ペット爬虫類のダニ対策 原因や駆除の仕方と実際の被害

爬虫類のダニ対策爬虫類のダニ対策

爬虫類とダニ。

一見するとなんだか微妙にミスマッチな気もしますが、堅い鱗に覆われた爬虫類でもダニ野郎には襲われます。

と言うより、ペットとして飼っていると、わりかし良く起こる現象です。

 

それも1匹2匹に、体のどこか1か所2か所食われた…なんて、人間様の常識にある襲われたではありません。

全身びっしりダニまみれです…

 

多くの場合は、本体のみならずケースごと奴等に制圧されている事から、
「襲われた」ではなく、「汚染」と表現した方がイメージが近いです。

 

今回はそんなダニ野郎について、実際の被害と対処法、それらを未然に防ぐ方法まで、ざっくり解説してみようと思います。

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ダニ野郎は2タイプ存在する!実際の被害

注意点

一口にダニと言っても、かなりの種類がおりその生態は様々です。
それこそ人間の顔にだって、顔ダニなんて奴が普通に居ます(誰にでもいる無害な奴です)

そんな中で分かりやすい分類としては、血を吸う奴と吸わない奴が居る。

と言うざっくりした分け方があります。

 

実際の所、ダニ全体で言えば血を吸う奴の方が少ないです。

とは言え、目につく輩は当然吸う方なので、実害とインパクトのデカさは吸血タイプの方となります。

 

マダニの様に、血を吸って風船のごとく膨らむ奴なんて、特に嫌な印象しかありませんが…

吸わないタイプは吸わないタイプでキッツイ部分があります。

 

それは、とんでもないスピードで増殖する。と言う点。

もちろん吸う方もかなりの速度で増えますが、吸わない方は、吸う必要がない=獲物を待つ必要がない。ので、爆発的に増えてしまいます…

 

直接的な打撃を与えて来るのが吸血タイプですが、わんさか増える方も相応にキッツイ物があります…

 

実際のダニ被害

人間に関して言えば、吸血行為による直接ダメージのみならず、ヤバイ病気の媒介だったり、
アレルギー症状など色々ありますが、今回は爬虫類と言うくくりなのでそういう細かい部分は割合します。

こと、爬虫類がコレにやられると、吸血によるダメージでの衰弱が最も目に見える被害として目立ちます。

血を吸うタイプのダニが湧く事も珍しくないので、ヘビやトカゲのケースがコレに汚染されると、
鱗の隙間を狙ってガンガン挟まって、モリモリ血を吸われます…

仮に血を吸わないタイプでも、うじゃうじゃ湧いてしまい、ケースからもはみ出して部屋中に逃げ出して居たりしたら、飼い主の精神にとんでもないダメージが飛んできます…

 

とにかく汚い事を理由に発生するので、定期的な掃除をしていれば、
定番とは言え、ダニの発生は早々あり得ない自体なのです…

 

とは言え、個体への感染経験は無くとも、餌であるコオロギやマウスの掃除をサボった時、ケースに湧いた事がありますw

 

コオロギに良く湧くのは、コオロギフード(粉餌)を原因としたダニで、白~乳白色の粉ダニで、とにかく上に登る事に執着するダニでした。

 

冬場の発生だったので、温室内で発生し他の生き物のケース内にまで広がってしまい、温室の上部にわんさか集まって、地獄絵図と化しました…

幸い吸血タイプではなかったので、実害はキモイコト以外にありませんでしたが、そりゃあもう酷い物でした…

マウスのケースに湧いたダニは黒く、吸血タイプを連想したものですが、やはりこれらもマウスや人間を襲う事無く、床材の藁から湧いたものでした…

 

どちらもトニカク湧いた数が尋常ではないので、消毒作業も含め、徹底的に駆逐した苦い思い出ですw

血を吸わないタイプでコレなので、吸うタイプは絶対に遠慮したいところですねw

 

また、昔バイト先で換気扇に鳥が巣を作った時、鳥自体が汚染されていたのか、
巣で爆発的に増えて換気扇からダニが流れ込んできた時がありました…

白い壁にウジャウジャと黒いダニ…もう卒倒もののグロさです…

鳥は意外とダニに感染し易いのか、子供の頃、路上で人間から逃げないセキレイを捕まえた時も、
私の手にぶわー!っと一斉に何百と言う黒いダニが腕へと移って来た事もあります…

