アメフクラガエルの飼育方法!餌や寿命、設備など初心者には難しい点も多い!

アメフクラガエルアメフクラガエル

独特な体型で非常に人気の高いアメフクラガエルですが、見た目のみならず、その生態も、かなり独特です。

と言うのもこのカエル。。。

 

基本的に食事と繁殖の時以外、土の中から出てきません…

潜りっぱなしですw

ツノガエルの様に目だけ出して獲物を待つスタイルではなく、完全に潜りっぱなしなのです!

 

初心者には、簡単に飼育出来ないかもしれません。

なので今回は、どうしてそんなに飼育が難しいのか?

人気者だけど非常に癖の強い、アメフクラガエルの飼育方法全般について徹底解説してみようと思います。

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アメフクラガエルの入荷・値段は?(販売店・ネット・注意点)

 

アメフクラガエルの値段は?(販売店・ネット・注意点)

 

まずは、アメフクラガエルの値段についてですが。。。

アメフクラガエルの日本での流通時期は、11月前後から2月ぐらいがピークとなります。

現地で雨季が訪れて、繁殖の為に大量に地表に出て来た個体達が捕まって日本にやって来ますw

 

ですが、この時期以外は完全に流通が止まります。

普段は土の中からまず出て来ないので、現地でも捕まえられないのです…

 

これ以外の季節に売っている個体は、基本的に入荷から時間が経った売れ残りです。

売れ残りと言えば聞こえは悪いですが、逆に裏を超えせば、彼らはショップで完全に餌付いた優良個体です。

 

アメフクラガエルは、餌付かずに死ぬ事も少なくありません…

ピーク時から外れた時期にショップに居る個体は、餌付いたことと、周囲から流通が途絶える事から、時間が経てば経つほど値段も上がります。

 

入荷のピーク時は1万円前後ですが、タイミング次第では、2万円近くまで値上がりする事もあります。

入荷の直後では餌付いていない事も多々ありますので、

必ず、ショップで 餌 を食べているのかどうかを確認してから買う事をお勧めいたします。

どこで買うの?

アメフクラガエルは爬虫類両生類専門店で購入する事となります。

両生類なので、生体通販が厳しくなった現在の法律でも、ネットを利用しての購入が可能です。

アメフクラガエル A ※通販可

アメフクラガエルの飼育方法と飼育設備!

 

アメフクラガエルは、既にある程度基本的な飼育方法は分かっているものの、長期飼育となるとまだまだハードルの高い種類です。

 

今回ご紹介する内容は、地中性のカエル全般に言える、あくまで基本の飼育スタイルなので、アメフクラガエルに最も適した飼い方と言えるのかはわかりません。

 

イマイチ検証も足りていないので、あくまで今回ご紹介する飼育方法は、我が家で最大6年生きた飼い方となります。

 

野生個体で、導入した時には既に繁殖可能なアダルトだったので、寿命なのか、飼い方の基本がイマイチ適していないのか…はたまた単純に病死だったのか…は、わかりませんが…

 

今後飼育の検証が進み、アメフクラガエルに適した飼い方が確立される可能性は十分ありますので、参考程度にしてもらえれば幸いです。

飼育に必要な基本設備

 

アメフクラガエルは、5センチ前後のわりと小さなカエルです。

・プラケース(中~大)

・床材(黒土やピートモス、ヤシガラ土等)

・フィルムヒーター(冬場の保温用)

・水入れ

最低限の飼育設備でよければ、これだけで十分飼育可能です。

アメフクラガエルの設備 ①床材

 

アメフクラガエルに限らず、地中性のカエルを飼育する上で最も重要なのは床材の敷き方です。

多くの時間を土の中で過ごすので、ここが適したものでないと、かなりあっけなく状態を崩し、そのまま餌も捕れずに死にます。

良く言われる方法としては、床材の表面が乾燥気味で、底に行く程湿っている環境を作ると言う物があります。

 

キナコマブシワラビモチガエルなんてネタ名が付けられる様なカエルなので、平時の質感は、さらさらしたモチ取り粉が付いた餅の様なカエルになるのが理想で、調子の良い環境で飼っていると、ヌメヌメしたカエルにはなりません。

 

