原因としてあるワケです。当然、そんな子を医者に診せても助かりません。

 

カエルは特に、夜間等の観察できない時間帯に動きまわるタイプも多く、またペットフロッグとして人気のツノガエルなどはそもそも餌を食べる時ぐらいしか動かないので、きちんと観察していても変化を確認しづらく、状態が分かりにくいです。

 

なので、そういう習性を理解している飼い主でも、状態の把握は困難を極めます。

今回紹介する観察の肝も、そうした習性と生活形態を念頭に入れておくのが、一番最初のポイントになります。

餌食いの低下は、状態悪化の第一シグナル!?

 

カエルに限らず、餌食いの低下はなにかしらのサインになります。

これは、

  • 飼育環境が合わない時
  • 餌のサイズ
  • 餌の動き
  • 形が気に入らない

など、かなりの原因がありますので、

 

すべてを病気だと決めつける事はできませんが、

今までバリバリ食べていたのに、急に食べなくなった場合は危険信号です。

脱皮不全は状態悪化の危険あり!?即座に対応

 

脱皮不全は状態悪化の危険あり!?即座に対応

 

以下に挙げる観察のポイントと重なる場合は、早急に動物病院へと相談する必要があります。

脱皮不全

ヘビやトカゲなどの爬虫類ではないカエルも脱皮します。
一昔前は両生類は脱皮しないなんて説がまかり通っておりましたが、これは誤りです。

 

この脱皮、体の成長にともない行われるものでもありますが、古い皮を脱ぐ為にする場合も多いです。
これは爬虫類でも同じで、成長のタイミングだけでやるものと言うわけではありません。

 

両生類であるカエルは、この、古くなった皮の更新頻度が、ヘビやトカゲより多く割と頻繁に行われます。

 

多くの場合、

手足を使い、体表の湿り気を利用して「自身で引っ張って食べる」事で脱皮します。

 

ほとんど食べてしまうので、脱皮した事自体に気が付きにくいのですが、微妙に後ろ足や前足の付け根などの皮が破れてしまいそのまま残ってたりもします。

 

また、体表の水分が足りないと、背中や横腹で破れてしまい、そのまま張り付いてしまいます。

 

古い皮がいつまでも残っていると、そこから細菌感染を起こしますので、

乾燥したオブラートみたいな皮や、ふにゃふにゃの物がいつまでも同じ所に残っている事に気が付いたら、

水場を大きくしたり、取り除いたりしてやりましょう。

 

古い皮を残したままにしない事が、病気を未然に防ぐ予防の一つです。

脱皮頻度の増加は病気のサイン!?既に手遅れの可能性も

毎日の様に皮が剥けるのは、明らかな異常サインです。

多くの場合、ここまで来てしまうと、末期です。

ボロボロと小さい物が複数あり破れているのなら、脱皮ではなく、病気で壊れた皮膚が剥がれている状態です。

 

なんのサインもなく唐突に発症する急性のものもありますが、事例の一つに、常に全身の皮が突っ張った様な質感でテカテカ表面が光った、完全な脱皮不全を起こし、餌食いが落ちている時期がありますので、

 

↑その辺りで、

  • 清掃消毒の徹底
  • 皮の除去の徹底
  • 病院への相談等

をすれば、まだ助かる見込みはあります。

動きの変化、居場所の変化も大事な観察ポイント!

ツリーフロッグなら壁面の角、ツノガエルなら土の中に潜って動かない等、カエルはいつでも似たような場所で休んでいるのがほとんどです。

 

これが、地面に降りてきていつでもソワソワしていたり、潜らずにウロウロしていたりしたら、なにかしら不都合が起きていると思って良いでしょう。

 

糞尿で床材が汚れ、浄化と汚染のバランスが崩れれば土に潜る系のカエルは落ち着きなく、地面で新天地を求め続けます。

 

ツリーフロッグも、壁面が汚染されると落ちつく場所がなくなります。

いずれにしろ、いつもと違う行動をしている時は、なにかしら気に入らない事がある時です。

 

多くは不衛生を原因としたものですから、こうした落ち着きのない行動が続くなら、飼育ケース全部の清掃と消毒をして様子を見てみましょう。

水風船の様な膨らみや異様なひょろひょろ感。体型の異常は明確なサイン!?

カエルは通常、ふっくらした体型の生き物です。ぽっちゃり型が普通です。

 

明らかな肥満体型なのに、ぽっちゃりと言う表現でオブラートに包んだ心の安心ではなく、体型に合った健康的なふっくら感です。

 

カエルは水を蓄えたり、威嚇で空気を吸い込むと、かなりの大きさに膨らみます。

ですが、これらは一時的な物で、体が膨らみ続け、元に戻らないのは明らかな異常サインです。

 

餌も普通に食べるし、特になんの行動変化も起こさない事もあり、

「なんだよお前~肥えたなぁw」なんて気軽に考えているとかなり危険です。

 

ただの肥満でも様々な病気に繋がる危険な状態ですが、明らかにパンパンになる水膨れは、内臓の圧迫などの様々なトラブルの引き金になりえます。

 

幸い、異常に気が付きやすいので死ぬまでに猶予があることも多く、いつまでたってもパンパンに膨らんでいるなら、早急にカエルを診察できる病院へと相談してみましょう。

 

反面、内臓に関するトラブルなので、明確な予防法もなく、原因も様々なので、事前の対処ができないトラブルでもあります。

 

病院に行かずとも、飼い主が注射機やカッターなどで横っ腹に穴を開けて、水を抜く方法もありますが、慣れていない人にはお勧めできません。近場にカエルを診察できる病院がない!等のやむをえない場合の緊急手段になります。

 

パンパンに膨らんでいるのも異常ですが、逆にやたらと細いのも異常です。
特に、餌を食べて糞もしているのに痩せているのは、体内で寄生虫が異常繁殖している可能性があります。

 

こちらも、手足がひょろひょろで、お腹も細い。しかもやたらと腰骨が浮き出ている…などの明確な異常が確認できます。

 

餌をモリモリ食べているのなら、まだ助かる見込みは残っておりますので、早急に病院へ相談しましょう。

排便は重要な観察ポイント!?

