日本本州のセミの種類を紹介!幼虫や成虫の餌や都市伝説とは?

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セミと聞いて、多くの人は儚い生き物だと思うでしょう。

土の中で何年も過ごし、華やかな成虫になったら僅か数週間の命と言う運命に…。

 

今回のテーマはそんなセミたちです。

日本の本州で出会う可能性のある奴等と、その特徴などを含めて解説してみようと思います。

 

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セミって一体何者なのか?

 

セミって一体何者なのか?

 

セミ(蝉)は、カメムシ目(半翅目)・頸吻亜目・セミ上科Cicadoidea)に分類される昆虫の総称です。

あの見た目でカメムシ目だとは、言われなければわかりませんよね…。

セミの餌ってなんなのか?

 

セミの餌ってなんなのか?

 

連中の餌は、幼虫時代も成虫時代も、植物の樹液です。

 

ストローの様な口を樹に突き刺して吸うのが彼らの食事方法です。

公園でまったりしてた時、唐突にセミが体に止まった!なんて時は注意です。

 

おおっと、このセミ樹と勘違いしてるぜw

なんてほんわかしてると、いきなり野太い管を体にぶっ刺されて結構な痛みを被ります(実話w)

 

この餌の供給が困難な為、基本的にペットとして飼育するのは不可能です。

それこそ、樹全体に網をかぶせたり、広いドームの様な場所を作り、樹を含めた「環境」を飼う必要があります。

 

幼虫であれば、土中で植物の根っこを吸うので、小さな樹を植えたプランターで飼えなくもないです。

 

特に飼育しようと思ったわけでもないのですが、プランターをひっくり返したら幼虫が出て来た事があり、そのままプランターの土場に放置しておいた所、しばらくして巣穴を掘り始め問題なく潜行しましたw(セミになれるかどうかまだわかりませんが…)

こちらはセミの幼虫です。↓

国内で良く見かけるセミ

 

成虫のセミを捕まえると、この餌問題が解決できない為にすぐに死んでしまうので、

セミの寿命は短いと言う説が広まってしまった様です。

セミの幼虫は7年で成虫になる!は都市伝説!

 

セミの幼虫は7年で成虫になる!は都市伝説!

 

冒頭のセミの儚さを象徴する話として、地中で7年も過ごし、ようやく大空を飛ぶ成虫となったら僅か数週間で死ぬ…

と言うのは、昔は有名な話でした。

が、実際7年も幼虫で過ごすセミは日本には居ません。

 

幼虫時の生息環境や種類によって数年の差がでますが、ツクツクホウシで1年~2年、アブラゼミで2年~3年、クマゼミで4年~5年程度の様です。

 

また、成虫になっても1か月程度は生きるので、別段、儚い生き物ではありませんw

幼虫の期間が長く、成虫になったらその程度で死ぬ昆虫なんていっぱい居ます。

 

寿命を総合すればかなり長生きな虫です。

海外には13年に1度や17年に1度大量発生する、13年ゼミや17年ゼミを名乗る猛者もいます。

 

むしろ儚さで言えば、女王様の為に働くだけ働いて、子孫を残す事も出来ず、働けなくなったら死ぬだけの、働きアリや働きバチの方がよっぽど切ないです…。

 

なにより切なさが加速するのは、産まれながらにしてその運命が決定されてしまってる点です。

「運命は自分の手で切り開く物!?」なんてかっこいいセリフを吐く余地はありません。

彼らにとっては、変えられないからこその運命なんです…。

 

セミは局所的にしか生息していない輩が少なくないようで、今回の記事作成に当たり調べた所、知らないセミもいくつか出てきました。

自然が多い所でも生息地でなければまったく見かけない!と言うのがセミの仕様みたいです。

日本 本州などでよく見かける蝉!種類別で紹介!

 

日本 本州などでよく見かける蝉!種類別で紹介!

アブラゼミ

7月~10月にかけて良く見かける、一番身近なセミです。

ジージー鳴く茶色い羽のセミなら、まずコイツで間違いありません。

 

都会でも街路樹や庭先でジージー言ってる事があり、セミと言えばコイツを連想する人も少なくないでしょう。

ミンミンゼミ


7月~10月
にかけて発生する、大型のセミです。

場所によってはアブラゼミより多く生息している様で、人によってはセミと言えばこちらを連想する人もいる様です。

 

薄っすらと青味がかった緑色をしているセミで、ミーンミンミンミンミーと名前の通りミンミン鳴くので、姿が解らずとも容易に判別可能で存在感も凄いです。

セミの中では個人的に一番好きなセミです。

ツクツクボウシ


7月~11月
にかけて発生する、黒地に銀粉や金粉をまぶした様な、独特な色合いをしているセミです。

名前の通り、ツクツクボーシ!ツクツクボーシ!と繰り返し鳴き、その終わりにはツクミヨーシ!ツクミヨーシ!ツクミヨーシィィ!と3回鳴く事が多いです。

 