このさらさら感は、乾燥した土が付着した物なので、主な生活圏は乾燥した部分となります。

とは言え、カエルなので乾燥し過ぎると死にます。また、びちゃびちゃになり過ぎても調子を崩します。

 

アメフクラガエルは、適度な湿り気があるものの、乾燥した部分が大半…こんな環境を求めて来ます…

 

野生下での主食は白アリと言われておりますので、サバンナや草原にあるアリ塚の中やその周辺などが、野生での住処なのでしょう…

飼育下でもこれを意識して再現する事になります。

アメフクラガエル ②床材の敷き方

 

床材は、全部で高さ20センチほどまで入れます。床材と言うか、ケースの中はもうほぼ土ですw
中サイズのプラケなら、7割から8割が土で埋め尽くされます。

この土を最低でも湿った部分とそれ以外の部分に、階層ごとに別れさせます。
(できれば、湿った部分、普通の湿り気、乾燥の3段階は欲しいです…)

 

まずは5センチほど、握ってやや手に付く程度に湿らせた土を敷きます。
(我が家では黒土とヤシガラ土を、7:3ほどに混ぜた物を使用しておりました)

底に行く程湿らせるので、最底辺は保湿効果の高い土にした方が良いでしょう。

残りは適当に黒土を放り込みます。

 

そこから水分を吸収する形になりますので、上部に行く程乾燥する形になり、勝手に湿り気の段階がわかれてくれます。

アメフクラガエル ③床材の維持

 

床材の水分の補給時には、底だけ湿らせる必要があります。

角にストローなどを底付近まで突き刺しておき、そこからゆっくり補給すると乾燥部分を潰さずに補給できますが、底が十分に湿っていると、水分がなかなかストローから出て行かないので、非常に時間がかかります…

 

横から見て、底の方も乾いてきたなぁ…と分かる様な床材の色になったら、メンテナンスついでに全部取り換えて1からセットしなおすのも良いでしょう。

水入れ

乾燥した環境に住むとは言え、必ず水場を設けて乾燥から逃げられる部分を作っておきます。

 

あくまでカエルに選ばせる必要があるので、アメフクラガエルの水分補給は霧吹きなどを使うのとNGです。
せっかく表面が乾燥した床材になっているのに湿ってしまう点でもいただけません…

 

常に綺麗な水を入れて置き、カエルが水に入った形跡が分かる様にしておきましょう。
身体が土まみれなので、軽く入水しただけで水が汚れるので、使ったかどうかが分かりやすいです。

 

毎晩の様に入水した形跡があるのなら、床材の作り方や湿り気、乾燥具合などが適していない可能性があります。

 

アメフクラガエルの床材について、さらに詳しくは↓こちらをご覧ください

アメフクラガエルの飼育 床材!おすすめや代用品、床材管理の仕方

 

アメフクラガエルの餌

 


アメフクラガエルは体も小さいですが、カエルにしては口も小さいです。

上下の稼働域も狭いので、なおさらそう感じます。

 

小さな餌を大量に捕るタイプの捕食者なので、非常に餌の範囲が狭いです…

口に入るサイズならなんでも食べますが、ピンセットから与えるのは困難なので、餌を与える時の基本は、自然とばら撒き給餌になります。

 

※ 極稀に浅い土での飼育に慣れてしまっている個体では、ピンセットから食べる事もありますが、そうした個体は飼い主がすでにアメフクの飼育に慣れて居たり、個体がその素質を持っていたと言う非常に限られる状況です。

基本的には無理だと思った方が良いです。

餌は毎日「何を」どんなタイミングでどうやってあげるの?

口に入る小さな昆虫ならなんでも食べますが、現地では主に白アリを食べていると言われております。

飼育下では白アリなんて用意できませんので、基本的に孵化直後のコオロギ等の超小型の餌を大量に与える事になります。

 

若干育ったコオロギや小さなレッドローチでも口に入るサイズなら食べますが、頭の大きさに反して口の小さいカエルなので、想定よりかなり小さめの餌を与える事となります。

 

元来の食性が白アリメインなので、うじゃうじゃいる小さな餌ほど好む傾向にあります。

餌を食べない場合は、極端にサイズを落としてから与えてみましょう。

 

この性質上、餌の選択肢が非常に限られるので、同じ餌を与える事が多くなりがちです。

各種サプリメントを使いつつ、できるだけ野外採取した虫も与えましょう。

 

