リクガメ!ミズガメ!色々な亀の飼い方をタイプ別に解説

極めて個人的な感覚による偏った評価なのですが…

 

亀類はエキゾチックペットの中でも、最も飼育が面倒な生き物だと思いますw

 

特にカメの大半を占める、最もカメらしいカメと言えるミズガメ類は、

正直、ものすごい好きな種類でも私は飼育を躊躇します。

 

と言うのも、カメはトカゲやヘビと同じ爬虫類です。

しかもほとんどが、日光浴大好きな奴等ばかりなので、

夜行性のヤモリやヘビと違い、保温と合わせ紫外線の照射が不可欠です。

 

さらに半水生ともなれば、水温の維持と水質の維持が加わりますので、

これはもう、爬虫類を飼いつつ同時に熱帯魚を飼う様なものです。

 

実際にはそこまで神経質になるほどの物ではないのですが、

エキゾチックペットの飼育難易度を種類毎に付ければ、

ヘビ>トカゲ>カメの順に面倒になると思っても、良いのではないでしょうか?

 

ここに両生類のカエルを加えるのなら、種類によってカメの前後になるでしょう。

あくまで私の評価な上に、人や種類によっては、ヘビの方が何倍も面倒だよ!とか、

トカゲの方が遥かにキッツイ!

なんて話になりますので、この評価は私見による大雑把な参考の一つとお考えください。

 

さて、今回のテーマは、そんな亀達の飼育方法です。

どのぐらい面倒なのかと合わせて、各タイプの亀ごとに飼育の基本スタイルをご紹介したいと思います。

 

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亀の生活タイプは大きく分けて3つ!陸棲!水棲!半水棲息!

カメは大雑把に、3つタイプに分ける事が出来ます。

1つは陸棲。

多くがリクガメと呼ばれるタイプのカメで、基本的に飲み水以外の水場を必要としません。

乾燥した飼育ゲージで飼うタイプのカメなので、ヘビやトカゲに近い飼い方ができるカメです。

2つ目は水棲。

ほとんど陸に上がらず、多くの時間を水の中で過ごすカメです。

スッポン類やマタマタなど、一風変わった容姿を持つ連中が多いです。

絶対陸には上がらない!と言うワケでもなく、甲羅を干したり、

日光浴をする為に上陸する事はありますので、

それなりの陸地を設けた方が、トラブルを未然に防げます。

3つ目は半水棲。

水場にも入るし、陸地でも過ごす代表的なタイプです。

ミドリガメやクサガメなど、日本人がカメを連想する時の代表的なカメもここに分類されます。

種類によって水棲傾向の強いものや、逆に陸地を好む等の差はありますが、

飼育する時に両方の環境が必要なのは変わりません。

その為、一番手間がかかるタイプです。

水棲は水棲種と一括りにされ、ミズガメと呼ばれる事もあります。

 

カメの飼育に必要な物

 

カメを飼うのには、最低限、以下の物が必要になります。

  • 大きさに合わせた水槽などのケージ(水棲&半水棲型なら想定より大きめの物)
  • 保温ランプ
  • 紫外線ランプ(バスキングスポット用)
  • 床材
  • サーモスタット&水中ヒーター(水棲&半水棲のみ)
  • レンガや浮島などのカメ専用陸地グッズ(水棲&半水棲のみ)
  • ろ過装置(水棲&半水棲のみだけど、無くてもOK)

 

冬眠する国に棲んでいる種類で、冬場は寝かせるのなら、

保温ランプなどはなくても大丈夫ですが、爬虫類にとって紫外線は生命線でもあります。

 

特にカメは、その傾向がより強い生き物なので日光浴が上手くできないと、

食べた物をきちんと栄養として取り込めません。

なので、池や専用の囲い等を用いて外で飼う場合を除き、バスキングランプの設置は必須となります。

 

各アイテムの使用方法

昨今では紫外線ランプと保温ランプ、両方の機能を備えた物もありますが、

カメの場合はバスキングスポットで甲羅を干すのが習慣になりますから、

 

できれば、バスキングスポット用の専用ランプと、

保温用ランプをそれぞれ別々に設置した方が良いです。

 

小型のリクガメの場合は60センチ水槽で事足りる場合も多いですが、

陸地が必要となる半水生や水生カメを飼うのなら、

その分のスペースが必要になりますので、より大き目のケージが必要になります。

 

レンガは複数使い、水場から上がりやすい様に段差を付けます。

多くの場合バスキングスポットは甲羅干しの場所でもある為、

陸地に設置しますので、その分の広さも考えて構築しましょう。

 

カメ専用の浮島なども、水槽に被せるタイプであれば末永く使えますが、

フロートタイプだと、大型のカメではサイズが上がるにつれ体重で沈んでしまう物も多く、

浮島型の陸地グッズを買う時には注意が必要です。

 

サーモスタットや水中ヒーター、ろ過装置などは熱帯魚用の物でも問題ありません。

 

カメ飼育の癒し!リクガメ

 

リクガメ類は放し飼いにできる種類も居るほど、カメとしてはある程度自由に飼えるタイプです。

 

湿度の維持や温度にうるさい種類も居て、一口に楽なカメと断言はできませんが、

メンテナンス効率だけはカメの中で最高率です。

 

水棲や半水棲の様に大きな水場を必要としませんから、

日々のメンテナンスもトカゲやヘビに近く、糞をされても水中で拡散しませんので、

排泄物の除去だけの様な、ちょいメンテで済む場合も多いです。

 

また、定期的にお風呂に入れてやるのを習慣にすれば、その時に排泄する個体も多いです。

 