基本的にウンコはウンコの形をしています。
ですが、状態を崩すと、下痢や未消化のまま排出されます。

 

1回2回ではたまたまで済む話ですが、毎回下痢となると、根本的な飼育の見直しが必要です。

 

特にツノガエルなどの、ウンコをため込むタイプのカエルは、下痢になると必要以上にきばるので、脱腸を起こす原因になります。

 

ウンコの形や状態は、日々の観察で確認しやすい部分なので、日常管理の一部として常に心がけましょう。

ゲロリバースは即死の危険!?消化不良は死活問題

カエルに餌を与えると、次の日~2日後ぐらいに、全く消化されずに吐き出された、粘液まみれの餌が転がっている事があります。

 

コオロギやデュビアと言った堅い虫だと、ただのゲロで済まされる事もあるのですが、マウスや肉片などの半端に消化される様な餌だと、即、死に繋がるトラブルです。

 

と言うのも、消化できないから吐き出したのに、半端に消化が進んだ物は吐き出しきれず胃の中に残る部分がある為、そこから食中毒や食滞を起こし、死亡してしまうのです。

 

虫を吐き出した場合でも、腹などの柔らかい部分が消化されかけていると危険サインです。

消化不良は、

  • 温度の低下やストレス
  • 餌自体の堅さや柔らかさ
  • 与えすぎ
  • 逆に餌の間隔を開けすぎた冬眠開け

など、複数の原因が考えられますが、いつでも起こりえる、極めて危険なトラブルです。

 

餌を与える時は、十分な温かさがあるかどうか、餌への反応が落ちていないかなど、与える前の観察を怠らず、少しでも変だな?と思ったら、与えない事が大事です。

 

餌を与えて死ぬ事は多々あれど、「与えずに死ぬケース」は稀です。

1週間や2週間与えなかったぐらいで死ぬカエルはまず居ません。

 

それこそツノガエルの様な待ち伏せ型であれば、1か月程度の絶食はデフォでこなせるほどには腹減りに強いです。

反面、絶食中は相応に体力を消耗しますので、免疫力の低下から細菌感染のリスクが増えます。

状態の改善や経過観察で絶食させる時は、いつも以上に清潔を心掛けましょう。

 

爬虫類の餌 フタホシコオロギ&イエコオロギの繁殖や管理の仕方

[動画あり]ツノガエルが餌を食べない!原因や与え方のコツ強制給餌のやり方など

目の大きさや色も大事な要素!

生き物の目は暗がりでは大きくなり、明るくなると小さくなります。

異常を起こし状態が崩れると、多くの場合、黒目が小さいままになります。死んだときも大半は黒目が小さいまま死にます。

 

室内の明暗に関わらず、常に黒目が小さいまま固定されていたら、危険信号です。

多くの場合は、ここまで上げた例のどれかと同時に起こっているはずですので、該当する事例に沿って対処しましょう。

 

また、カエルは目に頼った生き物なので、目の大きさ自体も大きく、怪我をしやすいです。

小さな傷から細菌感染を起こして、目が白く濁っている時などは、即、飼育環境の改善が必要になります。

 

少々の怪我では感染も起こりませんが、白濁りが発生しているのは不衛生な環境で傷を負った可能性が高いからです。

 

これは幸いな事に、清潔さを保てば治るトラブルです。

逆に言えば不衛生な環境で良く発症する病気ですので、清掃面の強化や頻度を増やしましょう。

まとめ

カエルの病気やトラブルについての、注意点や予防はこんな所でしょうか?

 

多くの場合、今回上げたどれかを経由して、最終的にほとんど動かなくなり、数日後に死に至ります。

予備知識のない場合は、この動かなくなった最終段階でようやく異常に気が付きます。

 

注意点や観察点を纏めると、

 

観察点

  • 餌食いの良し悪し
  • 体型の異常(膨らみすぎやガリガリでないか)
  • 脱皮の異常(皮が残ってないかどうか)
  • 動きの変化(落ち着きがなかったり、居場所が変わってないか)
  • 排便の状態(下痢だったり、未消化ではないか)
  • 目の状態(白く濁ってたり、黒目の大きさが固定されてないか)

観察注意↑これらを必死に隠そうとしていないかどうか

 

予防

  • 脱皮のフォロー
  • 清掃の徹底
  • 給餌前には温度確認&給餌後の温度維持

予防注意↑その為には日常的に良く観察する事

 

これらはあくまで気を付けて観察する部分の基礎となります。

 

飼っている種類や、年齢、サイズ、管理方法等で注意点が加わる可能性は大いにありえますので、

柔軟に対応してあげて下さい。

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