概ね7日~10日に1回、少し食い残す程度の餌を、ケースにばら撒く形で給餌します。

コオロギであればSSサイズ~Sサイズ相当の物を与える事になります。

 

動く虫で口に入るサイズであればなんでも使えるので、コオロギに限らず、小さな虫を色々与えましょう。

SSサイズのコオロギであれば、5匹~10匹ほどケースにバラ撒いておきましょう。

孵化直後のマイクロサイズのコオロギであれば、もっと多めでも良いです。

広いケースであればあるほど、接触率を上げる為に多くばら撒く必要がありますが、流石に狭いケースで大量に撒くとカエルが一斉に襲われる事もありますので、中サイズであれば10匹程度を限界値にして、減り具合で調整しましょう。

 

土の中で暮らしているので、餌を捕るのはカエル任せになりますから、サプリを餌に使っても、食べる頃には餌の体からふりかけたサプリが落ちてしまっている時も多々もあります。

 

ガットローディング(餌の餌を高栄養化の物にして栄養価を高める)すると、今度は餌が育ってしまうので食べられないサイズになる速度を速める事となり、大量に自家繁殖している場合でもない限り、無駄な出費がかさんでしまいます…

栄養バランスと供給のバランスを維持するのが困難なので、可能な限り、野生採集の虫なども使うと、双方のバランスを維持しやすいです。

 

庭先の石の下などに居る小さな虫などを、おやつ感覚で与える事をルーチンとして組み込んでおきます。
野外採集の虫は、農薬や殺虫剤に汚染されている事もありますので、そうした心配のない所で採集した虫のみ使いましょう。

アメフクラガエルが可愛い? 注意!鳴き声だけで飼育を決めないで

 

アメフクラガエルの可愛い鳴き声だけで飼育を決めないで!

 

アメフクに限らず、地中性のカエルは床材の環境が合わないと餌も捕らず死ぬ事が少なくありません。

それに、カエルに似つかわしくない容姿だし、鳴き声までも可愛いからと言って、安易な購入はお勧めできません。

まず間違いなく、カエル初心者では死なせます。

 

また、外国のカエルなので、冬場は温める必要があります。

幸い土の中に居る事が多いので、多くの場合はフィルムヒーターをケースの底に敷くだけで保温が行き届きますが、極寒地域で温まり切らない場合は、ケース自体を発泡スチロール等で囲う必要もあります。

 

また、最低限の飼育であれば、中サイズのプラケで上記の環境を作るだけで飼えますが、飼育者がイマイチ匙加減がわからなかったり、カエルの性格的にこうした環境が気に入らなかったりする事も多いです。

そこでお勧めなのが、必要以上にでかいケースで飼う事です。

 

僅か5センチ程度のアメフクに対して、大を超えた、特大サイズのプラケを使用してみましょう!

良くある横長タイプではなく、27×43×35cm ぐらいの底面積の広いタイプの特大です。

 

中サイズのプラケでは、底と表面、高さのみでの環境差しか作れませんが、広いケースで飼えばそれだけ色々な環境が作れます。

部分的に湿り気の強い所や、普通の所、乾燥した所、等の差をつければ、横の動きでカエルが好きな所を選べます。
ある程度手を抜いたり、イマイチ勝手がわからずとも、カエルの方が自分に適した環境をその時の気分で選べるのでトラブルが少ないです。

本気でアメフクを飼いたい場合は、とにかく大きなケースで、床材の深さと広さで、多重に湿り気具合の差を作って、彼らに居場所を選ばせてやりましょう。

 

なにしろアメフクは、人によって乾燥を好むと言う人と、やや湿った環境を好むと言う人で、意見が別れる事も多々あるカエルです…

生息地域が、草原や乾燥したサバンナ、森林など多岐に渡る様なので、現地で捕まえた場所なども関係しているのかもしれません…

 

また、同時飼育が可能なカエルではありますが、基本的には1ケース1匹にした方が良いです。

彼らにはお友達感覚も、寂しいと言う感覚もありません。身近に居る同族はストレス以外の何物でもありません…

 

群れを形成する類の生き物ではないので、ペット屋でだんごの様にストックされている様な環境は、一時的には良くても、長期飼育を想定した場合、イマイチ好ましくない状況と思って良いです。