 

人間の子供が素手で捕まえられる程に、鳥が弱ってたワケですから、
そんなもんが一斉に自分の手へとなだれ込んできたら、そらもう、ものすごい発狂ものの地獄絵図です…

ダニが好む爬虫類の部位

爬虫類は鱗でガードされているので、少々の事では弾き返せますが、大量に湧いたダニではどうする事もできず、鱗の隙間や肛門、わきの下など、柔らかい所に大挙して押し寄せて来た連中にやられてしまいます…

ダニ発生の原因(基本編)

 

爬虫類にダニ

 

一番良くあるのは、掃除をサボった事による不衛生な環境による発生です。

特に温度&湿度が高くなる初夏~初秋にかけては、ダニの繁殖スピードも卵の孵化も早いので、爆発的に増える事があります。

まさにダニバイオハザードですw

多くの場合、床材から湧きますが、これは元々床材にダニ本体やダニの卵が付いたり、
不衛生な環境から、家に居るダニが集まって来て増えたりと、原因は色々です。

とは言え、不衛生な床材を巣にして増える。と言う原因は共通しております。

また、原因が多岐に渡るので、一概に不衛生だから湧くとも限りません。

ダニ発生の原因(例外編)

爬虫類専用のウッドチップやウッドシェイブを使っても、元々ダニやその卵が付いている事は少なくありません。

これが湿気に当てられて一斉に孵ると、床材を変えた次の日にダニバイオハザードが起きていた!?なんて悲劇もあり得ます。

 

既にダニ対策がなされている専用床材もありますが、明確にそう書かれているものならともかく、市販品でも記述が無い物は多いです。

 

市販の物でもそうなのですから、自身でかんな屑や木屑を再利用した…なんて場合はさらに危険度が跳ね上がります。

不衛生を基本としたダニなら、掃除のおサボリをしなければなんとかなりますが、どうにもならないのが、こうした元々の問題です。

 

また、素材のみならず、野生個体そのものが元々汚染されていた時です。

日本の自分で捕まえた爬虫類は元より、ペットトレードに乗った外国の爬虫類でも、元々は野生の個体である事が少なくありません。

 

と言うより、人工繁殖された個体の方がまだまだ少なく、専門店で売っている個体のほとんどが野生個体(WC)です。

こうした野生の個体は、元々ダニに感染している事が少なくありません。

 

それらのダニは湿度&温度環境の良い飼育下に来た事で、水を得た魚状態になり、一気に活性化します。

野生下では、広い場所での水浴びや砂浴びなどで、個体自身がある程度対応できるのに対して、飼育下ではそういう行動もとり辛いので、二重に不味い状況となります。

 

飼っている個体が、脱皮前でもないのに、水飲みの中にいつまでも浸かって居たりしたらダニを疑ってみましょう。

また、脱皮の皮がいつまでも放置されていたりすると、ダニの格好の餌となります。

 

野生個体が背負ってきたダニは、高い確率で吸血タイプなので、これらが一気にケースで爆発すると、最悪、飼い主にも被害が及びます。

ケースの中が汚染されているだけならまだしも、発見が遅れれば、そこを拠点として部屋中、最悪家中が汚染されます…

 

早々ある事ではありませんが、可能性としては十分考えられるので、気になる場合は、新しい個体を入手した時には、必ずダニのチェックをした方が良いでしょう。

主なチェック箇所

連中は鱗の隙間や肛門、手足の付け根、わきなど、とにかく柔らかい場所を狙って噛みつきます。
蚊などと違い、少々小突いた程度では逃げない事もザラで、自分が満足するまで吸血してきます…

 

その為、1匹の滞在時間が長く、アチコチにブドウの如くくっついてる可能性が否定できません…

小さな物からそこそこ大きい物まで、本当に色々な奴が居る為、注意してよ~く観察しましょう。

とは言え、専門店に並んでいる連中は、既にそうした事を熟知したプロが検査を済ませた後なので、
買った個体であれば、ほとんどそうした心配はありません…(あくまでほとんどですw)

 

自分で捕まえた個体であれば、入念なチェックを心掛けましょう!