この鳴き終わりには拘りが強く、捕まえようと近づいたり、外敵に襲われそうになって緊張が高まってる時でも、ツクミヨシ!と発音を高速にし言い切ってから逃げますw

 

相当追いつめられると、流石にツクヴビャァみたいな半端な声を出して逃げますが、私の知る限りではミヨシと言わずに飛んだ奴は居ませんw

逆に言えばツクミヨーシ!と言い出したら飛び立つ間際です。

 

捕まえるつもりだったらあえて素早く距離を詰めて勝負に出るのも一つの方法です。

気配を消して待っても、言い終われば飛び立つことが少なくないからです。

ヒグラシ


7月から9月
にかけて発生するセミで、夕方や朝方に鳴く事からこの名前がついたようです。

 

カナカナカナと物悲しく鳴く上に、聞こえて来る時間帯が薄暗い事から、子供の頃などは、夕暮れ時の森の中で聴くとなんだかよくわからない怖さを感じたものです。

色合い的には緑色の部分やオレンジ色の腹部など合わさり、結構綺麗な部類のセミなります。

ニイニイゼミ


6月~9月
にかけて発生するセミで他と比べると小型なセミです。

ジィーともニィーとも聞こえる声で鳴くものの、他の大声な連中と混じる事も少なくなく、特徴的な声とは言い辛い為に、気にして聞いていれば聞き分けられるけど、気にしないとイマイチわからない鳴き声です。

 

サイズの小ささに加え、羽や体の色合いも完全に保護色と化しているので、他のセミと比べると見つけにくいセミです。

クマゼミ


国内のセミの中では最大になるでっかいセミです。

黒くてでかいので、知人はゴキブリみたいで嫌だと言ってましたが…。

 

アレとは比べ物にならないゴツさと存在感があるセミです。

シンシンシンと言った感じの特徴的な声で鳴くので、クマゼミの存在自体は認識しやすいですが、基本的に止まる場所が高い木の上なので、姿を確認しづらいセミでした。

 

私の生活圏内では未だにそうした状況故に、クマを捕まえたらちょっと得した気分になるのですが、自然の減少により、場所によっては公園の低木にも来る様になったため、地域によってはレアでもなんでもないようです。

あんまり見かけないセミ

 

さて、上記6種は、私が記事作成する前から良く知っていたセミですが、

調べた所、国内には下記のような連中も棲息しているようです。

ハルゼミ

丘陵地や山地の明るい林に生息している。

赤松や黒松を好む。

ヒメハルゼミ

棲息地域で言えば全国になるものの、他のセミが面で生息域が表示されるのにたいして、

発生個所が点で表示される、極めて局所的な所にのみ棲むセミ。

エゾハルゼミ

標高1000メートルほどの山地に生息するセミで、ギュオーやギーオと言った鳴き声のセミ。

コエゾゼミ

標高1000メートルほどの山地に生息するセミ。

頭を下にして止まるセミで、鳴き声はアブラゼミの親せきみたいな感じ。

チッチゼミ

山地(西日本では平地でも)の松林に多く、ぬけがらは1メートル以下の低い位置でみかける。

ヂッヂッヂッヂと、独特な鳴き声をする。

 

種によっては人の生活圏内にまで足を延ばしている物もいるようですが、どれも基本的には、山とか限られた地域にしか生息しないセミの様です。

 

私の居住地は中途半端なベッドタウンなので、道路の右には山があるけど、左には都市部が広がっているなんて場所なので、比較的自然が残っているのですが、これらの5種は見た事も声を聴いた事もありません…。

 

ガッツリ自然が残っている祖父母が住んでいた田舎でも見かけた事はありませんので、居ない所には自然の有無に関わらず居ないのはガチなようです。

近年は宅地開発も進み、年々、家の周りの自然が失われていますので、おそらく私の生活圏内でこうしたセミを見かける機会はマズないでしょう。

まとめ

 

と、セミについてはこんな所でしょうか?

基本的にペットとして飼える生き物ではありませんが、セミは昆虫採集の定番でもあります。

小学生であれば夏休みの自由研究の題材にもなるし、捕まえる事そのものが遊びの一部にもなります。

 

虫取りが上手い子供なら素手でも捕獲できますから、私が子供の頃は網など使わず、友人達と素手でセミ取り勝負をしたものですが…

絶対数が少なくなってしまった現在では、それも難しいのかもしれません。

 

とは言え、仮に捕まえた所で上記の様に飼える生き物でもありません。

捕まえるだけ捕まえたら、そっと逃がしてやりましょう。

 

この記事が少しでもお役に立てたのなら幸いです。

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