アメフクラガエルの寿命と日常について

 

 

アメフクに限らず、地中性のカエルは基本的に土の中から出て来ません…

状態良く飼えば飼うほど出て来ません…

 

餌を捕るのは夜中に家人が寝静まった深夜や、人の気配がない時です。

つまり…ペット屋から自宅に連れて帰っても、お姿が見えない事の方が多いです。

むしろ土の入ったケースが置いてあるだけ…なんてのが、状態良く飼っているアメフクの日常です。

 

餌も大量にケースにばら撒くタイプなので、お食事の瞬間が見れないどころか、下手したら延々餌が生き残っているケースになり下がります…

 

動画や画像に出て来るアメフクは、土の中から無理やり掘り起こされたカエルです…

 

ペット屋等で、比較的浅い土で飼われている物は、お客に姿が見えないと売れる物も売れないので、展示用&管理用にギリギリのラインを作っている為です。

そっくりそのまま、自宅で同じ環境で飼うと、最初は良くても遠からず状態を崩してしまいます。

 

中にはそのまま飼っても平気な奴もいますし、餌食いの瞬間や姿を見られるのも、こうした、浅い土で飼うメリットではありますが、いずれにしても長期飼育を考えたら潜らせる必要があります。なにしろ野生下では50センチ以上潜る事もあると言われていますから…

アメフクラガエルの寿命は?

寿命は10年以上生きるようです。小型のカエルとしてはかなり長生きする方です。

ですが、ライトユーザーの大半は1年以内に死なせます。

 

3年も飼育できれば良い方でしょう。

5年を超えたら自慢しても良いと思います。

 

日本で売られているアメフクラガエルは、基本的に野生の捕獲個体のみなので、既にアダルトサイズに育った親が日本に入って来る事になります。

現地でどの位生きた個体かは判断がつきませんので、正確な年齢がわからないのがデフォです。

 

アメフクラガエルは、カエルの飼育に慣れてる人でも、わずか数年で死なせる事が多いですが、中には地中性のカエル」の飼い方を完全に把握している人であれば、これほど飼育が簡単なカエルもそうは居ない!と豪語する事もあります。

 

飼育下の寿命は、飼育者の腕によりけり…という事になります。

それに、いつの間にか土の中でお亡くなりになっている事もあります。

私の場合、飼い方の基本がイマイチ適していないのか…はたまた単純に病死だったのかが解らないですが、6年程生きました。

 

カエルは土の上で死ぬと即分解されるので、上下左右全てが土の中で逝くと、気が付いた時には骨すら残ってない事があり、小さなアメフクでは完全に分解される速度も速いので、死んだ姿さえ拝めない…なんて可能性も大いにあります。

ぶっちゃけ、人気に反してペットとしては全くお勧めできないカエルです…

 

珍妙な生き物を取り挙げる系の書籍の火付け役にもなった、一昔前のベストセラー、早川いくを著の「へんないきもの」にもその姿がありますが、当時からこうした闇の部分が指摘されている生き物でもあります。

アメフクラガエルの飼育 まとめ

アメフクラガエル

アメフクラガエルの飼い方についてはこんな所でしょうか?

とにかく、飼っていて面白い生き物ではありません。^^;

 

飼い主が見て楽しむ為には、カエルにストレスを与える環境が必要で、カエルが快適に暮らすには、飼い主がストレスを受ける生き物です…

繁殖だって容易ではなく、現状、ほぼすべてのアメフクは現地で捕まえた個体です。

 

カエルに似つかわしくない容姿で可愛いからと言って、安易な購入はお勧めできません。

まず間違いなく、カエル初心者では死なせます。

 

そうした厳しい飼育面(楽しみが無い)を知らない初心者ほど食いつきが良いので、安易に「可愛い推し」でお勧めしてくるペット屋は信用できない(あるいは飼い方をマジで知らない)と思って良いでしょう。

 

まぁ、販売面で言ったら、時期物の安定品目なので、特に店員が勧める必要もなく勝手に売り切れるでしょうが…

飼い方を聞けば、良心的な所では初心者には難しいと言ってくれるはずです。

この記事が少しでもお役に立てたのなら幸いです。

 

 

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