主に果物や野菜を食べるので、生き餌に抵抗がある人でも栄養面の問題が生じ難く、

ミズガメ達と比べて専用の配合飼料にも餌付き安い印象です。

 

水質の維持や水温の維持といった手間から解放されるので、

カメを飼っても毎回病気にしてしまう…なんて場合は、

飼育者のライフスタイルと、ミズガメ類の飼育が合っていないのかもしれませんので、

まったく違う飼い方となるリクガメを選択してみるのも良いかもしれません。

 

まぁ、癒しとは言ったものの、リクガメとてカメである事に変わりはありませんので、

私の中では難易度が高い生き物ですが…

 

初めて飼育するのなら、ギリシャリクガメヘルマンリクガメなど、

環境にあまりうるさく無い入門種から飼うのをお勧めします。

 

半水棲のカメと比べたらちょっとは楽!水棲のカメ

 

スッポンやスッポンモドキ、マタマタなど、

このタイプのカメは見た目が特異で非常に魅力的な種が多いです。

 

逆に、カメっぽいカメが好き!と言う方には好かれないカテゴリですが、

飼育自体は熱帯魚の延長なので、そこまで難しくありません。

 

とは言え、カメは大食漢で良く食い良く出すので、

水温の維持と水質の維持が大事なこのタイプにおいては、糞をする度に水替えを要求されるので、

面倒な生き物である事に変わりはありません。

 

ろ過装置を使って飼育すれば、この面倒な作業が多少は楽になりますが、

ろ過に頼り過ぎるといつの間にか皮膚病を招いたりと、様々なトラブルの原因になります。

 

不純物はろ過されて水自体は綺麗になりますが、細菌などは繁殖し続けます。

魚などと違い出す量が多いので、市販のろ過装置では浄化しきれないのです。

また、フィルターの寿命も短くなりがちです。

 

それでも、ろ過装置を使っていれば水の色だけは透明に保てますが、

細菌をガンガン殺してくれるものではありませんので、

一見綺麗な水でも、顕微鏡で見たらバイ菌がウジャウジャ居た!なんて、

典型的な油断大敵案件に繋がります。

 

ろ過装置を使うのなら、定期的にフィルターは交換して、

飼育水もそれなりの頻度で全部交換するのが理想です。

 

餌も水中で魚や専用資料を与える事になりますので、糞をせずとも、

食べ残しや飛び散った鱗で汚れます。

 

水質にうるさいカメ以外なら、基本的に水が汚れたら即清掃した方がトラブルなく飼育できるので、

清掃の邪魔や手間になるろ過装置は設置せず、

飼育水の全取り換えで常に清潔を保つのを習慣にした方が無難です。

 

最もカメらしいカメ!半水棲のカメ

 

水辺に棲んでいてやばくなったら水中に逃げる!?それが半水棲カメの基本スタイルです。

なので、飼育下でもこれを再現しなくてはいけません…。

水場と陸地、双方が要求されるのです。

 

そして、糞は大抵水中でするので、即拡散して水を汚します。

水が汚れるとその汚れた水に入ったままの姿で陸地に上がるので、陸地も汚染されます。

 

水棲のカメなら、極端な話、掃除はカメを取り出して水を全部取り換えるだけで事足りますが、

半水棲カメの場合はそうは行きません。

 

レンガで陸地を作ったのなら全部取り出して洗わなければいけませんし、

浮島型でも取り外して洗わなくてはいけません。

 

たかだがそれだけの事ですが、糞をする度にこの工程が加わるのは、かなりの面倒となります。

 

と言うのも、基本は水棲のカメと同じく、

汚れたら即交換した方がトラブルなく飼育できるので、頻繁にこれを繰り返す事になるからです。

 

極端な話、清掃は、水をこぼしてカメごと軽く濯ぎ、元の水位まで入れるだけ!の水棲種と違い、

ウンコ水で濡れたままレンガや浮島に登る半水棲カメは、

全てを洗う必要があるので大変面倒なのです…。

 

最初の内は糞をする度に綺麗にしてたのに、面倒だからと、

2回したら清掃、まだなんとか綺麗だし次でいいか…となり、

どギツク濁ったら清掃…と、だんだん清掃のクオリティが落ちていき、

最後にはそれが祟って病死…と言う流れは、ミズガメを死なせる王道の一つです。

 

餌は水棲のカメと同じく、専用の配合飼料や魚などになりますが、

私の経験上では、配合飼料には餌付かない個体も多いです。

神経質な個体なら、アカミミだって食べない場合がありますので…

 

まとめ

 

今回はこんな所でしょうか?

 

それぞれが大雑把な飼育解説になりますので、

これを基本にそれぞれの種類や個体、飼育者の都合に合わせて調整することになります。

 

私は汚れたら即掃除をしないと嫌なタイプなので、この、清掃の手間が非常に面倒に思えてしまい、

カメ自体は好きなのですが、現在は飼おうと思えません…。

 

また、多くの魅力的な外国産のカメは、

それなりのお値段になりますので、そう言った意味でも手が抜けませんw

 

カメは爬虫類全体で見た場合、結構高額な部類ですので、

もしも爬虫類は飼育が楽だから、のんきな顔をしてるカメを選択してみよう!

なんて気軽な気持ちで手を出すのは止めた方が無難です。

 

一番メンテナンスが楽なリクガメだって、温度調整や、

種類によっては繊細な湿度調整が必要となり、

なんの予備知識も覚悟もなく手を出せば、結構な難易度となります。

 

カメを飼いたいと思った場合、まずは難易度の低いクサガメやミドリガメを購入してみて、

数年~数十年安定した長期飼育ができる様になってから、

ショップで売られている外国産の個体に手を出した方が良いでしょう。

 

この記事が少しでもお役に立てたのなら幸いです。

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