爬虫類ペットがダニにヤラレタ時の処理方法!

1匹2匹、大きい輩がくっついていたのであれば、ガスコンロ等で熱したピンセットの先や針で焼き殺したり、
ピンセットで摘まんで引っぺがすのも良いでしょう。

 

良く、引っ張るとダニの牙や口が傷口に残るからNG! なんて話も聞きますが、1匹2匹の小さい牙が残った所で、傷が治る時の筋肉の盛り上がりで抜けたり、脱皮の時に傷跡もろ共抜け落ちたりするので、気にする必要はあまりありません。

 

NGと言えばNGかもしれませんが、ダニが自然に落下する=それは吸血の完了を意味するので、個体の衰弱は当然増します。

また、いつの間にか落下と言う結果になれば、当然、そのダニは行くえをくらまして、どこかで増えるので、家じゅうに火種を抱えてしまう可能性もあるわけです…

 

大事の前の小事として、傷跡に牙が残る可能性ぐらいは「やむなし」でしょう…

 

1匹2匹ならこうした直接対応ができますが、全身にバスバス噛みつかれている場合はもうこれではついていけません…

そこまで感染が進んでしまった個体は、飼い主の民間療法ではなく、病院へ連れて行くのが正解です。

 

一応、アルコールや酢を使った方法もあるにはありますが、いずれにしても、表面的な対処療法になってしまいます…

爬虫類ダニを完全に駆除する為の対策

爬虫類のダニ対策

目に見えてダニがいる状況は、言ってしまえばそれ自体が末期です。
個体やケースが汚染されてる感はなくても、1匹2匹がブラブラしていただけでもアウトです。

 

床材やケース細かい隙間、あるいはその周辺まで目に見えない数の連中が潜んで居ると思って良いでしょう。

 

特に不味いのは、個体のダニを取り除き、ケースを洗い、床材を変えたから大丈夫!と言う考えです。
これでは、数日から数か月で再び同じ悲劇が起こります。

 

ケースは完全に熱湯&アルコール等で完全消毒して、個体は病院でダニ処理をしてもらい、床材は未開封の新しい物を購入して買える必要があります。

袋に残った未使用の床材も捨てます。もしかしたら、そもそもその床材がダニの卵だらけで原因かもしれないからです…

湿気が加わる事で卵が孵化して発生!と言うのも黄金パターンなので、念には念を入れましょう。

 

ダニはとんでもない勢いで増えるので、個体が目に見えると言う事は、すでに卵をごっさり産んでいる可能性が高いです。

大量に産まれた目に見えない卵も処理しなくては意味がありません…

特に忘れがちなのは、蓋です。

熱湯に付けるのは、ケースのみならず、中のシェルターや水のみなど、あらゆる物を消毒しましょう…

できれば、ケースを置いてあった場所付近も、アルコール等で消毒するのが良いでしょう。

 

ここまでやっても、1度ダニ野郎の発生を許すと、再発することはザラです…

まとめ

まとめ

爬虫類のダニ問題についてはこんな所でしょうか?

とにかく不衛生な環境さえ回避すれば、ダニバイオハザードは早々ある事ではありません。

ですが、それでもこれだけ良く聞く定番ネタと言う事は、
それだけキチンと掃除ができていない飼い主が多いと言う事でもあります。

 

  • 綺麗で清潔な環境を維持する事

 

これだけでダニ汚染の9割を防げると思って良いでしょう。

元々床材が汚染されていたとか、個体が背負ってきたとか言うのは、残り1割程度の極々稀な話ですw

 

実の所、爬虫類飼育の定番迷惑野郎と言われるダニですが、私は1度も個体が汚染された事がありません…もう20年以上ヘビやらトカゲやら飼っていますが…1度もです。

なので、ここまで書いて来た内容は、あくまでよく聞く話&対処方法ですw

えらいこっちゃ!が現実にならないよう、めんどくせー!掃除ですが、普段からこまめに目配り気配り、定期的にダニの嫌う環境作りを心がけることが大切だと書きながら改めて思いました。

 

この記事が少しでもお役に立てたのなら幸いです。

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